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ガレージ雑記。(仮)

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May 5, 2016
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テーマ:ロック名盤(22)
<プロローグ>
筆者はパワーメタルから始まり、今で言う?エクストリームミュージックを好きになり、
Napalm Deathの初来日公演(TOTTSUAN存命時のS.O.Bと帯同)を体験し、
フロリダから始まったデスメタル(Morbid AngelやObituary等)が出てくる前からのファンである。
(正直今やメタル以外の音楽の方が大量に聴いているが。。)

そもそもBabymetalを知人から教えてもらった時にはあまり興味が湧かなかった。
しかしながら、PVを見るやいなや衝撃を受けたのを覚えている。
つまりBabymetalの魅力は純粋に音楽だけではないことを意味している。

<ファン層の分析>
ファンとしての入りは大きく以下の4パターンが考えられる。
パターン1:アイドル・アニメフリークから
パターン2:メタルは少し聞く程度のライト・ロックファンから(ビジュアル系のファンを含む)
パターン3:家族・知人の強い影響から(幼児・キッズ含む)
パターン4:メタル等の音楽フリークから

日本のファン層を見ると、パターン1と2が多いと思われる。
海外に目を向けるとパターン4が多数出現する。
筆者も含めパターン4に当てはまる人たちが、Metalか否か論争をしたがる人種である。
パターン4には、保守層と非保守層が存在する。
保守層はメタルとはコマーシャルでなく、アンチポップな男らしい、ある意味尖がった音楽であると信じている。
非保守層は多様性に寛容であり、筆者を含め1周以上回って何でもありになっている(音楽的許容性が高い)人が多い。

<メタル論争>
BabymetalはMetalなのか?その問いが盛んにネットで出ては論争を起こしている。
名前にMetalという文言が含まれている以上、Metalベースなのかと容易に想像できる。
しかし、Metalがベースというより、やはりアイドル(J-POP)がベースなのだ。
アイドルの要素のほうがメタルの要素よりはるかに多い。
それは曲に占めるJ-POPの割合だけではなくビジュアル+ダンスも含んでの話だ。
実際、PVを見ずに音楽だけを聴くと(特に先述パターン4の人)、半笑いなってしまうだけなのだ。
それほど、Babymetalにとってビジュアル(ダンス)が重要なのだ。
PVやライブのパフォーマンスを見て彼女たちのキュートさにやられ、しかも十分聴ける音楽なので、
先述のパターン2、パターン4の人たちがあっという間にファンになってしまう図式だ。
これは歌詞が日本語で頑張る"Dir En Grey"より遥かに成功すると筆者が考える理由の一つだ。
また本気メタルで活躍したかつての"Loudness"を超える(もう超えている)ことも間違いない。

メタルフリークから言わして頂くと、あまりメタルを聞いていない人間にとっては
Metal要素が強く聞こえると思う。
しかし実際の比率はアイドル(J-POP)6に対して、Metalは3程度で、
残り1はスカやヒップホップ、エレクトロ等の要素でアイドル音楽+メタル+その他のミクスチャなのだ。

この比率は曲よって異なるが、ベースはこのような比率と筆者は考える。

アイドル(J-POP) : Metal : エレクトロ・スカ他
6 : 3 : 1


結論を言えば、Babymetalは"メタルではない"という意見には、"そうだ"と言える。
しかし、Babymetalは"メタルではなくJ-Popだという意見には、"否"である。
つまり、Babymetalは未だかつてない"メタルとアイドルの新しいミクスチャ音楽"なのである。
言わば人類が遭遇しなかった"新種"の音楽に関して、既知の種類で区別することは適切ではない。

<音楽性>
BabymetalのMetal要素について考察すると、近年の代表たるSlipknot等に比べるとヘヴィさは控えめだ。
これは非常に重要でメタルの中に"聴きやすさ"を生じさせる決定的な要素として構成されるものだ。
速い曲は昔流行ったスピードメタルのような古典的な印象を受ける。
しかしそれでも新しく聴こえるのはサビが全くそこまでのリフに関係のないJ-Pop全開だからだ。
そのメロディーは非常にキャッチーで誰もが口ずさむことができ、作曲者の才能を大いに感じることができる。
もうBon Joviなどのキャッチーさのレベルでは到底なく、メタル専門のバンドからはこのようなサビ部分の作曲は困難だ。
Metal要素でも曲の良さを決定する重要な要素の"リフ"についてだが、
ヘドバンギャー!!に代表されるように、メタルフリークからしても非常にかっこ良いリフで、
アイドル部分を抑え曲として納得させられる秀逸なものだ。
これは逆にJ-Pop専門だとリフ部分の作曲は困難だ。
J-Popとメタル部分の大きく分かれているので一人の作曲家では作曲が難しく感じるのだが、
どちらも本格的にする必要はなく、良い意味で中途半端なのだ。
それがミクスチャ音楽であり、ある意味良い所取りなのだ。
これがまた国内外のメタル信者に偽物だと言わしめる遠因になっている。

<新しいが故の批判、結局は曲の良さで決定される>
また、過去の歴史からみても完成された音楽はそのサブジャンルを生み、
更には他ジャンルの音楽と結合し新しい音楽が創生される傾向にある。
メタルでもデスメタルやメロデス、メタルコア等そのような現象が生じているが、
BabymetalはJ-Popとメタル(+その他)の融合で全く今までになかった新しいジャンルを生み出そうとしている。
保守的な人はそれに対して嫌悪を覚える人もいるだろう。
保守的が悪いとは言わない。しかし保守的なのは変化や多様性に狭量であることは自覚すべきだ。

それはバンドであっても同じことで"Manowar"というバンドでも"偽物メタルに死を!"
などという少し赤面してしまいそうな内容を真顔で主張しているバンドもいる。
少しかっこ悪さがあるが、曲の良さでそれをかっこよく見せてしまう凄さがあり、
欧州を中心に人気がある。
これはBabymetalでも同じことが言える。メタルとアイドルというふざけた組み合わせで、
少し滑稽なのだが、曲の良さ+彼女たちの魅力+ダンスでそれをカバーしているのだ。
音楽なのだから結局は曲の良さに帰着するのである。

<Babymetalの素晴らしいところ>
Babymetalの特筆すべき素晴らしさは、
メタル好き、ロック好き、アイドル好き、アニメ好き、男だけではなく女の子も、
更には子供でも夢中にさせられるところだ。
男には3人の娘が可愛く映り、時に見せる激しさにしびれ、
女にはアニメを体現したような可愛さに夢中になり、
誰でも歌えるキャッチーなメロディー、可愛いダンスは子供や老若男女を魅了する。
こんな幅広い層の人を虜にするメタルっぽい音楽はかつて存在しただろうか?
おっさんが夢中になっている音楽を子供たちと共有できるなんて最高だ!
メタルでもない、ポップでもない、スカでもヒップホップでも童謡でもない。
Babymetalサウンドがそこにある!

これは称賛に値すべきであり、これによってメタル音楽への造詣を深めたり、
その逆のアイドル音楽への興味を持つのもしかり。
お互いの音楽ジャンルにとっては入門者が増え良いことばかりだ。

Babymetalのライブは他のバンドとはハッキリ違う。
メタルバンドのライブでは絶叫して頭を振り乱し暴れているのをよく見るが、
Babymetalのライブではモッシュも起こるが、とにかく笑顔が多いのだ。
少し照れがあるようにも思うのだが、笑顔が多いライブは本当に素晴らしいことだと思う。

<Babymetalの今後>
Babymetalがツアーを続け、もっとファンを増やせば、
海外フェスでヘッドライナーを飾るのも夢ではなくなってきた。(まだ無理)
新譜が出たばかりで少し気が早いが、次の新譜が鍵になってくると思われる。
世界のファンを更に獲得できるか。
ファンをがっかりさせドルヲタのみが残るカルトバンドとなるか。
今から注目していきたい。





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Last updated  May 6, 2016 03:21:51 PM
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