大分市 訪問介護 ヘルパーステーション「介護のみかた」ブログ

大分市 訪問介護 ヘルパーステーション「介護のみかた」ブログ

『あ~いい人生だった』この一言を願い、
介護に関わる人達の「味方」となり、
介護を知らない人達に介護の「見方」を伝えていきたい・・・。
そんな想いを綴った大分・訪問介護 ヘルパーステーション「介護のみかた」ブログです。

秦 邦仁

こんにちは。
介護のみかた、代表の秦です。

介護サービスを利用しながら老後の過ごし方には2通りあります。

1つは、同じ環境で同世代の方々と同じ場所で過ごす施設介護

2つ目は、サービスのみ利用しながら住み慣れた自分の家で生活する訪問介護


私たち「介護のみかた」は  訪問介護

その中でも 十人十色、百人百色の介護スタイルがあります。


このブログから住み慣れた ご自宅 での 介護の喜び」を伝える事ができれば幸いです。





株式会社クローバー 「介護のみかた」代表 秦 邦仁


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いつも「大分市 訪問介護 ヘルパーステーション「介護のみかた」ブログ」をご覧いただき、ありがとうございます。 

 

今後、ブログにつきましては、株式会社クローバー公式サイト内に移転をさせていただく事となりました。 

 

ぜひ以下の「株式会社クローバー公式サイト」を宜しくお願い致します。

 

大分ヘルパーステーション訪問介護のみかた|株式会社クローバー

 

さて、下記は何のランキングかわかりますか?

1位 蛙化現象
2位 うちゅくしい
3位 かわちい
3位 ちゅき
5位 知らんけど
6位 しごでき
7位 だるぅ
8位 それってあなたの感想ですよね
9位 粗品の呪い
10位 好(ハオ)


さて、なんの順位でしょうか?

実はこれ、

「2023年春の、今流行っている言葉ランキングです」

 



意味が分かる言葉はいくつありますか?

ちなみに1位の「蛙化現象」とは、本来は自分が好意を抱く相手から好意を抱かれたことで気持ちが冷めてしまう現象を指します。


毎年、世の中には新しい言葉がどんどん生まれています。

介護業界でも新しい言葉が次から次に生まれています。

少し前でいうと、
「老々介護」「ダブルケア」
「介護離職」や「ヤングケアラー」と言った言葉が生まれました。

そして最近は「ビジネスケアラー」という言葉がメディアで取り上げられるようになってきました。

 



そこで今回は、ビジネスケアラーについてお伝えしたいと思います。
 

 目次


・ビジネスケアラーとは?・働きながら介護を行う時の問題点・働きながら介護を行う時のポイント

 

 

  ビジネスケアラーとは?

 

「ビジネスケアラー」とは、
仕事しながら家族の介護を行っている人のことを言います。


40代後半から50代後半で一気に急増する傾向が見られ、20代・30代にも1割弱いることが明らかとなっています。

経産省は審議会で、
「ビジネスケアラーは増加傾向で、
介護に起因した労働総量や生産性の減少が日本の労働損失に有する影響は甚大」と問題を提起しています。

仕事と介護の両立に向けた課題として、
職場・上司の無理解や初動支援の手薄さ、
介護保険サービスのカバー範囲の狭さなどをあげ、
「現状では従業員個人だけで対応するのは困難」と指摘しています。

 



経済産業省は令和5年3月14日に
産業構造審議会経済産業政策新機軸部会で、

2030年に家族介護者が833万人となり、その内ビジネスケアラーが318万人にのぼる見込みと発表しました。

その場合経済的損失は約9兆円となり、
対応として家事代行などの新たな受け皿サービスの整備、
サービスの質の担保などが必要としています。
 

 

  働きながら介護を行う時の問題点

 

働きながら介護を行うことは、多くの人にとって大きな負担となることがあります。
 

以下に、働きながら介護を行う際に起こりうる問題点をいくつか挙げてみます。

■時間の制約:
介護のために時間を割く必要があり、仕事との両立が難しい場合があります。
介護に必要なタスクや予定が増えると、仕事に十分な時間を割くことが難しくなります。効果的な時間管理やスケジュール調整が求められますが、それでもストレスや疲労が蓄積する可能性があります。

■心理的負担:
 介護は身体的なケアだけでなく、感情的なサポートも求められます。
愛する人の健康状態の変化や制限された生活に対する心理的な負担が介護者にかかります。これにより、ストレス、不安、うつ症状などの心理的な問題が発生する可能性があります。

■仕事への影響: 
介護のために仕事を休まなければならない場合、キャリアや職場での評価に影響を及ぼす可能性があります。
頻繁な休暇や遅刻、急なシフト変更などは、職場での信頼やパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。また、長時間の勤務や過度の負荷は、仕事と介護の両方に対するパフォーマンスや生産性に悪影響を及ぼすかもしれません。

■経済的な負担: 
介護には経済的な負担が伴う場合があります。介護サービスや医療費、必要なケア用具や設備の費用などがかかるため、家計への負担が増える可能性があります。また、仕事と介護の両立により、所得やキャリアの成長に制約が生じることも考えられます。

上記のような問題があげられます。

 

 

  働きながら介護をする場合のポイント


働きながら介護をする際には、以下のポイントに留意することが重要です。

 



■サポートの確保: 
介護をするためのサポートを確保し、家族や友人、専門家などの協力を得ることが重要です。介護を一人で行おうとせず、周りの支援を受けることで負担を軽減することができます。

■スケジュールの調整:
仕事と介護の両立にはスケジュール調整が欠かせません。効果的な時間管理を行い、介護時間と仕事時間をバランスよく割り当てるようにしましょう。

■自分自身のケア:
働きながら介護をする場合、自分自身のケアを怠らないことが重要です。食事や睡眠、運動などを十分に行い、ストレスや疲れを解消することが大切です。

■休息とリフレッシュ:
定期的な休息やリフレッシュを行い、ストレスや疲れを解消することが重要です。自分自身の時間を確保し、趣味や興味を持つ活動を行うことでリフレッシュすることができます。

■職場とのコミュニケーション:
介護が仕事に影響を与える場合、職場とのコミュニケーションを大切にしましょう。事前に相談し、柔軟な対応を求めることができる場合もあります。

■将来のプランニング:
介護の期間や負担が増えた場合、将来のプランニングを行うことが大切です。介護サービスや施設の利用、仕事の変更や休職、社会的な支援などを検討し、将来の負担を軽減することができます。


まとめ
 

ビジネスケアラーのように、仕事をしながら親の介護を行う人が増えてきます。

 

そんな時に大切なのが誰に相談をするのか?ということです。

 

一人で考えるのではなく、介護の専門家にまずは話を聞いてもらうこと、これ本当に大切です。

 

私ども介護のみかたは介護が必要になった方やそのご家族に対し

介護の見方を伝え、その方達の介護の味方になりたい!と思っております。

 

いつでも相談いただけたらと思います。


 

介護支援コンサルタント

秦邦仁

介護のみかたです。

 

4月より新しく働いてくれるスタッフが増えました。

 

今回は40代女性の同行訪問のレポートを掲載します!

 

 

今日初めて訪問介護というものを身近で体験して、やっぱり教科書や動画だけでは伝わらないものを沢山感じることができました。

 

1番強く感じた事は、施設では、業務の流れが中心で、施設に合わせなければいけない環境での利用者との関わりのため、その人に向き合って知ろうとする前に、時間内にしなければいけないことが多いように感じます。

 

それに比べて自宅に訪問して、その方の環境に合わせてサポートできるということは、一人一人のその人らしさに寄り添い、じっくり耳を傾ける事ができるので、本当に魅力的だと思いました。

 

 利用者の方も十人十色で、更に1日1日感情も同じとは限らないと思います。

 

どれだけ自分がそれぞれに寄り添えるのか、安心感と信頼を築く事ができるのか。

 

今まで経験したことのない状況に、緊張もありますが、楽しみの方が大きいです。

 

40代女性(子育て中)

3月に初任者研修取得

介護経験なし

※同行訪問とは、先輩のヘルパーと一緒にご利用者さんの家に

訪問することです。

 

Tさん、これからよろしくお願いします!!

 

 

介護業界では
人材不足で悩んでいる事業所の割合が
8割以上あると言われています。
 

私も、多くの介護事業所の方とお話をする中で
ダントツで一番多いのは、人材不足についての質問です。

今回は記事では、介護業界の人材不足の分析と対処方法をお伝えしたいともいます。

 

 

 

 目次


・どれくらいの人材が不足しているのか?・人材不足の分析と原因・100%人材不足解消する方法

 

 

  どれくらいの人材が不足しているのか

 

第8期介護保険事業計画の
介護サービス見込み量等に基づき、
都道府県が推計した介護職員の不足数を見ると、

2023年度には約22万人不足
2025年度には約32万人不足
2040年度には約69万人不足
 

(「第8期介護保険事業計画に基づく介護人材の必要数について(令和3年7月9日)」別紙1より)

 

図のように、介護業界で働く人は大きく不足しています。

 

高齢者はどんどん増えているのですが

介護業界で働く人は、あまり増えていないのが現状です。
 

 

  人材不足の分析と原因

 

人材不足の原因は大きく分けて3つあります。

 

1つめの原因は、「根本的に人が足りていない」です。

 

 

これは、利用者様の数に対して、
根本的にスタッフの人数が足りていないということ。

簡単にお伝えすると
利用様が40人に対して、
最低でもスタッフが8人いないと
仕事が回らないのに、6人しかいない。

ただ単純に人が足りていないということです。


2つめの原因は「現状把握が出来ていない」です。



人材不足に悩んでいる事業所の方に、
「スタッフは、何人足りていないのですか?」
「スタッフが何人いれば、満足できますか?」
このような質問をすることがあります。
 

すると
「とりあえず、3人」とか
「多ければ、多いほど・・・」などと言った回答がよくあります。
 

本当に必要なスタッフは何人で、

どんなことを行ってくれる人が欲しいのか

何をして欲しいのか

何をどれだけするのに何人必要なのか
などなど
 

具体的な作業内容と

具体的な必要人数が明確に話せるところは少ないように感じます。

現状把握できていないとうことですね。

 

3つめの原因は「実は人は足りているが、スタッフの動きが悪い」です。

 

 

これは、利用者様に対してスタッフの数は足りているのですが、
仕事が追い付いていないとう状況です。
 

例えば、
利用者様40に対して
必要人数のスタッフ8人は働いているが
それぞれのスッタフが力を出し切っていないので
5人分の働きしかできていないということ。

 

8人が8人分の働きをすればすれば、

実は人材不足ではないというパターンの話もよく聴きます。

 

では、なぜこのような事が起こるのかというと、

 

離職率が高く
仕事を覚える前に人が辞めてしまい
まだ一人前でないスタッフが多く
現場が回っていないからです。

 

このように、人材不足を分析してみました。

 

では、人材不足を解消させるにはどうすればいいのか?


 

  100%人材不足解消のポイント

 

100%人材不足を解消する方法は、

 

『介護を、やめることです!!』
 
何を言っているんだと思われるかもしれませんが、

まあ、聴いて下さい。

 
===========================
介護をやめるとは?
===========================

日々、多くの介護事業所の方にお会いしてお話しをする中で、

人材不足で悩んでいる

介護事業所の方も多いのですが
 

たまに、悩まれていない事業所の方もいらっしゃいます。
 

私は両方の方から、お話しを聞いていて、

人材が足りている事業所の方から聴く話には
共通点があることに気付きました。

人材が足りている事業所のみなさんは、
『介護をしているという感覚が少ない』という点が共通しています。

===========================
介護の感覚から抜けること。
===========================

人材が足りていない事業所の特徴と
足りている事業所が実際に何を行っているのかをお伝えします。

●人材が足りていない事業所の特徴

 


・研修が事業所内だけの研修である。
(事業所の管理者だったり責任者しか研修を行わない)

・会議で話すのは、介護の話。
(利用者さんの話しや報告のみ)

・無理とか、ダメという言葉が多い。

・新しいことにチャレンジしない。

・新人スタッフに対する教育が「仕事は現場で覚えろ!」と言った感じ。

・経営者、リーダー、スタッフが介護以外のセミナーに参加しない。

・やることがワンパターンである。
(月間週刊のスケジュールや毎日の時間配分)

・情報を外に発信していない
(SNSやニュースレター等)

他にも色々ありますが、まとめるとこんな感じです。

上記の理由は
介護事業所の方から見ると
当てはまることが多いと思ったのではないでしょうか?

これが、介護の当たり前という感覚です。

では逆に、


●人材が足りている事業所

 



・研修でライフランナーの方を呼んでお金の勉強をした。

・ブログを現場のスタッフもみんなで運営している。

・介護とは関係のない資格の取得を進めている。

・副業することを推進している。

・自分の誕生日や家族の誕生日は仕事は休み。

・月に1回、全国のお取り寄せ商品を頼んでみんなで食べる。

・社内起業を進めている。

・肩書きを3つ以上もとうキャンペーンをしている。

などなど、

介護の業界では、あまり考えられない
面白い発想だと思います。

これが、介護の当たり前ではない感覚です。


まとめ

結論をお伝えしますと
人材が足りている事業所は

「働く人がどうやったら集まるか」ではなく


「どうやったら、働きたいと思ってもらえる職場になるのか」を考えているということです。

ここが、おおきな違いです!!

先ほどお話ししましたが、

『人材不足を解消する方法は、介護をやめること!』

これは、介護の視点で物事を見るのではなく

介護という視点を外して物事を見るという事です。

すると、そこに人材不足解消のヒントが隠れていると私は思います。

 

介護支援コンサルタント

秦邦仁

まだまだ親は元気だし
介護なんて先の話・・・

しかし、

親が70歳を超えてくると、
将来、介護を必要とする日が来るのかなと
思い始めるのではないのでしょうか?
 

年代別の人口に占める要介護認定者の割合は、

 

40~64歳では0.4%、65~69歳では2.9%ですが、

 

加齢とともに急速に高まり、

 

80~84歳では26.4%、85歳以上では59.8%となっています。


 

グラフを見て分かるように、
80~84歳までに比べて

85歳以上になると一気に介護が必要な方が増えます。

そこで、

親に介護が必要になった、
そのとき問題となるのは、

どのくらいの費用がかかるのか、

そしてその資金をどこから出すのかです。

 

今回のブログでは、

 

介護費用は誰が負担するのがいいのか?

 

もし、足りなくなりそうなときはどう対処すればいいのか?について解説します。

 

 

 目次


・介護にはどいのくらいお金がかかるの?・介護費用は誰がふたんするの?・介護資金が不足しそうな時はどうする?

 

 

  介護にはどれくらいお金がかかるのか?

 

生命保険文化センターが行った「生命保険に関する全国実態調査」の結果をお伝えすると、


介護に要した費用の平均は、

一時的な費用が74万円、

月々の費用が8.3万円です。

 

介護期間の平均は61.1ヶ月ですから、

そこから計算すると介護に要した費用の総額は約580万円となります。

月々の費用の平均は8.3万円ですが、

15万円以上かかったという人も16.3%います。

また介護期間が10年以上という人も17.6%います。

 

<生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/2021(令和3)年度> 
 
介護中の人はこれまでの介護期間による回答ということなので、実際には介護期間の平均は5年よりも長いのかもしれません。

 

ですから、平均費用だけを見て、費用の見通しを立てるのは禁物です。
 

 

  介護費用は誰が負担するの?

 

親の介護が始まるとき、

多くの人にとって初めての経験で、

 

どのような費用が

どのようにかかるか分からず、

迷うことも多いでしょう。

 

家族で意見が分かれるという話も多いです。
 
基本的に、介護にかかる費用は

親の貯蓄と年金から賄うと考えましょう。

 

もちろん、親の介護費用を助けてあげたいと考える人もいらっしゃるでしょう。

 

それは当然の気持ちなのかもしれませんが、無理をしてはいけません。

最初は小さな負担でも、

介護期間が長くなって

費用がかさんでいったら、

負担が重く感じられることもあるでしょう。

 

親の介護費用の負担で

自分たちの生活費や老後資金を削ることは、

介護を受ける親も望まないことでしょう。
 


まずは、

親の貯蓄と月々の年金額を調べ、

できるだけその範囲で賄えるよう、

 

担当のケアマネジャーに相談して、ケアプランを考えてもらいます。

 

ケアマネジャーは

介護に関する豊富な知識を持っていますから、

 

無理のないプランを立てるとともに、

介護費用の負担を軽減できる制度のアドバイスもしてもらえるでしょう。

 

 

  介護資金が不足しそうなときはどうする?

 

介護が始まったときは

無理のない負担額だったのに、

要介護度が上がって

必要な在宅介護のサービスが増えたり、

 

老人ホームへの入所を考えたりして、

介護資金が不足する心配が出てくることもあります。

 

そのようなときの対策を確認しておくのはとても大切です。

 

では、資金が不足しそうになった時はどうすればいいでしょうか?

 

 

 (1) 親の自宅を売却・賃貸を検討する

在宅で介護を続けてきたけれど、施設入所を検討しようという場合、親の持ち家があるなら、売却すれば大きな資金となり入居一時金などに充てることができます。また、賃貸に出せば安定的な収入が得られるので、月々の費用に充てることができます。

 

 (2) リバースモーゲージ

自宅に住み続けながら介護を続けたい、売却まではしたくないという場合、自宅を担保にして資金を借り入れるリバースモーゲージが候補になります。借りられる額は売却した場合よりも少なくなりますが、借入期間中は利息のみ支払えばよく、借りている人が亡くなったら担保となっている自宅を売却するなどして返済します。 取り扱う金融機関によって、対象となる不動産や借り入れの条件などが異なるのでよく調べて検討しましょう。市区町村の社会福祉協議会の不動産担保貸付制度も同じような制度ですが、福祉的意味合いが強く、借入額はより少なくなります。

 

 (3)世帯分離

親子で同世帯となっていて、親の収入は年金のみという場合、世帯分離で住民票の別世帯になることで、介護保険の自己負担割合や高額介護サービス費などの限度額が下がる可能性があります。ただし、夫婦の世帯分離など、申請しても認められないケースや、子と別世帯になることのデメリットもあるので、よく検討して利用するようにしましょう。 

 

(4) 生活保護

いろいろ対策を講じたけれど、年金は少ないし貯蓄も底をついてきたという場合は、生活保護を検討することになるでしょう。生活保護を受給しながら在宅での介護サービス利用や老人ホームへの入居も可能です。 ただし、申請すれば必ず認められるというものではありません。生活保護は最後の手段ですから、そうなる前の段階で、ケアマネジャーや市区町村の福祉窓口で相談しましょう。

まとめ

親の介護費用は、親の貯蓄や年金で賄うのが基本です。

 

子が援助することもあると思いますが、介護が長引いても無理のない範囲の援助にとどめましょう。

 

 親の介護が始まりそうになったら、まずは介護保険や自治体のサービスを調べることが重要です。

 

介護費用の負担を抑えられる制度はできるだけ使い、介護期間が長くなっても不安のないプランを検討しましょう。

 

大分県でかかるリアルな介護費用を

施設と在宅という2つの視点からお伝えしている

無料オンライン講座をプレゼントしています。

 

下記より、是非ご覧ください!

 

【介護とお金、無料オンライン講座】

 

 

 

介護支援コンサルタント

秦邦仁

こんにちは。

ヘルパーステーション介護のみかたです。

 

いつもブログでは、ご利用者様の記事やスタッフの記事が多いのですが、

このブログを見てくれている方達から

介護保険制度についての考えを聴いてみたいという声を頂くことが増えてきたので

 

今回は

生活機能向上加算についてお伝えしたいと思います。

 

よろしくお願いします。

 

生活機能向上加算とは

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

https://rehaplan.jp/articles/402

 

今回から数回に分けてまで

なぜ、この加算制度のことをお伝えしようと思ったのかというと・・・

 

実は介護保険制度は3年に1度改正されており、

今年がその改正の年なのです。

 

では、この改正で何が変わってくるかというと

 

ご存じの方もいるとは思いますが

介護の世界では前から言われていたのですが

最近、特によく使われるようになったキーワードがあります。

 

そのキーワードは

 

「自立支援」です。

 

自立支援のことは、また書きたいと思います。

 

この自立支援という考えが、

最近の改正で特に一重要なポイントとして上げられています。

 

この自立支援を行う上で

 

この加算制度の活用ができるかできなかでは

関わる事業所にとって、ある意味ターニングポイントになると思っています。

 

しかし

おそらく、介護の仕事をされている方でも、

理解している方が少ない加算制度なので

全国でも、まだ活用している所は少ないのが現状です。

 

ご利用者様にとっては、

家での生活をより豊かにすることができる制度です。

 

これからの投稿は、制度の説明を行うのではなく

この加算制度を、事例を使いながら

何回かに分けて紹介したいと思います。

 

とはいっても、大まかな概要がわからないと

イメージがわかないと思うので

まずは、簡単に説明します。

 

生活機能向上連携加算とは 

ご利用者様の自宅を訪問する際に「サービス提供責任者」と「訪問リハビリテーション」または「通所リハビリテーション」の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が同行し、共同して行ったアセスメント結果に基づき「訪問介護計画」を作成した場合に取得できる加算です。

 

ん・・・

 

全然簡単じゃない!

 

ですよね。

 

もっと簡単に言うなら

ご利用者様の生活機能アップの為に「専門家」と「ヘルパー」が共に協力する。

 

介護を知らない方が聴くと、

そんなの当たり前のことでは・・・と思われるかもしれませんが

あえて加算制度としてあるということは、現在は出来ていないという事です。

 

介護業界って他の事業所、他の専門家などのと連携がとれている所って少ないんです。

 

国が考えている介護制度や業界の流れを見て行くと

 

身体の専門家と生活を守るヘルパーが協力して

ご利用様がよりよく生活できるようにサポートする制度なので

生活機能向上加算をどんどん活用するべきだと私は思っています。

 

 

写真は理学療法士の方と一緒に利用者様の身体の状態を話し合っている所です。

 

この加算を申請する事業所がどんどん増えることが自立支援の重要なポイントになると思います。

 

 

こんばんは。ヘルパーステーション介護のみかたですクローバー

 

今年も残すところ、後1日となりましたがいかがお過ごしでしょうか?

 

今年も、最後はこの内容で閉めたいと思います。

 

来年も、笑顔の絶えない事業所として、多くの方に笑顔と元気を届けようと思います。

 

 

 

 

「一期一会」


一期一会とは…

「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのもの。
だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」

 

という千利休の茶道の心得的なお言葉だそうです。

 

今という瞬間は、常に一度きりです。

 

そして そのお言葉をさらに深く奥の意味として、

 

「これから何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれない、という覚悟で人には接しなさい」

 

という意味なんだそうです。


訪問介護に携わり、ご利用者さまとの出会いも、一期一会。


介護のみかたをご利用になってくださるまでの道のりにはたくさんの出会いとご縁つなぎがあったことでしょう。

 

ここまでつながるには、ご家族やお知り合い病院やさまざまな福祉関係者や介護事業所の方々との出会いがあったからからこその出会い。

 

訪問させていただきながら、一期一会を考える。

 

 

 

■『0.00000000000000006%』

 

これは、
 日本に住んでいる人同士で誰かと誰かが出会う確率だそうです。
 

すごいわずかな確率ですね!

何らかの接点を持てる人

同じ学校や職場、近所の人

親しく会話を持てる人

友人と呼べる人

親友と呼べる人

いろんな一期一会があることでしょう。


世界人口70億人以上

日本人口1億2000万人

 

日本の中でも
『0.00000000000000006%』の確率で出会えた奇跡。

 

訪問させていただけて、日常の一部を、30分から90分、定期的に出会わせていただき 

 

会話をさせていただき 生活のお手伝いをさせていただく機会をいただけるということは、本当にすごいわずかな確率なんですね。

 

人との出会いの中で 会話ができるほどの ご縁は 一生を通じたら そんなに多くはないはずです。

ご利用さまとの出会いも奇跡の連続。

 

人生の中での 出会いと別れ

訪問介護での 出会いと別れ

 

一期一会


「これから何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれない、という覚悟で人には接していきなさい」
このお言葉を胸に。


目の前の方と出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのもの。

 

だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしを、自分にさせていただけるできうるかぎりのことを

 

どんなささいなことでも、こころがけていきたいと思います。

それが、また次の一期一会につながっていくのだと思います。


残りの人生の日数に 己の命をどう生かしきっていくのか?

年越しおそばを食べながら 向き合ってみたいと思います(笑)

 

 

今年も1年、ありがとうございました。

来年もよろしくお願い致します。

 

介護のみかたスタッフ一同

 

 

我が国の総人口は、

前年に比べ82万人減少している一方で、

 

65歳以上の高齢者の人口は、

3627万人と、前年(3621万人)に比べ

6万人増加し、過去最多となりました。

 

総人口に占める割合は29.1%と、

前年(28.8%)に比べ

0.3ポイント上昇し、過去最高となりました。

 

今年の敬老の日に国が発表したデータです。

 

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高齢者人口が

増えているということは

これから介護を受ける方が

増えていくということが予想されます。

 

世の中がコロナで大きく変わったように

これからの介護業界も大きく変わっていきます。

 

その中でもこれからは、

人間関係が大きく変わり

このポイントを理解しなければ、

人間関係で悩むことになるでしょう。

 

今回は人間関係の変化について

お伝えしようと思います。

 

 

 目次


・大きく変わる2つの世代
・世代間の違いを分析する
・人間関係で気を付けること・これからの介護に必要なポイント

 

 

  大きく変わる2つの世代

 

これから介護を受ける方と

現在、介護を受けている方では

 

世代が大きく異なります。

 

人間関係において

この世代の変化を理解することがとても重要になってきます。

 

例えば現在

介護を利用している

利用者さんの世代は、

 

「辛坊の世代」と言われています。

 

NHKの連続テレビ小説 おしんのような・・・・。

 

当社のご利用さんも

何かあると、

「辛坊、辛坊」とよく言っています。

 

一方で

これから介護をむかえる方の世代は

 

「我慢の世代」の方たちになります。

 

そう、これから介護を受ける方たちは、

 

「辛坊世代」から「我慢世代」に変化するということです。

 

 

世代間の違いを分析する 

 

辛坊世代と我慢世代の大きな違いは

 

辛坊とは、

苦しい状況に対して

長期的に耐えること

を意味します。

 

例えば

「家族を養うために辛抱して働く」のように使います。

 

辛坊のキーワードとしては

「長期的に耐えることができる」ということになります。

 

一方で、我慢とは

欲望や苦しさ・辛さなどを

短期的に耐えること

を意味します。

 

例えば

「トイレに行くのを我慢する」のように使います。

 

我慢のキーワードとしては

「短期的に耐えることができる」ということになります。

 

まとめると、

辛坊と我慢は、期間の長さが大きく違うのです。

 

そして、これからは我慢世代に変わっていきます。

 

我慢の世代に変わるという事は

 

辛坊の世代の方に対する対応では通じなくなるということです。

 

 

  人間関係で気を付けること

 

辛坊と我慢では

期間の長さが違うとお伝えしました。

 

期間とは耐える時間の長さのことです。

 

辛坊世代の方は

辛抱強く耐えてくれていることが多いのですが、

 

我慢世代の方は

我慢強く耐えたとしても

短期的なので

すぐに爆発してしまうということが考えられます。

 

そう、爆発するのです。

 

辛坊が爆発したという言葉はありませんが、

 

我慢が爆発したという言葉は存在します。

 

世代が変わることを知らずに

今までと同じように対応していると

より多くの問題が起きています。

 

ご本人対する対応や、

 

ご家族に対する対応、

 

介護事業所に対する対応、

 

地域に対する対応、

 

病院に対する対応、

 

などなど、

 

介護に関わる人に対する対応の仕方が

 

これからの

人間関係に大きな影響を与えていきます。

 

この変化をしっかりと分析して、

対応していくことが重要になります。

 

では、その変化に対して何をすればいいかと言いますと・・・・・

 

 

  これからの介護に必要なポイント

 

介護を必要とする世代の方が

辛坊世代から我慢世代に

変わりつつある介護業界で

 

これから必要なこと、

 

それは「忍耐力」です。

 

忍耐力を持って、対応することがポイントになります。

 

例えば介護制度などの説明もそうです。

 

これまでは、ある程度の説明で

相手が理解していなくても

辛抱してくれていましたが

 

これからは、

しっかりとした説明がないと

すぐに苦情につながる可能性が高いです。

 

普段の対応もそうです。

 

しっかると伝える

分かりやすく伝える

 

相手が理解して納得するまで

忍耐強く伝えることが大切になってきます。

 

辛坊世代から我慢世代へ

 

そして介護事業所は忍耐の時代へ突入しました。

 

どう説明をするか、

どう伝えるか、

しっかりと伝わったか、

 

忍耐強く確認していくことが、

これからの介護業界の人間関係において重要なポイントです。

 

 

介護支援コンサルタント

秦邦仁

 

「親の介護なんてまだまだ先」

 

そう思っている

40代、50代の方は

多いのではないでしょうか?

 

だって、

まだ車も運転もするし

孫の面倒も見てくれるし

趣味の旅行にだって行けてるし

 

 

まだまだ介護なんて・・・

 

そう思いたい気持ちは分かりますが、

 

年の瀬を迎えて

最近、喪中ハガキが

多いような気がしませんか?

 

 

それも

祖父母ではなく

ご両親が亡くなったという方が。

 

介護現場で働いて思うのが

介護に関わるご家族の

年齢が下がっているということ。

 

先月、訪問介護サービスが

開始したご利用者さんの

ご家族は30代の方でした。

 

実は最近、

介護に関わる家族の低年齢化が問題になっています。

 

今日はその実情をお伝えしていきます。

 

 

 目次

 

・親の介護が始まった時期に就業していた人の割合は?

・女性の介護離職は〇割で、男性の〇〇倍

・約〇割は子供がいる世帯、うち約〇割は未成年の子育てと両立

・これから必要な事

 

 

親の介護が始まった時期に就業していた人の割合は? 

 

いつ親に介護が必要になるかは

誰も分かりません。

 

昨日まで元気だった方が

自転車で転倒して骨折。

 

その後、入院している時に

認知症が発症し介護が必要に・・・

 

このようなパターンも考えられます。

 

 

では、

親に介護が必要になった時に

働いていた人の割合はといいますと、

 

男性83.6%

 

女性60.7%

 

このような結果が出ています。

 

思ったより、多いと思われるのでは

ないでしょいうか。

 

 

女性の介護離職は〇割で、男性の〇〇倍 

 

親に介護が必要になり

働いていた仕事を辞めることを

「介護離職」といいます。

 

 

県外に住んでいたが

実家の母に介護が必要になり

 

最初は、仕事を休んで

実家に帰省していたが

回数が増えたので仕事をやめて

自由に動けるようにしました。

 

また、

両親の介護のために

正社員からパート

替えてもらいました。

 

などという話もよく聴きます。

 

介護のために仕事を辞めた

介護離職をした人の割合は

 

男性の6%に対し、

女性は20.7%という

 

女性の方が約3.5倍の結果になりました。

 

 

 約〇割は子供がいる世帯、うち約〇割は未成年の子育てと両立。 

 

親の介護を行いながら

子育てを行うことを

「ダブルケア」といいます。

 

子供が大学に行き出し

お金がかかると思ったら

親の介護が始まり

仕事の時間を減らすことになった。

 

子供の部活の送り迎えと

親の介護の時間を作るのに

毎日、忙しすぎるんです。

 

そんな声を聴きます。

 

 

介護期間中の子育ての状況は

子供がいる世帯は65%、

 

そのうち、

未成年の子供がいる

世帯は34.6%でした。

 

約3割の方が、

介護と子育ての両立を

経験しているということです。

 

 

 

これから必要なこと! 

 

ここまで、色々なことを

お伝えしましたが

介護は突然やってきます。

 

そして

何もわからないまま

介護が始まってしまうと

 

問題を解決する前に

次の問題がやってきて

もう、何が大切なのかが

分からなくなってしまいます。

 

今まで仲の良かった家族が

両親の介護でもめてしまった

 

そんな事例も多くあります。

 

では、そうならないために

何が必要なのか?

 

それは、

まずは介護保険の使い方を少しでも知ることです。

 

介護で失敗する方の多くは

何も知らないまま

介護に突入した方たちです。

 

介護保険は「保険」という言葉が入っています。

 

この保険を

上手に活用することで

様々な問題解決の糸口になります。

 

でも知らなければ

活用することはできません。

 

まずは知ること!

これが大切です!!

 

 

このブログを読んで下さっている方が

少しでも上手に介護保険制度を

活用できるお手伝いができたらと思います。

 

少し勉強してみようかなと思われた方は

 

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施設と在宅という2つの視点から

お伝えしています。

 

是非ご覧ください。

 

 

介護支援コンサルタント

秦邦仁

 

 

 

 

参考資料元

総合情報サイト「All About」

■【介護経験者】調査概要
・対象エリア :全国
・対象者条件 :30~69歳の男女
・サンプル数 :計657名(男性:219名、女性:438名)
・調査手法  :インターネット調査
・調査期間  :2018年11月19日~11月22日
■【介護未経験者】調査概要
・対象エリア :全国
・対象者条件 :35~49歳の男女
・サンプル数 :計436名(男性:220名、女性:216名)
・調査手法  :インターネット調査
・調査期間  :2018年11月19日~11月22日

 おはようございます。ヘルパーステーション介護のみかたです。
 

「入浴」という動作は、介護用語でいう

ADL(Activities of Daily Living)

食事、排泄、整容、移動、入浴といった 
『日常生活動作』に含まれる動作の中のひとつで


普段生活をする中で かかせない基本的な行動のひとつです。

 
 


しかし

入浴を好まれる方と

あまり好まれない方と

いらっしゃいます。

 

訪問させていただく中で 「なかなかお風呂に入っていただけない…」という状況が続いたことがございました。

どうしたら、入浴してくださるか? いろんな方法を試みました。


その時の
入ってくださるようになった状況を 担当ヘルパーから聴くことができました。

 


まずは、お声掛けから…

「お風呂に 入りましょう~」と 何度も声掛けをします。
お掃除をするから、ひとまず移動してもらいたいと伝えます。
もう何日も入ってないことなども伝えてみます。
ずっと声掛け し続けます。


1.居間から→台所へ

台所に移動できると、台所のイスに座ってしまいます。


つぎに

2.台所でネコが気になる

今度は、猫が気になってしかたなくなります。
「じゃあ、ネコのえさをあげましょう」

(その時の、ご本人さまの気持ちや行動を受け容れ優先します)

 


3.台所から移動しようとすると やはりまた
「入りたくないわぁ、よだきいわぁ~」(大分弁)

(違う話をして、気分転換をします)


4.台所→トイレ


5.トイレ→お風呂へ…


このように お風呂にいくまでの 家の中だけの 道のりだけでも
ひとつひとつの移動に ご本人様のペースがございます。
お風呂に入りたがらなかった場合、ひとつひとつのスペースで止まってしまうのです。

  

 

人にしてもらうことがあまり好まれないご利用者様の場合
逆に「○○しましょうか~」としてさしあげることを伝えると
「自分でできる できる」とおっしゃるとのことでした。

お風呂への道のりが止まるたびに、「○○手伝いましょうか~」「~してさしあげましょうか」と
何度も言うたびに、「自分でするわぁ」となって動いてくださるようになっていったんだそうです。

なかなか入っていただけないので、紙に、「昨日お風呂に入らなかったので、明日は入ります」
とご本人様紙に書いていただき机に貼っておいて、自分であくる日その宣言書を見て読んでいただき、
それを自分で見られて、入浴していただけたこともあったそうです。


大切なことは

ご本人さまの「今」を ひとつひとつ受け容れていくということ。
無理やり強引に、させない、すすめないということ。
ご入浴以外の訪問サービスの中でも、信頼関係を築いていく。


 

ご利用者様は、ヘルパーの細かい動作、在り方を、言葉にださなくとも見てくださっています。
ヘルパーが 真摯に向き合っていますという姿勢が自然と伝るサービスを提供し続け、信頼を得られていることがなによりも一番先に大切なことだと思います。