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THMISmamaの~お洒落の小部屋~

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2024.04.19
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カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 優維香、
「パパの靴~~~。」
父の履いている靴を脱がせて。

佐津香、
「はいはい。」

フロアにそのまま眠り込んでいる柊真。

佐津香、優維香に、
「優維香~~。そ~~れ。」

優維香も、
「そ~~れ。」

慣れたもので、佐津香、柊真の両脇から両腕を通ってそのまま両手で柊真の両手首を。
何とか背中が浮く状態。

優維香は父の両膝を両脇で抱え込んで、
「うんしょ~~~。」

ただ、柊真のお尻はフロアに付いてはいるが…。

佐津香、
「ゆっくりとね~~。」


そして…、予めソファを斜めに。そのソファの下まで柊真を運んで。
まずは柊真の背中からソファに。
そのまま今度は優維香と一緒に柊真のお尻を持ち上げて、ようやくソファに収納。

柊真、ソファに完璧に自然体にダラリと。まず起きない。


佐津香、優維香に、
「ふぅ~~~。終了~~~。ははは。優維香~~、お疲れ~~。」

優維香もニコニコと、
「うん。ママ、おつかれさま~~。」

そんな優維香を佐津香は、頭を撫でて、
「はは。御利口さん。」

「パパ。笑ってるね。」

佐津香、夫の顔を見てニッコリと。
「ふふ。ほんとだね。」


柊真、社会人野球で、時折、飲んで帰ってくる。
かなりの酒豪ではあるが、帰りのタクシーの中では、既に、酔いが回り切っている。
そして、タクシーから降りると突然にフラフラと…。
そして何とか最後の力を振り絞っての、玄関のボタン。…なのである。

そして…、既に、体には異変が…。
まだ30代半ばではあるが、髪は白く…。
野球メンバーには、「白髪名人」と呼ばれるくらいのショートの職人である。
まず、どんな球でも、しっかりと捌く。
そのしなやかな身のこなしとグラブ捌きには、プロ級として、
多くのプロ球団からもスカウトを受けていた。
けれども柊真はそれを断固として断ってきていたのだった。
20代半ばから既に症状が現れてきたウェルナー症候群がその理由だった。
監督だけにはその症状を伝えており、生涯社会人野球をという事で貫いたのだった。
ただ、メンバーから言わせれば、プロでもしっかりとやっていける。
と、絶賛はされていたのだったが…。
そして、その実、メンバーの面倒見が良い事でも知られていた。
そして、そんな夫を佐津香は愛したのだった。
優維香もそんな父が大好きだった。

とにかく柊真、休日はマイホームパパに専念していたのだった。
メンバーからもそのマイホームパパを尊敬されて、
どうやったらそんな風に出来るのかまで相談されてもいた。
逆に、休日の誘いを断っているメンバーからは多少なりともやっかみを感じられてはいたが…。

それでも、そんなメンバーには、他のメンバーから、
「おまえ、もしお前が結婚してみろ。そん時ぁ、とにかく柊真さんを羨ましく思うぜ。俺もおまえみたいなひとりだったから、柊真さんのマイホームパパぶりをみたら全然。考え方、変わったからな。」

と、言われる始末。
とにかく柊真、休日となれば妻と娘を従い、マイホームパパなのだった。
しかも、絶対の煙草嫌い。だからこその佐津香も優維香も、
柊真の酒好きには、敢えて、歓迎もしていた。
そんな柊真だったからこそ、飲んで帰った時には、朝方までソファの上で。
そして、そのまま寝室に戻って、佐津香が寝ているベッドに潜り込むのだった。

その度に佐津香からは愛の抱擁に包まれていた。
「おかえり、パパ。」
「ただいま。」
そしてキス。

飲んだ翌日は、常に、それだった。




菜帆子に2回ほど名前を呼ばれて、
「うっ。」
目を開ける佐津香。

菜帆子、
「佐津香さん…。もしかして…、寝て…???」

佐津香、そんな菜帆子に、ニコリと、
「ううん…。」

菜帆子のスマホから愛結美の声、
「佐津香さん…???」

佐津香、
「あん、愛結美さん…。」

順平も、
「佐津香さん。」

佐津香、菜帆子に、
「ふふ。…ちょっとね~~。…昔の事…、思い出してた。…パパの事。」

菜帆子、
「あぁ~~~。うんうんうん。」

愛結美も、
「そっか~~。旦那様の…。」

佐津香、
「うん。優維香が、まだ…。」
正座したままで佐津香、自分の頭の位置に。
「こんな時にね~~。小学時代。」

菜帆子、
「うんうんうん。凄いマイホームパパって~~。」

佐津香、菜帆子にニコリと、
「ねぇ~~~~。」

愛結美の声、
「佐津香さん。私たち、菜帆子も順平も…。」

佐津香、その声に、
「うん。分かってる。」

瞬間、菜帆子、順平、そしてスマホから愛結美も、
「えっ…???」

そして佐津香、体を動かして、正座したままで小埜瀬に、
「課長。」

そんな佐津香に目をパチクリと小埜瀬、僅かに顔を傾げて、
「へっ…???」

佐津香、正座したそのままで、両手を両膝の前に付けて、
「よろしく、お願い致します。」









好きになれない。   vol,232.   佐津香、優維香に、「優維香~~。そ~~れ。」

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最終更新日  2024.04.19 06:46:28
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