「山錦木と中輪菊」 生花
指導 生花指導部 大迫節翠
紅葉しはじめた山錦木で 初秋を表現する Seika 本勝手 花材 小真弓(山錦木) 黄中輪菊 花器 鶴首 普通の錦木はコルク質の翼が出るのが特徴ですが、作品の山錦木は縦翼はなく、錦木ほどの武骨さはありませんが晩秋の紅葉は錦木以上の美しさです。 立秋を迎え、暦の上では秋。多少紅葉が始まりはじめた花材は生けている間にも枯れ葉が落ちます。葉の落ちた枝には青っぽい小さな実がいっぱいついていて、とてもかわいい。今の季節の風情を充分表現しながら、そそと鶴首に生けてみました。 山錦木で真と副、根〆に中輪菊。根〆に竜胆を使ってみましたが、色彩的にも菊のほうがマッチしました。