キリスト教の祭日が休日であることの多いフランスなのに、復活祭(Pâques)前日の「聖金曜日(Vendredi Saint)」は休日(Jours fériés)にあらず。

 

 

多くのヨーロッパの国では、この聖金曜日から、復活祭翌日の「イースターマンデー(Lundi de Pâques)」まで、週末の4連休を家族で過ごし、チョコレートエッグを食べるのが習慣。

 

でもフランスではアルザスを除き、大半の地域が土曜日から月曜日までの3連休。

 

5月9日(今年)のキリスト昇天祭(Ascension)、8月15日の聖母被昇天祭(Assumption)、11月1日の万聖節 (Toussaint)といった、キリスト教の祭日はお休みなのに、なぜ聖金曜日は休日でないのか?

 

フランスで聖金曜日が休日でなくなったのは、正式に政教分離政策(sécularisation)が導入された1905年の翌年から。

 

しかし導入当時、ドイツに割譲されていたアルザス・ロレーヌ地方のオ=ラン県、バ=ラン県、そしてモゼル県では、1918年にフランスに返還となった後も、現在に至るまで聖金曜日が休日。

 

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いつも学校休暇と重なって、忘れがちな休日がイースターマンデー。今年は復活祭が早いので、休暇より先に。

 

未だに祝日の大半がキリスト教の祭典なのに、なぜ聖金曜日だけ外したのか?どうせ4連休だから、1日外しても国民から、大きな非難を浴びずに済むとでも思ったのか?!

 

 

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