踏んだり蹴ったりの熱海旅行その1 | あっきゅんのぼやき

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旅とフィギュアと、ときどき小説

その1今回は熱海旅行の日記ですが、残念ながらあまり画像はありません。
自分のカメラが壊れたので、友人の画像を使っているのですが、場所によって1枚も撮っていないところもあれば、何十枚撮っていたりするので偏っています。
なので今回は小説風に・・・。頭の中で想像してくださいませ!


高速バスの車内が灯り、カーテンで外が見えなくとも目的地に着いたことがわかった。

6月21日朝6時頃。雨の降る新宿に降ろされた私は小田急線へと向かった。

早朝とはいえ電車は人が多い。傘はみな持っていた。家を出るときには降っていたのだろう。

私が深夜バスに乗るときは降っていなかった。
「今傘を持っていない自分は「おのぼり」にしか見えないだろうな。」
と分析する。

海老名で下車した。


今日は熱海旅行。友人と待ち合わせる。友人は当然ながら傘を持っていた。
まあ車に乗れば雨なぞ気にならないだろう。レンタカーショップへ向かうまでが大変なだけだ。


友人に「なぜ海老名でレンタカーを借りたのか?」
と質問をされた。

確かに友人は足立区だし、自分は新宿で降りたのだから、その近辺でもいいではないか、と思うのは確かだ。

私は友人の考えの甘さを指摘した。

レンタカーは大概7時か8時にならないと借りられない。
更に都心部で借りれば、値段もさることながら渋滞に巻き込まれてしまう。
だからこそあえて都心部を避けて海老名にしたのだ。

そしてもう一つ。あえて熱海で泣く海老名で借りたかにも理由はある。

「旅は道中が楽しくなくては面白い旅とは言えない」
というのが私の持論なのだが、海老名のサービスエリアは東海を旅するなら行かなくてはならないスポットだと思う。
かつて社員旅行で初めて行ったが、そもそも都心の電車通勤生活者において車は嗜好品だし、ましてやサービスエリアなぞ非日常の空間だ。そして海老名のサービスエリアの広さときたらそこらの大型スーパー顔負けの規模だ。
これから日常を離れ非日常の時間を過ごすんだと心にきざませるとても大事なところなのだ。

と思っている。

だから海老名で借りたのだ、と友人に説明する。友人も納得した。

しかしここからが面倒なことの始まりなのだ。




確かに海老名で借りてサービスエリアに入るのはいいが、海老名サービスエリアを使うように高速を乗るにはいったん新宿方向に北上し、隣の市の綾瀬(だった気がする)からのらなくてはならない。
結局渋滞を避けるためにと南下したのに、あえて渋滞に突っ込む形となった。高速に乗るときにはすでに1時間以上過ぎていた。
レンタカーの予約時間。8時~20時。高速に乗った時点で10時近くになっていた。