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![]() 「ムキ。」 浦木、顔をコクリと。 「うん。…って言うか、いないんなら、いないで、そのまま表情を変えずに…、むしろ、ううん。首を振って。…それだけでいいじゃない。ホントにいないんなら、普通はそんな感じ…???…でも、そんな大袈裟な表情、姿勢。…もしさ、お店に入ってきて席に…。その時、座る前の、その席。ひとつのお皿に小箱にリボンって言うのがあったらどうする…???…心当たりの女性の心境。うそ。うそうそうそ。って、そりゃまあ~~。びっくり仰天だよ~~。次の週の同じ曜日が誕生日。な~~んてね。そういう表情、姿勢と、今の真鍋さん、そっくり。」 小室、浦木を見て、 「…ってか、凄い想像力。かかかかか。」 そして、 「…と、言うか、うんうんうん。今のリアクションだと、眞鍋さん。」 そして、微笑みながらも、 「遂に、好きな人、出来たか~~~。ははははは。」 そんなふたりにいきなり顔を両手で覆いながらの睦美、 「あ~~~~ん。」 浦木、顔をニコニコと崩して、 「はははは。はいはい。図星でしたね~~。あん。でも、良かったじゃな~~い。ははは。40前にして、結婚出来る~~。…で…???…お相手の人は…???」 小室もニコニコと、 「うんうんうん。」 「でも。」 浦木。 「何だか、眞鍋さんって、物凄い素直~~。…って、言うか~。ん~~。何だか、嘘が付けないって言うの…???」 志奈子を見て。 小室も、コクリと。 「うんうんうん。」 浦木、眞鍋に、 「…で…???」 顔を傾げて、 「お相手の方は…???」 ニッコリと。 睦美、多少は観念したようではあるが、 「あん。それはだめ。」 顔の前、両手で×を作って。 途端に浦木、小室、 「え~~~ぇえ~~???」 そして浦木。 「まっ。でも…。その内ね。」 志奈子を見て。 小室も、 「うん。」 「当然。」 浦木。 「その人と、今、お付き合い、している。」 瞬間、睦美、また赤くなり、顔をコクリと。 浦木、椅子の背もたれに深く、 「お~~~。」 小室、 「じゃあ~~。何度か、デート。な~~んて。」 その声に睦美、逆に僅かに両眉に皺を。そして、顔を傾げて、 「デート…。…???」 そんな眞鍋の表情に、また浦木と小室、 「うん…???」 小室、 「付き合ってるのに、デート、してないんだ…???」 キョトンと。 睦美、困ったような顔をして、 「デート…、って言う、デートは~~。ん~~~。」 浦木、小室、 「はい…???」 睦美、顔をコクリと。 「はい。してません。」 浦木、小室、同時に、 「ません。」 小室、 「…って…???…はい…???」 尚江を見て。 浦木も、両眉に皺を、 「うん…???…って言うか、それ…、大丈夫なの…???」 瞬間、睦美、赤くなった顔で今度はニコニコと。そして両手を前でひらひらひらと。 「あ、はい。はい。えぇ。大丈夫です。」 「…って、言う…。…その根拠は…???」 そこまで言われての睦美、顔を崩しながらにして、 「ん~~~。そう…、言われると~~。ん~~~。困るん…、だけど~~。」 ふたり同時に、 「困る。」 またまた睦美、困ったような顔をして、 「ん、ん~~~。…と、言うか~~。…まだ、ふたりでは、デート、してない。」 瞬間、浦木、小室、 「え~~ぇえ~~???」 お互いに顔を見せ合いながらも、どちらからともなく、 「…て、今、お付き合い。」 「う。うん。うんうんうん。」 睦美、困った顔のまま、 「え、え~~と~~。」 顔を傾げて、 「お付き合い…って言うか~~。デートって~~。うん。まだ…。してない。」 間髪入れずに小室、 「いやいやいや。…って。それ…。本当に、大丈夫…なの…???」 浦木もその声に、コクリと。 「うんうんうん。」 睦美、僅かに下唇をビロンと。そして眉間に皺を。そして、顔をコクリと。 「だい、じょうぶ、です。はい。」 浦木、 「…って…。」 小室を見て、また眞鍋を見て、 「あ、いや…。…だから、その根拠は…。」 一拍置いて。 「…って言うか~~。何だか、申し訳なくって~~。あ、いや。眞鍋さんを虐めている、訳じゃないんだけど~~。」 また小室を見て。 小室も、 「うんうんうん。」 「話の成り行き上…。ねぇ~~。私たちの、結婚を薦める…。そんな…、話しの中で。」 睦美、 「あん。」 ふたりに。 「でも、大丈夫です。しっかりと、お付き合い。」 小室、 「だから。」 「もぅ。」 睦美、 「その方のお宅に何度かお邪魔して、一緒に食事も。」 瞬間、小室、浦木、目を真ん丸にして、 「うそ。」 睦美、顔をコクリと。 「はい。ほんとうです。」 「凄~~い。デートもなしで、いきな相手の家に。しかも、一緒に食事~~。」 ようやく表情が柔和になった睦美。ふたりに、 「はい。」 小室、いきなり、 「…って言うか。」 目を真ん丸に。 「眞鍋さん、いつの間に、そんな…。お付き合いって…。」 その声に睦美、 「ん~~。ここ、2週間…、くらい…???」 「うそ。」 ![]() ママでいい…。 vol,187. 「何だか、眞鍋さんって、物凄い素直~~。」 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.01.26 08:56:32
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