大晦日に打ち込みうどんを作りました。



香川ではうどんで年越しする人も多く、蕎麦アレルギーの私のせいで、我が家も毎年年越しはうどんです。



打ち込みうどんは香川の郷土料理で、塩を入れずに打った麺を、下茹でせずに肉や根菜類を入れて煮たてた、いりこ出汁の汁に入れて煮込み、白味噌で仕上げたものです。



豚汁やけんちん汁にうどんを入れたようなもので、冬の農家飯といったところです。



関東のスーパーには珍しく、うどん粉(中力粉)が売っていたので作ってみることに。



うどん粉に分量の水を入れてこねて、数時間寝かします。





普通のうどんは塩を入れますが、そのまま煮込むので塩は入れません。要はすいとんみたいなものでしょうかね。



寝かした生地は伸ばして、5mmくらいに切ります。













いりこ出汁を煮たて、大根、里芋、人参、ごぼう、椎茸、油揚げ、豚肉を入れて煮たてて、うどんを投入します。





出来上がりはこちら。打ち粉が汁に溶け出すので、トロッとしてシチューのようになりました。





塩の入っていない麺はコシがなく、プツプツ切れます。一般的な讃岐うどんとは別物ですが、懐かしく滋味深い、体の温まる一品です。



子供の頃はあまり好きではなかったんですがね。