閑居無線

趣味のアマチュア無線・電子工作など

リチウムイオン電池じゃないけど爆発

2018-10-07 19:05:12 | 無線

 久しぶりのブログです。
相変わらず無線機の自作を継続してやっていますが、製作に行き詰ると積ん読になっている本を読んでいます。
先日も工作デスクの前に座り本を読んでいました。 と、突然「バッチーン」と大きな音。
爆発音エ、エッ 測定器や電源が十数台デスクにあります。
大半は中古の測定器ですので、火が噴くことも考えられますが。
鼻をクンクンするもそれらしき臭いなし。
測定器用のブレーカーを見るとOFFになっています。やはり、測定器のショートが原因??
テーブルタップをテスタで導通試験をすると、ある測定器が電源OFFでも40オームくらいになっています。
これか?ということでケースを開けて目視点検するも異常ないようです。
とりあえず電源ONしましたが、動作は正常です。どうも40オームは電源OFFでも一部回路には通電されているようです。クランプメータで確認しました。
原因わからずですが、1台づつ電源ONして暫く監視しないとだめかな~ などとボォーとしていました。
何下なくデスクの前を片付けていると、
 大発見です。写真のとおり

 アルカリ電池006Pです。見事な爆発破壊です。
006Pは、積層で1.5Vセルが6本入っていますが、そのうちの3本が衝撃で数ミリ頭を出しています。うちの1本は内部が抜け出ています。

 原因は測定器を載せているスチールラックの一部分が塗装無しの金具で、そこに電池の端子が接触ショートを起こして爆発したようです。
どのくらいの時間ショート状態だったかは不明です。
こんな状態でも端子電圧は7V程度あります(笑)
爆発発火はリチウムイオン電池だけではありません。通常の乾電池でも起こります。十分注意が必要です。
ちなみに、100VブレーカがOFFになったというのは間違いで、そもそもその日はブレーカをONにしていなかったのです(笑)
この爆発は電池自体の不具合によるものではありません。私の取り扱いのミスです。

 電子工作をしていると電子部品の小爆発や発火を何回か経験しています。
タンタルコンデンサは、逆極性接続や過電圧ではボッと発火します。ちょうどマッチの火のようになります。(線香花火の最後みたいに真っ赤)
ICやトランジスタなども変な電圧がかかるとプラスチックパッケージがパチンと割れて一瞬で飛び散ることがあります。
次の写真は、MC145163というPLL用の40ピンのパッケージが割れてしまいました。ICソケットへの挿し間違いでした。
実験中何回か抜き挿ししていると慣れで見逃して失敗しました。

黒のICパッケージの中央部が割れています。 写真のタンタルコンデンサは未使用品です。

 無線を始めた半世紀ほど前のことですが、3.5MHz帯でラグチュー(おしゃべり)していると、ある局より「何か、ニオイが」と聞こえた後電波が途絶えました。
なんだろうと思っていましたが、1ヶ月ほど音沙汰なしになりました。
その後、電波に出てこられたので聞いてみると、電源部の電解コンデンサが爆発したとのこと。(直径3センチくらいの筒型コンデンサ)
部屋の中は煙と臭いで大変だったと聞きました。コンデンサ自体が不良だったのか、何かの不注意だったのかは記憶していません。

 半田付けが終わり始めて電源を入れるときは、注意が必要です。 こんなことを起こさないよう、とにかく配線間違い、周囲の配線くず、工具が接触していないかなど点検が必要です。
鼻をクンクン。目はメガネで防御です。

 発火や爆発とは違いますが、RFの大出力のトランジスタ(送信機の終段)は過負荷で逝くときには、一瞬青色の発光が見えることがあります。
初めて経験した時は、周辺の配線で起こったと思っていましたが、パッケージ内で発光のようです。  (上の写真の白いパッケージ)
ネットに同様の経験を書かれているのを見かけました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「寅さん・柴又、浅草」 を訪... | トップ | 年代物FMチューナの修理 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

無線」カテゴリの最新記事