ジョージア工科大学の研究者たちは「The Journal of Experimental Biology」に、シー・バタフライはショウジョウバエと同じ方法で翼を羽ばたかせているという研究結果を報告した。小さな昆虫は空中で8の字に翅の先端を動かしており、彼らもこの方法によって揚力を生み出している。
彼らはシー・バタフライの翼の先端に渦巻きを確認した。David W. Murphy 氏によると、これは昆虫では検知できなかったものだ。Murphy 氏は現在ジョン・ホプキンス大学で研究をしている。彼曰く、しー・バタフライの羽ばたきを観察するのは容易であったという。というのも、昆虫であれば毎秒数百回も羽ばたくが、シー・バタフライは毎秒4,5回しか羽ばたかないからだ。
Murphy 氏は学位論文用にシー・バタフライを研究するための装置を作成した。「巻き貝は実験によく使われ、ちいさいものは1~5 mm 程度の動物性プランクトンです」と彼は説明する。