甘い言葉より信じるべきは男の目
今回のデヴィ夫人の婚活論は、とても興味のあるタイトルですね。男性からの甘い言葉を嫌いな女性はいないですよね。でも、言葉よりも信じるべきは男の目とは? どうやら今回もとても勉強になりそうな予感です。さっそく読んでみましょう。
婚約者フランシスコ・パエサとウィーン国立歌劇場オペラ舞踏会するデヴィ夫人
「ねぇ、私のこと好き?」
みなさま、ごきげんよう。
デヴィ・スカルノでございます。
みなさんはお付き合いをしているときにこんなことを彼氏に聞いたことはないかしら?
「ねぇ、私のこと好き?」
すると、どうでしたでしょうか?
「ああ」「うん」とか男性からの素っ気ない返事に、ちょっと落ち込んだりしませんでしたか?
中には「なんでそんなことを聞くの?」「態度でわかるでしょ」
こんなことを言われたことがある方もいらっしゃるんじゃないかしら。
もう本当に日本の男性は愛に対してマメじゃないのよね。
「好き」「キレイ」「ステキ」だとか、女性を褒めるような言葉に照れてしまって言わないの。
それじゃあ、ダメよね。愛の言葉はどんどん口に出さなくっちゃ。
フランス人なんて一日中、愛の言葉を言い合っていますよ! お世辞はタダですから。
でも、日本女性も誉め言葉には慣れていないんじゃないかしら?
もし男性から「キレイだね」と言われたとき、いったいどんな反応をしてらっしゃるのかしら? 照れて無言になったりしていないかしら?
それじゃあ、男性から愛の言葉を言ってもらえないわ。
そういうときは「ありがとう」と言ってにっこり微笑めばいいのよ!
他の女性を褒めるとすねる日本女性
日本の女性は自分の彼氏や旦那さんが、他の女性を褒めるとあからさまに嫌な態度をとることが多いわ。それもダメよ!
フランスのご夫婦は街を歩いているときにステキな女性が横切ったら
「あの女性はオシャレでステキだね」「そうね、いい趣味してるわ」これが一般的な会話よ。
日本人の場合だと・・・
「あの女性はオシャレでステキだね」「他の女性によそ見して(怒)」
これでは、日本の男性が女性を褒めるようにはなりませんよ。
まずは自分のパートナーの男性が、人を褒めるクセづけをすることが大切ね。
日本もずいぶん国際的になっているけど、それでもまだまだね。
“言わなくてもわかる”人の心を察することが日本では美徳としてみなされてきましたが、やっぱり愛情はどんどん相手に伝えないと損よ。
人は褒められて伸びるもの。
褒められた方だって、嬉しいでしょう。嫌な気分にはなりませんよね。
愛の言葉はいくら口に出しても無料じゃありませんか。
どんどん愛情を言葉にして、愛にマメになることが愛されるためには必要よ。
自分の彼から愛情の言葉を引き出す方法
オシャレをしてディナーに一緒に行ったとしたら、「今日のファッションはステキだね」と男性からそう言ってもらいたいものよね。
まず日本の男性は女性を褒めることを知らないのよ。
「今日は新しい服装にしてみたんだけど、どう?」
「ヘアスタイルを変えてみたんだけど、どう?」
「このバッグはどう、似合うかしら?」
こんな感じで、自分の言ってもらいたい言葉を引き出すような会話をしていくのがいいわね。いつも相手に聞いていたら、相手から先に言ってもらえるようになるものよ!
そして男性から「可愛い」「ステキ」と言った誉め言葉をもらえたら、うんとオーバー目に嬉しそうにリアクションして差し上げなさい。
男性だってそういう女性の反応を見ることは嬉しいものよ!
愛の言葉より、彼の目が真実を語る
それでも寡黙な男性は、相手の目を見てごらんなさい。
人の目はその人の心を表すもの。
ウソをつこうと思っても、絶対にウソをつけないのが『目』なの。
昔から“目は口ほどに物を言う”という言葉があるじゃありませんか。
情のこもった目つきは、言葉で説明するよりも真実を語るの。
お相手の男性があなたに対して優し目をしてくれているのなら、それは彼の心の鏡。
あなたを心から愛しているという証なの。
これは逆のパターンにも使えるわ。
男性がいくら「愛している」と甘い言葉を言ったとしても、その目が曇っていたらその言葉は真実ではないわ。
そして、態度も注意深く見てみるといいわね。
目や態度は心の声。よっぽど女性を騙すのがうまい詐欺師でない限り、その人の心と目、そして態度は一致するの。
彼が自分に対して「愛の言葉を言ってくれない・・・」
こう不満に思ってあなたも機嫌を悪くするより、目や態度から本心を感じとることができるような女性になるとストレスを感じなくていいんじゃないかしら。
まずは、目、次に態度、言葉は一番最後。
この順番で相手の本心を見抜くことができれば、悪い男に騙される心配もないわね。
このことを肝に銘じて婚活をなさると、悪い男に引っ掛かって無駄な時間を消費する必要もありませんよ。
では、今日はここで失礼いたします。
ごきげんよう。
デヴィ・スカルノ