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THMISmamaの~お洒落の小部屋~

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2024.04.21
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カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート  「おや。スマホで何か…???」
休憩ブースに入ってきた小埜瀬。

悠里、
「あん、リーダー、今ね、優維香のおかあさんが勤務している化粧品会社が参加しているコンペ、見てるんです。」

優維香、コーヒーを一口。そして、
「うん。」

小埜瀬、
「化粧品会社のコンペ。」
そう言いながら小埜瀬、優維香と悠里が見ているスマホに上体を優維香の方に傾けて、
「ん~~~???…化粧品のコンペ。へぇ~~~。…って言うか、チーフ殿の母上…、化粧品会社。」

優維香その声に僅かに左斜めに顔を、
「えぇ。」

悠里、
「優維香のおかあさんの化粧品会社は、まだなんですけどね~~。…でも、なんともドキドキ感、あるよね。」

優維香、悠里の声に、
「うんうんうん。おかあさん言ってたもん。このコンペは中々どうして~~。相手は海外だからね~~って。」

小埜瀬、優維香に、
「うん…???…海外。」

優維香、今度は小埜瀬に顔を向けて、
「うん。ここ。」
スマホに左手人差し指を、
「フランスなんです。」

小埜瀬、目と口を丸く、
「ほぉ。フランス。へぇ~~凄いですね~~。」

悠里、
「ふふ~~ん。凄いでしょ。何でも、世界ランキング12位の化粧品会社が世界ランキング3位の化粧品会社を買収するために打ち出したコンペなんですって。」

「おやおやおや。そりゃ何ともスケールが大きい。」

悠里ニコニコと、
「でしょ、でしょ。」

「…で…???…チーフの母上の化粧品会社は…???」

優維香、画面を見ながら、
「まだまだです。おかあさん、抽選で順番が決まるって言ってたから。12番目です。」

「…と、言う事は~~。日本とフランスの時差は7時間。今が…。」
小埜瀬、腕時計を見て、
「10時半。…と、言う事は、現地は夕方…。」

「朝、おかあさんからライン来て、行くよって。…多分、午後からになると思う。仕事中だから、ライブでは無理。」

小埜瀬、
「確かに。そうなりますね~~。」
そう言って小埜瀬、
「因みに、チーフの母上の化粧品会社って…???」

「エレガンサ化粧品です。」
「おやおや、人気の化粧品会社。」

悠里、小埜瀬に顔を。
「へっ…???リーダー、知ってるんですか…???」

「えぇ。まぁ…。ほら。シャアハウスにいるLGBTの人、その人もその化粧品、使っているそうです。」
そこまで言って、
「あっ。そうだ、…そういえば、柏田先生も、使っているとか…。」

いきなり優維香も悠里も、
「うっそ~~~~。凄~~い。そうなんですか~~???」

小埜瀬、
「えぇ。」

「あっ。舞桜社長~~~。」
いきなり優維香。

悠里、
「えっ…???…この人…???」

悠里に優維香、コクリと、
「うん。この社長とおかあさん、友達同士。」

悠里、その声に、
「うん、うん。」

小埜瀬、スマホの画面を見て、
「ふん。中々綺麗な人ですよね。」

その声に画面を見ながらの優維香と悠里、目を合わせながらにニコニコと。




そして…、スマホでのライブを見ている人は、こちらでも。
家の中の掃除をしながら奈菜。

そして…。柔道の稽古をしながらの峻。
「へへ。武一~~。小埜瀬さん。頼んますよ~~。」




そして、こちらでも、パソコンの画面を見ながらの須美。
優維香の幼馴染で親友でもある伊寿美の母である。
「あぁ~~んもぅ~~。サッちゃんの事が気になって仕事になんないよ~~、たく~~。」
都内、興安(こうあん)中央銀行本店での須美の今。である。




そして…、こちらの人も。顧客との待ち合わせの時間に、カフェでスマホを。
佐津香からレクチャーされてのライブ映像。伊寿美である。
画面の前で両手を合わせて、
「おばちゃん、頼むよ~~~。」


ただ…、まだエレガンサ化粧品の順番までは…。




小埜瀬、優維香に、
「チーフ殿。こういうのは…如何でしょうか…???」

その声に優維香、
「もぅ~~、リーダー、また、何処行ってたんですか~~~???」

その声に小埜瀬、
「はははは。まぁまぁ。そんなに怒りなさんな。ちょいと、気分転換に。」

「お願いですから、黙っていなくなんないでください~~。トイレに行ったと思ってたのに~~。」

小埜瀬、そんな優維香に、ニコニコと、
「はいはい。」
けれども…、
「でも…、ふらっと、出掛けた方が、何より、インスピレーションの方は…。よろしいのではないかと、思うのですけどね~~。」

そこに悠里、
「まままままま。夫婦喧嘩は後にして~~。」

いきなり優維香と小埜瀬、
「じゃない~~~。」
「いやいやいや。悠里さん。」


ここ、1週間くらいで、小埜瀬、何とかメンバーたちを下の名前で呼ぶようになってきていた。
優維香から、ある意味、口説かれたという事でも、あったが…。

小埜瀬、悠里に、
「それではチーフ殿に失礼だ。幾ら何でも~~。ねぇ、チーフ殿。」

ニッコリと見つめられての優維香、小埜瀬を見ながら顔をムギュ。








好きになれない。   vol,234.   休憩ブースに入ってきた小埜瀬。

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最終更新日  2024.04.21 05:14:41
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