食品の価格がえらいことに
旅行から戻って買い出しに行った時、なんとなーく視界の隅っこに見えていたような気はするものの、今すぐ買わなきゃいけない食品じゃないものの値段はあえて正視せずに帰ってきました。
その後、ちゃんとご飯作らなきゃー、あれとこれと、買わなきゃー、と買い出しに行きまして、そしてなんとなく気がついたんです。
食品の値段がえらいことになってない?
ブロッコリとか、冬場は上がる時は上がるし、最近は若干高い値段が続いていたとは思いますけれど、野菜類が軒並み2〜3割くらいは上がってるような。
去年一昨年あたりにかけては日本でいうサラダ油系の油が軒並みめっちゃ高くなっていたんですけれど、最近はそっちはちょっと落ち着いている模様でしたが、オリーブオイルが、倍以上してます。
あと、プラントベースと言えば高値つけて吹っかけられると思ってるとしか思えない食品メーカー。
夏を前に、バーベキューなどで急遽お手軽に使える(けど特に美味しいわけでも好きなわけでもなく、単に便利なだけ)ヴェジ・ソーセージとかバーガー類は、肉の値段と比べれば確かに若干は安いけど、でも肉じゃないんだしそこまで高値なのは納得いかないわー、、という、そんな食品類もジリジリと値上がりしてますね。
ということで、今回はデリ・ミート/コールドカッツもどきを作ってみました。
その前に豆腐の量
材料のFirm tofuを買ってきたんですけれど、豆腐のラベルがちょっと変。
去年あたり崩れ豆腐(勝手に命名)が重量あたり普通の形の豆腐よりもお得なので、豆腐の形を崩して使う時にはこっちにしよう、とたまに買っていました。
以前発見した折には、確か内容量500グラムくらいだったはずです。
その後はいちいち内容量を確認せずにカゴに放り込んでいたんですが、今回ちらっとラベルを見たら、Firm tofuの代わりにFried tofuってあるじゃないですか。
揚げてないのは明らかですから、ラベルを間違って貼ったのかな、プププ、なんて思ったら、重量が350グラムとあります。
きっと本当に別の製品に貼るはずのラベルをこっちに貼っちゃった(原材料も製造元の表記も同じだし、あんまり差はないでしょうから大した問題じゃないし)それだけなんでしょうけど、350グラムどころか500グラムくらい入ってるのに、それじゃあお客さんにこの商品を欲しいと思ってもらえなくない?
きっと500グラム入りでお得なはずだ、と思いつつも、ひょっとして内容量を減らして売ってるシュリンケーションかも、とも思い、買ってきてから重さを測ってみました。
そしたら、なんと、500グラムどころか630グラムも入ってたんですよ!
えええ、それはすごい。
大体お豆腐は400グラムから450グラム、最近は300グラム台のものもちょこちょこあるかな、っていう感じですから、630は太っ腹。
とはいえ包装のプラスティックバッグや水の重さも考えると、多分600グラムくらいかな。
(後で豆腐だけの重さを測ったら617グラムでした)
ついでに、製品名と内容物が正しい普通の豆腐(豆干という名称で水分少なめ)も測ってみたら、420グラムとありますが、実際は489グラム。
こちらも包装と若干の水が含まれてこの重さなので、内容物だけ取り出したら若干軽めだと思いますが、プラスティックと水の重さを引いたら多分460グラムくらいなのではないかと思われます。
表示してある重量よりも少なめに売ってしまうと問題になりますから、商品のラベルに印刷する重さより、実際の品物を重めにしておくというのは、商品を個別に包装する際の機械の性能というか誤差の出やすさを考えると理解できるのですが、それにしても420の商品が489ってのは相当機械が当てにならないんでしょうか。
セイタンと豆腐で加工肉もどき
セイタンは小麦粉から作るバージョンだと、粉と水を混ぜて練った後、水の中で練って澱粉を洗い出すという気の遠くなりそうな作業があり、洗い流した澱粉を貯めておいてそれを使うレシピなんていうのもありますが、手間がかかりすぎるので料理研究家とか粘土細工が趣味とか、そういう人でもなければ一度やったらそれっきり、になりがちなものだと思います。
ヴァイタル・ウィート・グルテンで作るバージョンだと、捏ねた生地を水洗いするという過程はいらないのでうんと楽ですが、出来上がりがギュッと固くって、私個人としてはあんまり好きになれない感じでした。
セイタンの生地にマッシュルームとかいろんなものを一緒に練り込むというレシピを昨今よく見かけるようになりました。
生地がぎゅうっと固くなるのを防いだり風味を練り込んだりしやすくなるんでしょうね。
今回使ったレシピは豆腐入りです。
参考にしたレシピには「豆腐1パック」とあって、1パックの重量なんか製品次第だというのになんて大雑把な、と思ったんですが、要するに大雑把で良いのだと解釈して、上記の630g入りの大きなパックのを使いました。
自分への覚書ですが、このお徳用豆腐はまさに綺麗に切って販売する豆腐の端切れを集めてパックしてあるものなのですが、硬さの違う何種類かの豆腐が混ざっているのかも知れず、割と柔らかい切れっ端もあるけどかなりギュッと絞られた感じの硬さのもあり、フードプロセッサーで粉砕しても均一に滑らかにはなりにくかったので、このレシピには不向きかも。
デリミートっぽいか
デリミート自体の味や食感をあんまり覚えていないのですが、まあこんなもんでしょう。
市販のヴィーガンハムなんかと同じような出来です。
夫もまあいいんじゃない?と。
こういう代替肉製品は、本物の肉みたいだ!という感動を求めてはいけないんだと個人的には思っていて、ハムを使うレシピとか状況とかに応用できて、他の食品のおいしさを邪魔しないでいられたらそれで良いというか。
これからの季節、急に「ハイキング行かない?」というお誘いが増えるので、そんな時にささっとサンドイッチを作って持っていけるように、これを冷凍しておきます。
急に作ったサンドイッチなので具がしょぼい(冒頭写真)ですけどね。