止まっていた時間が動き出したかのように、昨年度から色々なことが再始動していますが、論文についても久しぶりに全く新しいものを執筆しています。
といっても、以前書きかけて途中で投げ出していたものを再構成した論文になりまして、基本的な装置の構造や計算自体はほぼ終わっていたのですが、例のiThenticateとの徒労に思えた格闘ですっかり論文を書くのが嫌になり、半ばあきらめていたものになります。
このiThenticate、過去の論文との文章の類似性をチェックするもので、他人の論文や自分の論文の文章をそのままコピーするとそのコピー個所を指摘するという優れものですが、自分の書いた文章というのはどうしても前の論文の文章と似てしまい、全く違う形に書き換えたと思っていても類似していると出てきて、論文を書くのがほとほと嫌になっていました。何でこんなことで悩まないといけないのだろう、という感じですね。
ただ、再始動したおかげで、研究論文についてもやはり継続して発表していかないとと思い、重い腰を持ち上げて投げ出していた論文を再度、最後まで書き進めました。久しぶりの英語執筆だったので書けるかな、とちょっと不安でしたが、まあ、何とかなりました。
で、iThenticateにかけたのですが、類似度チェックに引っかかる文章がほとんどなく、なぜこんなに少なくなったのか自分でも全く分からない結果になりました。以前と同じような文章を書いているはずが、何が違うのか自分でも全く分かりません。
ただ、類似度チェックに引っかからないということは、ジャーナルに投稿したらとりあえず通常の査読プロセスには乗るということなので、近々投稿の予定です。
久しぶりの投稿になるので、どうなることやら。
多分、いくつかのジャーナルにはリジェクトされると思いますが、ま、どこかのジャーナルには引っかかるでしょう。
ということで、ちょっと楽しみな論文の行方です。