「“批判”と捉えるか?“おかしいところを指摘してくれた”と捉えるか?」
このことは、
「“精神的な病に苦しめられている”と捉えるか?精神的な病の苦しみを与えておかしいところを教えてくれている”と捉えるか?」
と共通します。
精神的な病の苦しみはあなたを苦しめるために与えられるのではありません。
精神的な病の苦しみはあなたの“思い”のおかしいところを教えるために与えられます。精神的な病の苦しみはあなたの“物事の捉え方”のおかしいところを教えるために与えられます。
与えられた精神的な病の苦しみに対してあなたはどのような思いになっていますか?
「どうしてこんな苦しみ与えるんだよ」「こんな苦しみ早く消えてくれよ」というような思いになっていませんか?
このような思いになるのは「なぜ精神的な病の苦しみが与えられているのか?」を理解できていないからです。
精神的な病の苦しみはあなたの“思い”のおかしいところを教えるため、“物事の捉え方”のおかしいところを教えるために与えられているので「どうしてこんな苦しみ与えるんだよ」「こんな苦しみ早く消えてくれよ」というような思いでいる限り精神的な病の苦しみがなくなることはありません。
あなたが精神的な病で苦しむようになったきっかけは何ですか?
ある出来事が起こってから精神的な病で苦しむようになったのではないでしょうか?
または、ある小さなことが積み重なって精神的な病で苦しむようになったのではないでしょうか?
ある出来事をマイナスに捉えることが精神的な病につながっていきます。
ある出来事をマイナスに捉えなければ精神的な病で苦しむことにはなりません。
ですから、同じような出来事が起こったとしても精神的な病で苦しむようになる人と全然精神的な病で苦しむことはない人とに分かれます。
精神的な病で苦しむようになる人は出来事をマイナスに捉えた人です。
全然精神的な病で苦しむことはない人は出来事をなんとも思わなかった人・出来事をプラスに捉えた人です。(出来事をプラスに捉えた人はその後の人生でそのことを活かせるようになります)
また、精神的な病で苦しむようになった人であってもずっと精神的な病で苦しみ続ける人と途中で精神的な病の苦しみがなくなる人(精神的な病の苦しみを活かせるようになる人)に分かれることになります。
最初の出来事をマイナスに捉え続けている人・精神的な病をマイナスに捉え続けている人はずっと精神的な病で苦しみ続けることになります。
一方、途中で最初の出来事をプラスに捉えることができるようになった人・精神的な病をプラスに捉えることができるようになった人は苦しみがなくなり、これまでの苦しみを人生を切り開く大きな武器として活かすことができるようになります。
「あなたはいつも物事をマイナスに捉えていますよ」
このことをあなたに伝えるために精神的な病の苦しみが与えられているのです。
●「“批判”と捉えるか?“おかしいところを指摘してくれた”と捉えるか?」
「“批判”と捉えるか?“おかしいところを指摘してくれた”と捉えるか?」は、先程書いた「“精神的な病に苦しめられている”と捉えるか?精神的な病の苦しみを与えておかしいところを教えてくれている”と捉えるか?」と同じです。
ほかの人に何か言われた時に「そんなこと言わなくていいだろ!」という思いになれば、何か言われたことをマイナスに捉えることになり“批判”と捉えることになります。
ほかの人に何か言われた時に「自分のおかしいところを教えてくれたんだ」という思いになれば、何か言われたことをプラスに捉えることになり“おかしいところの指摘”と捉えることになります。
何か言われたことをマイナスに捉える(“批判”と捉える)とあなたは苦しむことになります。
何か言われたことをプラスに捉える(“おかしいところの指摘”と捉える)とあなたは何か言われたことをこれからの人生の中で活かすことができるようになります。
このように見るとわかるのではないでしょうか。
あなたの周りで何が起ころうと関係ないんです。人に何言われようと関係ないんです。
あなたが生きている世界はあなたの“思い”が作っています。
大事なのは、起こったことに対して言われたことに対して「あなたがどう思うか?」「あなたがどう捉えるか?」なのです。
自分の人生は自分でどうにでも作ることができます。
その一方で責任を取るのもすべて自分です。
「他人のせい」「世の中のせい」ではありません。
精神的な病の苦しみをなくすために、つらい人生を楽しい人生に変えていくために、
「自分が生きる世界は自分の“思い”が作っている」
ということを心に留めておいてください。
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