お義父さんが胆石の手術。お義母さんがその時に一人で無理をして腕を捻挫。
お義姉さんが実家に帰ってずっと手伝っていた。
妹が居たらなあ。
時々そう思ってしまうってLINEが来たけど、お義姉さん、ワタクシ、毎日毎時間毎秒欠かさずずっとそう思ってますけど・・・。
とても心配してるし、何かお手伝いしたかったけど、残念ながら、ワタクシは嫁さんの実家では、あくまでお客さん、だ。
takashiくんが来ると、頑張っておもてなしをしようとするので、遠慮して欲しい、とお義姉さんに言われたら、従わざるを得ない。
だが、息子は違う。
やっぱり孫は身内。血の繋がりなど鼻で笑うばかりか、気持ち悪いとまで思うワタクシだが、その世間の考えも分かる程度には大人になったし、お義父さんお義母さんにしても、ワタクシよりも孫に会いたいという気持ちも首肯できる。
というわけで、明日、息子と一緒に嫁さんの実家に行くことになった。息子は、正月も行けず、その正月の代わりに行く予定だった日も急遽行けず、なので、ようやっと、という感じだ。
都合よく、というか、ちょうど良かったというか、なんというか、息子が今付き合っている彼女さんが、嫁さんの墓参りに行きたいので、一緒に行くという。
お義父さんに連絡してみると、来るならおいて、という返事。
まあたしかに、来るというものを拒めないわな。
そもそもお墓、というものにも否定的なワタクシではあるが、実際に火葬したあとの遺骨は、我が家にもある。分骨という形を取っていて、独立した息子のところと、そして、実家のお墓、この3個所に遺骨はある。
エラソーに言っている割に、遺骨には側に居てほしい、という思いと、いつの日か、もう一度一緒になりたい、という全くもって科学的ではないことを考えてる。
あと、いつか嫁さんの希望だった宇宙葬ができればいいな、という持ちもないわけではない。
とまれ、明日はお墓参りだ。
世間の常識はよく分らないが、嫁さんは実家のお墓に入っている。ワタクシの方ではなくて。
そこには全然こだわりはなく、お義父さんの希望通りにすればいいと思っていた。
たしかに全く関係ない、全然知らない人のお墓に入る、というのもねえ。
ということで、形に残ってるお墓、にお参りに行く。
ちゃんとお花も買った。
たしか少し前に、
わたしのお墓の前で泣かないで、
そこにわたしはいません、
という歌があった。
じゃあどこにいるのかな、と思ったら、千の風になって、大きな空を吹きわたってる、と。
じゃあ、お墓のところにも居るじゃん、
そう思った、科学的思考の持ち主のワタクシである。
今も姿形は見えないが、いつも一緒に居ると思ってる。
同時に、お墓参りにも意味はあると思ってる。
自宅のお骨とはまた違う意味がきっとあるんだろう。
そのどれもが嫁さんで、大事にしたいと思ってる。
自宅の嫁さんに、明日、実家のお墓の嫁さんに挨拶に行くよ、と挨拶した。
笑ってるかな。
呆れてるかな。
いや、たぶん、それよりもまず、わたしができなくなってから乱れてる部屋をさっさと掃除しろって思ってるに違いない。
そろそろ、お掃除しよか~、たーじぃよお~。