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サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品 [アート]

今日は有楽町〜日比谷界隈までバイクで遊びに行くのでブログ活動はお休みです。
コメント欄も閉じますネ^^

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サントリー美術館で開催中の『コレクション展 名品ときたま迷品』に行ってきました。

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国宝や重要文化財に指定され、誰もが認めるような「名品」もあれば、展覧会にもあまり出品されてこなかった知られざる「迷品」もある。この展覧会ではサントリー美術館コレクションの「メイヒン」をいろいろ紹介。鑑賞者によって「名品」にも「迷品」にもなる作品を楽しむことが出来るというものでした。

コレクション展なのでね、過去に観たことのある作品が殆どだったけど、名品・迷品という観点では鑑賞してなかったので新鮮な目で観ることができたわ^^
いくつかは写真撮影が OK でした。

これは江戸時代の鞠と鞠挟。

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会場に足を踏み入れて最初に出迎えてくれた迷品?(笑)
遠くから観たときは鏡かと思ってしまったよ。そのくらいまん丸で形が良い。非常に状態の良い物みたいです。鞠は鹿皮製なんだって。

こちらの手箱は国宝。鎌倉時代の浮線綾螺鈿蒔絵手箱です。
前に展覧会で観たときに、うっとり見惚れたものなのだ。

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北条政子が愛蔵した手箱がこの世に 7 つあって、これはその 1 つと云われているよ。長い間、火災や虫害を受けずにいるのは政子が愛玩したことで霊力を宿しているからって伝説も生まれている逸品なのだ。

桃山時代の泰西王侯騎馬図屏風。初期洋風画で、右からペルシア王、エチオピア王、フランス王アンリ4世、イギリス王と云われているそうな。

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それぞれ馬がにらみ合っているように見えているのが妙に面白いのですw

ヘタウマ画だな〜って思っちゃうのが室町時代の絵巻。おようのあま絵巻。

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貧しく暮らす老法師に「御用の尼」という日用品を商う老女が訪れ、身の回りの世話をする若い女性を紹介しようとするんだけど、結局自分が老法師の妻になるという話なんだって。ヘタっぽい絵なんだけど、部屋に置いた茶道具が茶の湯の原型とみられているとか。意外なところで資料になる作品みたいです(笑)

江戸時代の色絵桜文透鉢。桜が青い釉薬で描かれているのだ。

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京都で作られた古清水なんだけど、赤を基調とする備前の有田との競合を避けて青と緑を多用したんだって。とても落ち着いた雰囲気の鉢で好み^^

江戸時代。尾形乾山の白泥染付金彩薄文蓋物。乾山の作品もパチリ出来るのは嬉しい。

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蓋は結構いびつな円形なのだ。この作品と似たような作品はどれも端正な姿をしているので、これは焼いているときに歪んだ? ってことかもしれないってw

江戸時代の飾枕もすごく丁寧な作りでした!

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竹の網目がめちゃめちゃ細かくてうっとりだよ。
昔家にあった籠枕はもっと網目が大きかったです(笑)

派手さはないけど、自分にとってはこれは名品、これは迷品なんて考えながら観るのも面白い展覧会でした^^


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サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品
2024年4月17日〜6月16日
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2024_2/


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