かーちゃんはつらいよ

社会人(就B、生活介護)1年目のそうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)を育てるかーちゃんの雑記。

メンテナンス

2024年05月04日 23時01分13秒 | みゆみゆとの生活
負荷が多すぎた日々を抜けて、小休止。
連休初日は、ひたすら寝てから少しリハビリ。

木曽川を眺める。美しい。
それから祖父江緑地公園でお散歩。
家族でバーベキューに来ている人達が大勢いて。
なんでここにいる子どもたちは脱走しないんだろう?
宇宙から地球人を観察しに来たような錯覚に陥り。
お腹痛くなってすぐに帰宅し、また寝た。
で、夜もまたぐっすり。
ストレスたまりすぎ。

2日目は早めに起きて、ゆっくり朝食。
洗濯を干しながら「琵琶湖見に行きたいなー。電車で行くのはどう?」と夫に呟いてみたら。
「それなら○分のJRに乗ろう。」と言い出し、さっさと行く準備を始めた。
こういうとこが私とは性格が違う。
私なら時刻表なんぞ調べず自分のタイミングで最寄り駅に行って、来た電車に乗るなぁ。
しかしその時の私は何もかもそのまま放置して遠くに行きたい気分だったので。
たった今、夫が立てた計画に従い、大慌てで洗濯干しを終えて自転車で飛び出した。
「琵琶湖見に行きたいなー」から5分で家出られるのすごいと思う。

向かったのは彦根。
彦根城はまさかの150分待ちで入らず。
ひこにゃんがいるというので離れた場所へ行った。

生で見るとひこにゃんってマイペースでかわいい。

小鮎の天ぷら、美味しかった。
あと「クラブハリエ」のソフトクリーム最中も絶品でした。
最中の香ばしさ最高。

雄大な琵琶湖を見て、
14000歩歩いて、
昼間からビール飲んで、
帰宅。

二日間を足して2で割ればちょうどいい運動量かも。
どちらにしても、良い気分転換になりました。


新規事業所契約

2024年05月02日 22時32分59秒 | みゆみゆとの生活
土曜日、月一回か二回なら利用できます、
という生活介護事業所と契約してきた。
ひとまず。
ほんとはここに平日も来たかったけど、送迎の兼ね合いもあり難しいとのこと。
残念。しゃあない。

契約の面談で細々とそうちゃんのことを聞いてもらえた。
重度の自閉症者をたくさん見てきている事業所だけあって、質問もお答えも的確。
頼もしいです。

途中から担当相談員さんも合流し、今後についても色々話せた。
「ありがとうございました。またよろしくお願いします。」
玄関を出てから、また続きで相談員さんとお話。
結局全部で2時間以上、濃い話ばかり。
すぐには結論が出ない、私の不安爆発の堂々巡りな内容。
ご迷惑かけちゃったかな。

私は、段取りをしっかり組んでからさらに石橋を叩いて渡るタイプ。
考えすぎるくらい色んなパターンを想定し、それぞれの対処法を用意したい。
…という性格にはきつい、不透明すぎる現状。

自分自身のメンタルも守らなきゃ、と思うので、考えすぎないようにする。
こんな時にはお笑いでも見るのが一番!
頭空っぽに。空っぽにして。

ドクター直電

2024年04月30日 22時50分50秒 | みゆみゆとの生活
急きょ、グループホームにてサービス担当者会議が開かれました。
そうちゃんの脱走対策、それから支援の方法について話し合うため。
急にも関わらず駆けつけてくれた各所の皆さまに心から感謝を。
これまでの経緯を話し、それぞれの場所での様子を報告して、最後には具体的なことをいくつか決めた。
とても濃い会議となりました。
終了後はみんなでそうちゃんのお部屋を見に行って、あれこれ工夫について話した。

これだけの人が支えてくれている安堵感と、
息子のこれまでにない不安定さがいつまで続くかわからない不安感、
それから、いずれ誰も助けてくれない日が来るのではないかという恐怖、
それより何より、本人がどんなに辛い状況にあるかを想像しては、親としての苦悩に苛まれ。
フワフワ鬱々した気分でホームを後にした。

暗雲の中にいるような気分の午後、入院中の病院の主治医から直接電話が。
「今回は大変でしたねー。」
「入院は2週間とします。」
「薬の調整をしますね。」
「保護室では、歌とか歌いながら落ち着いて過ごしてますよ。」
立て続けに報告があった。
ドクターの声がとても明るかったから、光が射したような気分になったよ。

電話を切ってから少し仕事して、夕方は病院へ手続きと荷物を渡しに行った。
あと、精神科の医療保護入院なので、ケースワーカーさんと面会。
「今回は大変でしたねー。」
ドクターと同じ口調で笑えた。
病院に入院する人って大体は「大変」だから、彼らにとっては一種の日常なのかもしれない。
そう思うだけで少し肩の荷が軽くなる。私だけじゃないんだって思える。

病棟でそうちゃんの荷物を看護師さんに渡して、あちこち電話で報告したら、なんだかうっすら霧が晴れたような気持ちになって。
帰り道、揚げ物食べたーい!が頭の大半を占めた結果、

晩ごはんは、「レンコン肉巻きフライ」と「バターたっぷりポテトサラダ」になりましたとさ。

緊急入院

2024年04月28日 20時47分42秒 | みゆみゆとの生活
昨夜は部屋の小窓からも出ようとしていたそうちゃん。
あまりにも落ち着かないので、頓服を飲ませて横で添い寝しました。

朝は頓服が残っていたのか、この前の受診で薬を増やしたせいか、ボーッとしており。
それはそれで心配でした。

午前中、合唱練習に参加した時も心なしか笑顔少なめ、動きも少なめ。
そのあとお昼ごはんを食べに行ったお店で、事件が。
詳細省くけど、突然の大声、器物破損、飛び出し、行方不明。
で、全身泥だらけで発見。どうやら用水路に入ったらしい。

相変わらずGPSのおかげですぐに見つかったけども。
そして幸運にも怪我は何もなかったようだけども。
これはもう、尋常じゃなさすぎる。
命を守りきれない。

思いきって大学病院精神科に電話し、ドクターに直談判。
「今から来られますか?診察します。」
からの、保護室入院。
お店で興奮状態になってから入院まで、3時間弱というスピード隔離でした。
ラッキーだった。
これで夜安心して眠れる。私も、そうちゃんも。きっと。

緊急入院は4年ぶり↓
4年前の事件
この時は世界中がコロナ禍に入った年。
学校も休校とか分散登校とか、マスク生活に頻回の手指消毒。
環境の変化が大きすぎた年だった。
そうちゃんにとってはそれ以来にデカい環境変化。
確かに。

よっぽどしんどかったんだろうと思う。
ともかく安全を確保し、落ち着かせるのが最優先。
今は医療者にお任せして。
私もいっぺん頭空っぽにして寝る。
じゃないと身がもたん。
おやすみ。

また脱走 どうすりゃいいのか

2024年04月26日 23時34分33秒 | みゆみゆとの生活
昨日の晩、グループホームで居室の壁を蹴って穴を開けた。
今日、大学病院受診して薬を増やしてもらった。
夜9時、グループホームの窓から脱走。
警察に捜索してもらい、無事に無傷で発見。
自宅に連れ帰り、頓服のませて寝かせた。
今ここ↑
たまらん。

過去一の大脱走だった。
川を二つ越え、約5キロ先にて捕獲。
素足で5キロ、それも爆走40分で。
パトカーが何台も出てくれました。
警察官が「GPSいいですね。警察犬だと2時間はかかるからなぁ。」と言ってた。

そうちゃん、最近の脱走ではなぜか警察署前を通る。
110番すると聞き取りに時間がかかるので、直で警察署に電話して、「GPSによるとそこの署の前を走ってます!」と言うことに。
そうすると警察官を数人、すぐに道路に出してくれるので。

けどタッチの差でそうちゃんが早く通り過ぎたみたい。
もっと早く電話すればよかった。ほんの少し躊躇したのがいけなかった。

川を越えて隣の市の管轄に入ったことがわかると、こちらの警察が「そっちにまっすぐ走ってるから先回りしてください。」と電話してくれた。
ああ、よそのでかい市まで巻き込んだよ。

早めに見つかってよかったけど、帰宅したらもう10時近かった。
やばい。心配のしすぎで脳が興奮してて眠くならない。
いやー、それにしてもどうすりゃいいんだ、これ。
とりあえず、家中のシャッターを閉めて、あちこち厳重にカギをかけて。
寝る。
明日のことは明日考える。
おやすみ!!(やぶれかぶれ)

市役所で相談

2024年04月25日 20時29分47秒 | みゆみゆとの生活
昨日は市役所へ相談に行ってきた。
今そうちゃんが大変なことになっていることを知ってほしくて。
また、ちょっとした要望もお伝えしに。
昔お世話になった職員さんが久々に福祉課に戻ってきていて、心強かった。

ひとまず来週見学する生活介護事業所に期待しているけれど、どうなるかわからないし。
万一また脱走してグループホームにいられなくなったら、もう行政を頼るしかないと思う。施設保護とか、ロングショートステイとか。

そんな可能性も視野に入れての、相談でした。
そうはいっても、基本的には親が元気なら歯をくいしばってギリギリまで頑張ることを求められる、とわかっているけど。

明日は大学病院の受診。
またまた1年で主治医が代わり、初めましての先生です。
いい先生だといいなー。

事業所探し

2024年04月22日 20時39分57秒 | みゆみゆとの生活
昨日のブログ、文が荒れててお恥ずかしい。
読みにくくてごめんなさい。
文章の乱れは心の乱れ。

先週見学に行った事業所は、今日相談員さんを通じて正式にお断りがありました。
安全に預かれない、というのが理由。
スタッフさん達でしっかり話し合ってくれたよう。
申し訳ないけれども、事業所側の都合もあって・・・と謝ってくださっていたみたいです。
無責任に軽く「いいですよ」と言ってすぐに投げ出されるよりは、無理なものは無理と言ってくれた方がいい。
今回の対応には、誠実さを感じました。

とはいえ。
さてどうする。

お仕事の合間を縫って、他市の事業所に問合せ。
「障がい名と年齢は?」
「自閉症で、18歳です。この3月に高等部卒業したばかりです。」
「え?そうなんですか。じゃあ今どこにも通っていないということですか?」
「いえ、B型就労に3日、生活介護に2日通ってたんですけど、生活介護の方をやめなければならなくなって・・・。」
「んん??どういうことですか?Bがよくて生活介護がダメ?ん??何があったんですか?」
こんなにハテナだらけの文章を初めて聞いた。
まあ、ハテナになるのはわかる。
そしてとても素直な感じの反応を見せる管理者さんに好感も感じた。

詳細もろもろ説明し。
他害よりむしろ脱走がネックで、引き受けてくれる事業所がなく困ってる旨を訴えた。
「止めれば止まりますか?」
「言葉だけでは止まりませんが、手とか服とかをつかんで止めればそれ以上無理矢理行こうとはしません。」
「じゃあ大丈夫かもしれません。うち、脱走する人何人かいるので慣れてるんです。目を離すこともありませんし。」

脱走する人に慣れている。
頭の中でこのフレーズがこだました。
なんてステキな響き。(基準おかしくなってる)

「ともかく体験してもらわないとわからないので!」
という威勢のいいお言葉をいただき、来週2日間体験の予約を入れました。
体験でうまくいけばGO、ダメなら気持ちを切り替えてまた次を探すつもり。

基本的には、そうちゃん自身が選んでいくと思っている。
ここはちょっと、と思えば「問題行動」を起こし、それに対処できないところにはちゃんと断られる、というふうに。

学校を出て、
予約乗船していた船から落ちて
大海原に放り出されて、
必死で助けを呼びながら泳いでいたら浮き輪が投げてよこされて。←今ここ。

最終的にはのんびり常夏の島で暮らせてたりして。
フルーツ食べて、歌を歌って。
おしごとして、仲間とニコニコ笑って。

なんとかなるさ、きっと。
私たち、日頃の行いがいいもの。(ほんまか)

2階からの脱走

2024年04月21日 20時40分23秒 | みゆみゆとの生活
こんな日ってある?

朝8時に家を出て、心身障害者福祉協会の総会お手伝い。
一応理事なので、スーツ着て白いお花を胸に着けて。
今回はステージマネージャー的な係だったので、舞台袖とロビーを行ったり来たりバタバタと。
来賓は市長さん、議長さん、県議さん。控え室にご挨拶に行ったりとかもした。

お花も大きい。
大汗かきながら裏方として総会と議事を見守ったら、今度は「指揮者」に早変わり。(見た目は特に変わらないけど。)

ギリギリまでアトラクションの出演者が決まらず、今年は我が合唱団が受けることになったのです。
そうちゃんも一緒に舞台に立ち、いつもの合唱を心を込めて。
いつになくハイテンションなそうちゃんは、独特の単語チョイスで「うらしまたろう!」と合いの手入れたり、ちゃんと歌詞歌ったりしつつ、まあまあピョンピョン跳ねておりました。
夫はギター3曲ピアノ3曲、伴奏してくれた。本番前に「楽譜忘れたかも!」ってワタワタしてたのちょっと面白くて、すぐに見つけて渡してから「まあ落ち着け」と背中撫でた。
バタバタした両親の代わりにそうちゃんの面倒見てくれてた団員の皆さんに感謝。
「いのちの歌」の「泣きたい日もある 絶望に嘆く日もー」のところで、あるある、と心で号泣。
しかし今日はこれがフラグでした。
午後ほんとに泣きたくなった。

はい、タイトル。
帰宅後、昼食を食べた後のひととき。
そうちゃんが2階に上がったので、お昼寝してねー、と見送り。
私が残りの助六を食べようとしたら、なんか2階が騒がしい。
「ひゃーっ!」という叫び声も聞こえた気がして、慌てて2階に様子を見に行ったら、寝室のカーテンがヒラヒラ。
そこへ、外を走るそうちゃんの声が下から聞こえた。

やばっ。ベランダ乗り越えて庭に飛び降りたんだ!
驚いて玄関を出ると、隣のご主人が「今そうちゃんそっちに走って行きましたよ。妻が走って追いかけました。」と。
緊急事態だ。
すぐに車で追いかけ、途中隣の奥さんを拾って、幸いにも1キロほど先でそうちゃんを無事捕まえることができました。

ていうか。
2階のベランダって4メートル近い高さなんですけど。
無傷でそのまま走って逃亡できるってすごすぎん?どうやったの?
降りた付近の土がたまたま柔らかくてよかった。

手に2センチ、足に3センチほどのうっすらかすり傷があった以外に怪我をしている様子もなく。
不幸中の幸いですが、交通事故にも合わず。
にしても親としてはダメージでかい。
2階は安全ゾーンだと思ってたから。
これからは土日は2階のシャッターを全部閉めなきゃいけないかな。

まあ、ほんとに。
なんて日だ!
としか言いようがない。

就活、冷や汗

2024年04月19日 23時07分34秒 | みゆみゆとの生活
初めましての生活介護事業所に、見学に行ってきた。
私、夫、そうちゃん、相談支援員さんの4人で。
行く前の車でそうちゃんに、
「就職面接だからね、おりこうにしといてね。」
という絶対伝わらない声かけをしたんだけど、これは後のフラグとなりました…。

緊張しながら中に入ると、利用者さんに私が以前仕事で関わった方がいて。
笑顔で近づいてきてくださり、和んだ。
嬉しいな。覚えててくれて。そんなに嬉しそうにしてくれて。

管理者さんから事業所の説明を聞く間、職員さんがそうちゃんを見ていてくれた。
廊下の向こうにフラーッと歩いて行ったかと思ったら、別の職員さんが慌てた様子で現れて、
「今、玄関の鍵を開けて出ていかれました!職員が追いかけてます!」
どっと冷や汗が出る。
慌ててホールから外を見たら、帽子をかぶった青年に施設職員さんが追い付いたところだった。

あちゃー。
就職面接であってはならないことNo.1「脱走」、やってしまいました。

当然ながら職員さんは渋い顔で。
「お預かりできるかどうかは、安全面を第一に考えた上で他の職員とも話し合って考えたいと思います。」とのこと。
お返事は週明けとなりました。

あああーーー。
ダメかなあ。
体感、五分五分なんだけどね。              

B型の家族会

2024年04月18日 21時17分17秒 | みゆみゆとの生活
B型事業所の家族会があり、初めて参加しました。
席に着いてすぐ、顔見知りの方が近づいてきて隣に座られて。
「家族会の役員をやってくれる人がいないんだわね。」と始まった。
うおー。
これ、よく聞くやつ。
歴史ある作業所だと親が高齢化しており、新しく入った親にすぐに役員が回ってくるとか何とか。
にしてもまだ入って1ヶ月半ですが。

まずは他の皆さんに聞いてみて、
誰も手を挙げてくれず、
しかもみんなが家族会の存続を望んだら、
あなた指名するから役員引き受けて。
大丈夫。私たち2人が全部やるから。
何にもやることないない。
名前だけ貸して。

あ、はい。わかりました。
と言ってしまう私。
ははは。この感じで今に至る、ノーと言えない小心者。

最終的に出席者全員に聞いた結果、
役員を引き受ける人は誰もいない。
もう家族会はなくしていい。
ということで一致し、今年度限りで終了することとなって私は役員にはなりませんでした。
今までの流れを知らないので、なんとも言えません。
ただ、時代の流れかな、とは感じた。
出席者のほとんどは65歳以上で、たまに若い人かいてもその人は利用者さんのきょうだいさんだったようです。

そうちゃんはまだ働き始めたばかり。
長くここに通えるといいなー、と思った。
事業所への要望はないですか?という質問が全員に回ってきたので、
「生活介護とB型の多機能型事業所にしてもらいたいです。」と言ってみた。
ええ、初めて家族会に来た人が言うことではないですよね。知ってる。
職員さん、一応はメモ取られていました。
実現するといいな。