『蟹穴主義』~自分をデザインする~ | 毎日をちょっぴり生きやすくするあべもん(安部源生)のブログ

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作業療法士という生活を支える仕事をしています。講演会を全国10ヵ所以上でやっています。内容はセラピスト向けぁと筋膜、東洋医学、心理学。一般向けだとストレスケア、コミュニケーション など


蟹はどうやら、
自分より大きな穴を掘らないらしい。
身の丈にあった、
等身大の穴を掘るらしい。




来年の大河の主役、
新一万円冊の顔、
渋沢栄一は
本の中で
蟹穴主義
を心がけている
と語っています。
※1

身の丈を守れ
ということです。
それには
自分自身をデザインしていく
ことが大事だと
僕は思うのです。

世の中には
自分の
関心のあること
関心ないことがあります。




しかし、
悲しいかな
自分の関心があることは
ほとんど自分が変えられないことです。

だったら、
関心のあるかないよりも、
自分の影響できること
意識していった方が
効率的ではないでしょうか?

『キングオブ自己啓発』
と呼ばれる
『七つの習慣』
では
影響の輪
と表現されています。



他の誰かを意識するより、
まず自分を意識する。

そういった過程の中で
人は自分を
形成していくと
思うのです。

戦前・中の哲学者
三木清は
『人間は環境を形成することによって
自己を形成してゆく』
と言っています。
※2

形成する
=作る、
つまりデザインするということです。

人生は思い通りにならない事の方が
圧倒的に多い。

だからこそ、
自分が影響できる範囲内で
環境をデザインすることが
必要なんじゃないでしょうか?

大きな前進より
小さな一歩を。



※1
論語と算盤   角川ソフィア文庫
※2
人生論ノート  新潮社文庫ほか