Ununzの夢見

夢へと向かい、私の夢は私的捕らわれから下降しきれない私の夢。ですが、あれらは想像(創造)を補う地下水脈でもあるのです

夢見【44】元コギャル、元山姥(了)

2016-09-06 17:12:52 | 夢見
(576字)
 焦げたような臭いがする。弟の背中は実際にパンなどが焦げたときと同じ炭化した状態になり、しかしそうなってる本人は全く気づいていない。

 教室の端にいる。中学同級生A代に似た男がかったるそうに口を開く。せっかく大学に入学したのに全然言っていたことと違って退屈だし、色々とサービスしてくれてもいいのにと、某三十代の女性タレントが学校のCMに出演していた際の姿を想像しての発言みたいだ。「あの女は自分のことをイケていると思って、かなり若作りの格好をしてみたらしいけど」呆れ顔で話す。学校が推し進めている新規入学者倍増のキャンペーンとして雑誌にも同様に紹介された、女性タレントの姿が紙面のまま目の前に現れる。

 肩まである黒髪のストレートを額の真ん中に分け、かなり濃い目の白塗り化粧に目の周りだけは真っ黒になっているので、パンダのようになっているのだった。黒いスウェットの上下に白黒の紙面ということもあってか、まるで死人にさえ見える生気のない表情だ。
 紙面には最近流行っている○○言葉として、軽いノリが特徴の新しい話し言葉が二三記されている。「し′」とは「じ」を使う際、もう少しニュアンスの弱さを伝えるときに利用する造語だ。「はし′」とは「恥」を軽くした感じだとか。それにしても話し言葉に関わらず、発音の仕方は結局分からなかった。


夢を振り返って:ちなみに「′」は分の記号だ