毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

荒川~越辺川ポタリング

2024年06月02日 10時42分29秒 | 観光
ちょっと前だけれど5/19に鴻巣、吹上で花まつりが開催されました。しかも4年間封鎖されていた通称入間川TTの封鎖が解除されたとの話を聞き、喜び勇んで走ってきました。

半信半疑で国道16号を川越方面へ。

おお、ほんとだ、通れる! 4年間封鎖して工事していたのでどんなふうにリニューアルされたかドキドキワクワクで入ってみたところ、少なくともサイクリングロードに関してはほとんど変わっていないように思えました。ここを通ってまだオープン前だったので、榎本牧場を通過。

鴻巣着。一面のポピー。世代的に「くーるまーにポピー」とオール・阪神巨人師匠のCMが永遠のリフレイン。

花を愛でてから今来た道を戻って榎本牧場へ。
ここのソフトクリームが絶品! 立ち寄る時は必ずといって食べてます。
スタンプカードもあと1つで満願成就。
子牛の可愛さに癒やされて再び走ります。開平橋まで戻って入間川大橋から入間川サイクリングロードへ。久しぶりの入間川。今日は荒川、入間川から越辺川へ。
知らないとなかなか読めない越辺川。アイヌ語で「豊かな川」を意味するそう。今日はこの越辺川に掛かる沈下橋を見物に行きます。
大河ドラマや時代劇でたびたびロケ地に使われる島田橋。沈下橋は流れ橋とも呼ばれる、洪水時に流されてしまうこと前提で作られた橋。自然に勝つのではなく、負けを最小限にしようとする思想。
上流から流れてくるものが橋桁に直撃しないよう、橋桁に斜めにガードが掛かっています。橋が流れても橋桁が残ればもう一度載せればいい、という知恵。
この日の走行距離は約90km。のんびりポタリングもいいものです。
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おいでよ、日産スタジアム

2024年05月19日 20時36分16秒 | 観光
日産スタジアムはただサッカーを観るだけじゃなく、楽しい場所なのです。
トリコロールランドと呼ばれる広場にはステージやたくさんのキッチンカーがあり、音楽を聞きながらグルメやお酒を楽しむことができます。





さらにお子さん連れもご安心。キッズ、赤ちゃんへの配慮も万全。


さあ、試合を見ましょう。選手入場の前にトリコロールギャラクシー。場内が真っ暗になり、トリコロールの光が乱舞します。

どうです? みなさんもぜひ一度日産スタジアムへ足をお運びください。
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AFCチャンピオンズリーグ決勝戦ファーストレグ

2024年05月14日 12時19分17秒 | 
 午後7時キックオフだというのに、スタジアムに着いたのが午後3時。そして午後3時なのに、スタジアムにはたくさんのマリノスサポーターが。みんな同じ思いなんだな、と。
 5/11。AFCチャンピオンズリーグ決勝戦ファーストレグ。対戦相手はUAEのアル・アイン。横浜で1戦、UAEで1戦、合わせた成績で優勝を争うわけです。

 選手入場に先立ちトリコロール・ギャラクシー。暗くなった場内に灯るマリノスサポの光。大きな声援。少しでも選手の後押しになればと、わたしたちは歌い、手を叩き、声を限りに応援します。
 そして選手入場。用意された青、白、赤の紙を掲げ、場内をトリコロールに染めます。
 試合は1点先制されたものの、後半2得点でマリノス大勝利。次戦5/26、UAEで行われる試合はなんとDAZNが無料配信をしてくれる、とのこと。時差があるので、日本時間午前1時キックオフですが、もちろんTVの前で正座して見ます!
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本店道 ようこそ山田うどん食堂へ!

2024年05月05日 10時45分17秒 | 観光
GWです。さあ、お出かけしましょう!
でも、どの観光地も大混雑、何をするにも長蛇の列。そんな大変な思いをせずに楽める、それが本店道。そう、チェーン店の本店に行くのです。
もともとこちらのブログでやられている方がいらっしゃってて、それをラジオで知り、なるほど、これは素晴らしい趣味だ、と。
https://1goten.jp/

このブログに触発され(広さも深さも到底及びませんが)、長崎市とはいいながら、長崎駅から約10kmほど離れたリンガーハット発祥の地を訪れたりしておりました。
今回は所沢駅から歩いて20分、山田うどん食堂本店へ。
レストランの上には本社機能も。

素晴らしい面構え。GWなのにほとんど待たずに入店できました。観光とは本人の心次第。なにしろこのブログ自体「毎日が観光」なのですから。

この日は大変な暑さ。ほんとはタンメンを食べたかったのですが、もう暑さにくらくらした頭は自然と冷やし中華をはじめました。冷やし中華と鍋焼きうどん、皿うどんって、ひとり暮らしの人間にとっては具材の多彩さゆえ難しい料理なんです。なのでお店で食べるのが吉。

これはかつて行田バイパス店で食べた味噌タンメン。野菜がシャキシャキで大変おいしいのでした。
混雑を避け、ちょっとした観光気分。本店へ行ってみませんか?

見出し写真は10年くらい前、本店ではなく、工場で行われた催しのときのものです。
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臆病者の自転車生活

2024年04月29日 11時46分30秒 | 読書

 安達茉莉子「臆病者の自転車生活」

 このブログで時々サイクリングのことを書かせていただいているのですが、実はわたくし、40になるまで一切運動をしたことがない超インドア人間でありました。山登るとか、前世でどんな悪事を働いたらそんな目にあうんだろう、などと思っておりました。

 そんな人間ですが、ある時荒川サイクリングロードなるものを知り、そこから自転車に夢中。それまで思ってもみなかったいろんな思い出とともに生きることができました。自転車を知らなかったら味わえなかった感情、思考、それから努力したわけではないのですが、15kgの減量。自転車に人生を豊かにしてもらいました。

 著者も同じような状態で自転車と出会ったのでした。

心に怯えた犬を飼った臆病者でも、自転車に乗れたし、むしろそんな人をこそ軽々と遠くに連れていってくれるのが自転車だ。生活の足にするだけではなく、自分の足で遠くまで行く喜びに気づかせてくれる」

 電動アシスト自転車を手に入れた著者は、自転車とともになにかに目覚め、すぐにロードバイクが欲しくなる。わかる! ぼくも安価な自転車を購入したあと、すぐにロードバイクが欲しくなり、財布をはたいたのでありました。

 

「自転車を好きになって、私の生活は大きく変わった。空気の層や風、地面の衝撃を感じながら道の上を走り、海の横を流れるように並走する。自分の体でこんなに遠くまで来たんだ、という感覚。体力のない私でも、自転車ならそれが叶う。そして何より、自転車に乗るのは気持ちいい。それ自体が喜びなのだ」

 自転車に夢中になった者が味わえる感覚が素敵に表現されています。何度も何度も頷きながら読み進んだものです。

 

「自転車を通して、私は世界に恋をしている」

 自転車を漕いで出会った様々な美しい景色を思い出しつつ、深く感じ入るのです。大きく開けた田畑、鴻巣のポピー畑、爽やかな風に身を包みながら空と水の青さに心ときめかせた霞ヶ浦、寒さに震えながら下った峠、楽しかったことも美しかったことも辛かったことも、全部自転車が与えてくれた思い出です。

 

どこまでも行ける。

 どこにだって行ける。

 自由だ、という気がした。

 この自由を味わうために走るのだ、きっと。

 

 走りたいと思ったとき、すべてが変わっていったのだった」

さあ、一緒に走り出しませんか。

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お気に入りの場所

2024年04月22日 10時27分08秒 | 観光

姿を消したと思ったら必ず舞い戻ってくる。カエルもサボテンも、なんか両者とも愛らしい。

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花見の受け渡し

2024年04月15日 01時25分00秒 | 観光


人間の花見が終わったら、今度は鯉のお花見。

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お花見サイクリング

2024年04月14日 09時52分35秒 | 観光

近所に桜の名所があるおかげで今年はたっぷりお花見を楽しむことができました。ラクーアで買ったお惣菜で昼酒を楽しみます。桜が言い訳になるので昼酒に罪悪感なし。

 

そんな楽しいお花見時期も過ぎ、川には花筏。でも、もうちょっと桜を楽しみたい。そんなわけで桜を求めて自転車にまたがったのでありました。調子良く荒川を北上していたところ、なんとパンク。

 

パンク修理中、外したヘルメットにお客さんが。何年か前、北岳から間ノ岳に向かっている途中ずっとてんとう虫がシャツにへばりついてたことがあって、どうやらてんとう虫に好かれる癖があるようです。

 

桜の咲く頃、このあたりの人たちはパトカーの収穫で忙しいそうです。

 
吉見手前の菜の花ロード(勝手にそう呼んでる)。両方の菜の花を観客と見立てて気分はツール・ド・フランス。「Allez! Allez!」と空耳も。
 
そして吉見さくら堤公園へ。ここはまだ散りはじめ。
 
桜吹雪の舞う中を自転車を走らせます。最高の気分!
 
吉見の桜を堪能して家に帰ります。シャワーを浴び、洗濯をして、食事をとって、地元の桜へお別れの挨拶。楽しませてくれてありがとう。また来年!
 
 
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鶏ハム

2024年03月12日 20時35分15秒 | 食べ物

歳を重ねても、いえ、歳を重ねたが故にタンパク質の摂取に関して意識的にならないといけません。とはいえ、脂が多いものは体にとってあまり好ましくない。ということで重宝するのが鶏の胸肉。タンパク質豊富で脂肪分が少ない。

ところがふつうに蒸したり茹でたりすると、ちょっとパサパサで食べにくかったりするのです。ここが難点。で、最近知って重宝している料理法がブライン液に一晩漬けるという方法。

200mlの水に、塩10g、砂糖10g溶かしてそこに胸肉を一晩漬けます。翌日、鍋に水を張り、そこに漬けておいた胸肉を入れて煮ます。沸騰したら火をとめて、そのまま放置。冷めたら適当な厚さに切れば、立派な鶏ハムのできあがり。

これがしっとりしていて、全然パサつかずおいしい。毎日でも食べられるくらい。ワサビ醤油でも食べるラー油をかけてもだいたい美味しいです。ぜひ、一度お試しください。

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キヤノンギャラリー50周年企画展 奇想 民俗博物館「まつりと」森羅万象に宿る神々

2024年01月25日 12時06分05秒 | 観光

キャノンが全国の伝統的な祭事をサポートしていることを初めて知りました。「まつりと」というプロジェクトです。

まつりと、とは。「全国各地の伝統行事等や民俗芸能はコロナ禍で開催が困難になり大きな打撃を受けました。キヤノンマーケティングジャパンは文化庁からの委託を受けて、映像制作や写真撮影、オンラインによる情報発信、現地での運営サポートなどで伝統行事等をサポートします。本ウェブサイト「まつりと」では「日本の祭りを探検する」をテーマに、祭りや伝統行事等の魅力を多角的に発信していきます」ということです。

ウェブサイトはこちら。 https://matsurito.jp/about/index.html

今回、秋田の人形道祖神プロジェクトからのメールで「まつりと」を知り、それで伺ったわけです。

こちらは5年前に秋田で見た鹿島様。初めて見たときは思わず声を上げてしまいました。秋田の各地に祭られ、大きいものは4mを超えます。

JR品川駅港南口からペデストリアンデッキを経て品川のキヤノンギャラリーへ。すごい都会です。

実はわたくし、学生時代、日本民俗学研究会というサークルに属しておりまして、フィールドワークを行ったり、祭りを見学に行ったりしていました。今でも民俗学の本を読んだり、祭りを見に行くことが大好きなのです。

こちらは先程の鹿島様の家庭版、地域の穢れを担って川に流されたり、燃やされたりします。

ほかにも、大変興味深い展示がてんこ盛り。さらにYouTubeの「まつりとチャンネル」で各地の祭りを撮影した動画がアップされているので、貴重な映像に触れることができます。キヤノンえらいです。

サイトはこちら。 https://www.youtube.com/@user-mn1zf1rc5r

キヤノンギャラリーで3/4まで。日曜・祝日がお休みなので要注意です。

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高山不動

2023年05月10日 15時11分29秒 | 観光

掃除に明け暮れ、ほとんどインドアで過ごしたGW(おかげでようやく人類が暮らせる最低限の部屋になりました)。唯一出かけたのが野生のつつじを愛でに出かけた高山不動。どうやらシャニダール遺跡のネアンデルタール人なみの感性が身についたようです、このホモサピエンスにも。

西吾野駅で降りてハイキングコースを登って行けば、左右に広がるつつじたち。オレ ハナ スキ。

立派なお不動さんにお参りします。祈りは古代から続く人類のなりわいであります。

つつじのトンネルをくぐって、関八州見晴台へ。そこでお昼ご飯を作って食べます。

調理油は便利な検尿スピッツに入れて持参します。大丈夫です、まだ2回しか使っていませんから(うそです)。

肉野菜炒めを食べながら赤ワインをたしなんだりします。われわれが狩猟採集民であった何百万年もの間、こうやって外で食べ、飲んでいたのでありました。たかだか1万年ちょっとの農耕生活がわれわれの身体を変えることはできないのでありました。だから、だいたい外で飲み食いするとおいしいし、楽しい。

予約していた帰りのラビューまで時間があったので、下山して長瀞の岩畳へ。なんだか人生ゲームの乗り物みあふれるボートを眺めながらビールを飲みます。川のほとりの飲食も最高でした。

 

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山田者にも春が来た②

2023年04月06日 20時51分13秒 | 観光
(前回までのあらすじ)
献金と小児虐待を迫る悪の宗教組織から逃れ、匿われて過ごしていた日々。そんな暗い日々を過ごしていた私の前に訪れた一人の女性。春の妖精のような彼女に誘われて恐る恐る外に出てみたら、そこは一面咲き誇る菜の花が。そうか、もう季節は春になったのだなと感慨ひとしおの私に予期せぬ出来事が………。
 
  そんなわけで武蔵水路。利根川と荒川を結び街の中を流れて行く途中、いくつかの川とぶつかります。そんなとき、互いの独立を保つため、このような形式で互いをやり過ごすことになります。その名もサイフォン。
 女将さん、古風と言って笑っておくんなさいな、今でもおいらはサイフォンじゃなくて伏越って呼んでるんですよ。ええ、懐かしい友人たちを忘れないようにね、などと吹雪舞う北の酒場の渡世人を気取りつつ、利根川に向かいます。要は川の立体交差です。
 
そうこうしている間に本日2軒めの山田うどん食堂へ。ここでチョイスしたのが野菜たっぷり味噌ラーメン。野菜シャキシャキで実に美味しいのでありました。いいぞ、山田!
 
 利根川到着。普段お町で暮らしてるとですね、こういう広い景色に出会うことは滅多にありません。この広さの中に身体を置くことが大事なんです、ぼくの場合。身体というのは時間と空間に縛られているので、その身体をいつどこに置くという選択が人生の選択そのものだったりします。山に登るのも、こういう景色の中に身を置くのも、アートに接するのもぼくには全部同じ身体性の問題なのでした。
 
 無事前橋到着。ここからは自転車の前輪・後輪はずして袋に入れて電車で帰ります。シーズン最初のサイクリング、堪能いたしました。楽しかった! 自転車、超楽しい! 感想が小学生みたいだけれど。
 
 寝たら平塚。グリーン券も念のため。
 今度はどこ行こうかな、今日は楽しかったな、などと一日を振り返りつつ帰ります。
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山田者にも春が来た①

2023年03月15日 12時02分01秒 | 観光

 その奇祭に参加したのはもうかれこれ10年も前。全国から選りすぐりの山田者が埼玉に集い、山田を寿ぐ、その名も山田うどん祭。

 山田うどんの存在は補給場所が乏しいサイクリングロード周辺において、荒川ローディーにとってまさに命綱。命の恩人。そんな山田うどんも進化を遂げ、もはやうどんにとどまらない全方位的なメニュー展開を繰り広げるようになり、店名も山田うどんから山田うどん食堂へと発展。山田者としてこれを寿がずにいられようか。否、断じて否。春めいた季節、自転車シーズンの幕開けにぴったりじゃありませんか、山田うどん。行くぞ、山田、この想い、受け止めて! 山田からすれば過剰な感情は迷惑でしかないかも。

 まあ、そんなわけで自転車で出かけるわけですが、ぼく一般道あんまり好きじゃないやい、というサイクリングロードお坊ちゃまのわたくし。甘やかされて育ちました。そんなお坊ちゃまは自転車を袋に詰めて有楽町線和光市駅へ。20km足らずの一般道すらイヤイヤ期。和光市駅で自転車を組み立てて、5分ほどで山田うどん食堂和光北インター店へ。

  おいしい朝食でおなかを満たすと、お店から数分で勝手知ったるわたしの荒川へ。荒川と出会わなかったら人生違ってました。自転車にも乗っていなかったし、体型も今とは全然違ったものになっていたと思います。荒川も山田も宝物(割と入手容易な宝物なので幸せの閾値結構低めで生きています)。さて、どんどん荒川をさかのぼり、やがて鴻巣あたりで分岐する武蔵水路へ。武蔵水路は父利根川、母荒川を両親に持つ、いわば水路界のサラブレッド、御曹司。この武蔵水路沿いが大変走りやすいので、かつては熊谷から一般道を通って利根川にいたっていたルートに代わり、すっかりこちらがおなじみさん。水路近くにはさきたま古墳群、古代蓮の里など見どころも多い中、本日はこちら、石田堤。

 映画「のぼうの城」などでおなじみ、水攻めするために作られた堤ですな。自然堤防を利用したりなど地形的にも興味深いものであります。途中そんな寄り道もしつつ、わたしと愛車は武蔵水路から利根川を目指すのでありました。

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大きな景色とぬぐいがたき愚かさ②

2022年11月08日 10時33分48秒 | 観光

前回までのあらすじ。

 悪の怪人から地球を守るヒーローたち。必死の努力で怪人から地球を守っていたが、バイトの時間がやってきて、全員がラクーアのステージで超人ショーに出演している間にまんまと地球が征服されてしまう。時給が前のバイトより200円高かったのがいけなかったか、それとも、日本が貧しくなっている状況がいけなかったか、今となっては誰もわからない。

 しかし、これはまだ、地球が征服される前の2022年のある朝のこと(あからさまに出だしから嘘を書いてしまった……)。ふて寝をしていたものの、8時くらいになったら雨もやみ、そろそろ出かけないとほんと拷問にかけられるかもしれない、しぶしぶベッドから出たものの、5時に出発しての100km超のコースはもう行く気がありません。なわけで、取手まで電車で行ってそこから自転車の旅。

 そもそも今回の旅路は、江戸川~利根運河~利根川、途中、道の駅 発酵の里こうざきでお昼ごはんを食べて、それから本日のお宿ルートイン香取までの100km超コース。それが雨のせいで大幅に短縮、取手~道の駅こうざき~ルートイン香取までおよそ60km。まあ、そんな日もあります。

 ネットで調べると右岸は一般道か未舗装ということで、利根川サイクリングロード左岸を走ります。しかし道の駅は右岸、なるべく近い橋を使おうと地図を見ると、国道468号線新利根川橋が道の駅こうざきに一番近い橋のようです。さあ新利根川橋い近づいてまいりました。「あれれぇ、おじさん」ここはコナンの声でどうぞ。「自転車で渡る橋にハイウェイラジオの看板があるよお」「大丈夫です」ここは一休さんの声でどうぞ。「端じゃなくて真ん中を渡ればいいんですよ」うるせえな、おれの頭の中のこまっしゃくれたガキども。空腹がわたしの思考を粗暴にします。そんなわけで、一番近い橋は渡れず、近所の飲食店を探すもののなぜか全部準備中。空腹に涙を流しながら一本先の橋を渡り、そこから引き返して道の駅へ。今回の愚か者ポイント1です。

 しかし、道の駅発酵の里こうざきで食べた豚肉の味噌麴定食は箸がとまらぬほどのおいしさ。帰ったらさっそくお昼のお弁当の参考にしようと思いました。

 自転車じゃなかったら買って帰りたいものがわんさか、と。サイクリングの途中道の駅って結構寄るのですが、荷物が持てないところが悲しいところです。

 お腹もふくれてニコニコと佐原に到着。伊能忠敬で知られる町ですが、その雰囲気もよく、この町目当ての観光に来ても楽しいのではないか、と。

 香取神宮一の鳥居。まるで川の向こうからの何かを待ち受けているかのような鳥居です。ホテルにチェックインすると、なんと宿泊料金が割引のほか、1000円のクーポン券がもらえました。宿泊の今日・明日限定、また千葉県での使用のみですが、明日まで自転車旅を続けるわたしの旅程に問題なし。まあ、愚か者ポイント1で済んでまずはめでたし、めでたしの1日目でありました。

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大きな景色とぬぐいがたき愚かさ①

2022年10月22日 12時27分27秒 | 観光

 お久しぶりです。これからは頻繁に更新するなどと言った舌の根も乾かぬうちに2か月も経ってしまいました。前回銚子に行った次の週、コロナ陽性となり療養。症状自体はそれほど重くなかったのですが、いろいろあって鬱が発症。食欲はなくなる、不眠になる、なかなか辛い日々でした。

 そんな症状も徐々におさまったものの、今度は転倒して肋骨にひびが入る始末。HK(踏んだり、蹴ったり)状態。しかも週末、三連休はいずれも台風や雨の悪天候。ようやく次の土日に雨が降らない予報を見たときに、ついとっさにホテルを予約してしまいました。一泊二日で霞ヶ浦を自転車で回ろう、と。そして土曜日はウキウキ朝5時起き。遮光カーテンをシャッと開けたら、信じられない、雨降ってる………。え、なにこれ? 弊社聞いておりませんが。

 とはいえ、ホテルは予約済。当日キャンセルなんかしたら死に至る拷問とかされるんでしょ、きっと。少なくとも爪は全部はがされること必至。ねえ、きみ知ってる? 爪を剥がす拷問の素敵なところ。それはね、爪は10枚だから10回我慢すればいいと思ってるでしょ? でもね、爪はまた生えるんだよ、永遠に痛みを与え続けることができるのだよ。素敵だと思わないかい?とか言われながら爪をはがされるんでしょ? ホテルさえ、ホテルさえ予約しなければこんな目に合わずに済んだのに。

 なわけでキャンセルもできず、かと言って雨の中自転車で行く気も起きず、世の中のいろんなことを呪いながらとりあえずふて寝します。ベッドの中で、ふと爪を見て、「爪は お前の爪はまだあるか」などと呟きます。爪まだあります。そうだ、爪のある内に起きてホテルに行かなくては。ぼくはぼくの爪を守るんだ。せっかくの週末、楽しむためではなく、ぼくは自分の爪を守るために自転車で旅に出るのでした。

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