ファーム体験記 No.14 ラズベリーピッキング | ShareするAussie Lifestyle

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こんにちは☆Chihiroです。

今回はラズベリーピッキングの体験です。グレープ、イチゴファームが多かったので今回はなんだか新鮮ですね!!
今回のファーム体験談を書いてくれたのはAyumiさん。


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File014
State:QLD
Town:Caboolture
Wages:基本的に歩合制(まれに時給の仕事がもらえる)


01 -
「どんなファームのお仕事されましたか?」

ラズベリーの主にピッキングから始まります。毎日朝6時頃(夏は日中暑い時間の勤務を避ける為、朝5時頃から)からそのファーム内に実っているラズベリーを全てとり終えるまでピッキングします。日々の気温や湿度によってラズベリーの実り具合が変わってくるので、基本は15時頃で終わるのですが、実りの良い日やデイオフの次の日は18時頃までだったり、反対に実りの悪い日は朝10時で既に終了、なんて事もありました。

ピッキングの他には、パッキング、それから時給での対応になるトレイラシング(長く伸びたラズベリーの茎を格子垣に入れこむ作業)やプルーニング(雑草を抜いたり、余分な茎を剪定する作業)がありますが、基本的にこれらの作業はピッキングより稼げるので皆がやりたがるのですが、そうはいきません。ピッキングがとても早く綺麗にできている人やスーパーバイザーに気に入られた人、あとは運やタイミングが物を言うという感じです。


02- 「どこのファームで働いていましたか?」

Caboolture市街から車で10分程のRedHillというファームで、この会社はいくつかファームを持っているらしく、基本はここでしたが、トラックも運転できる友人は同じ会社の別ファームにも数週間行ったりしていました。


03- 「ファームのお仕事で大変だったことやビックリしたことはありますか?」

私が働いていた時期は10,11月頃、オーストラリアでいう春、なのに日中のハウス(といっても屋根だけで壁はなく風通しは良い方!?)の中の温度の高い事、高い事!あまりに暑くなる日はワーカーを熱中症等から守るため、その日の作業は中止、なんて日もありました。夏になったらどうなるのだろうと身の危険を感じたのを覚えています。

それから蛇!時期だったのか、たくさんの蛇が出現しました。地面を這っているものはもちろん、ラズベリーの苗に巻き付いていた蛇も。この蛇は毒がある種類らしく、蛇対策に長ズボンの着用が義務づけられ、蛇発見時には、大きく動かず大声で叫び皆に知らせる(蛇は耳が無いので音は聞こえないが動く物に反応する為)という流れでした。私自身「ただの蛇でしょ」くらいのノリだったのですが、長年働いているスーパーバイザーですらこの種の蛇を恐れている、という事を知った時にはさすがに身が引き締まりました。

04 -「どうやってファームのお仕事を探しましたか?」

インターネットサイト「豪々メルボルン」を主に色々なサイトへ飛び、何件もの求人広告に連絡しました。きちんと返信があったのはたった数件で、その中から対応が良く、条件の良さそうなブルーベリーファームを選びました。が、初日実際働いてみると重労働の割に低賃金(初日でたったの30ドル)、設備の悪さ、対応の適当さ等が目立ち、直感でここは駄目だと判断し、初日で辞め、次の日からは上記に記載した内容のラズベリーファームへ。このファームはバックパッカー初日でたまたま出会った日本人の女の子に紹介してもらいました。


05 -「ファームに行って良かったと思えることは何ですか?」

日本では経験する事のなかったファームジョブ、実際にやってみると、汗を流しながら働く事がこんなにも素晴らしいものだったのだ、と感じました。それも、たくさんの友人ができその友人と共に一緒にやり遂げる達成感、日々の疲れからご飯もお酒もより一層美味しく感じる、そんな小さな幸せを日々感じる事のできる生活。都会では感じる事のできないこの喜びこそが、ファームに行って良かったと感じさせてくれました。

ストレス社会である日本。オーストラリアに来ただけでもストレスを感じさせない、のんびりゆったりな国だなと感じていたが、ファームジョブを体験してからは、ストレスの欠片もない、これこそがまさに「私は生きているんだ!!」と思わせてくれる生活でした。


06 - 「実際にファームでのお仕事ではいくらくらい稼げましたか?」

有り難い事に基本のピッキング以外のお仕事も沢山やらせて頂けたので、ピッキングだけをしているワーカーよりかは多めの週800~900ドル前後(タックス込み)でした。もちろん週でばらつきはあったものの、一番最初に行ったブルーベリーファームにずっといたら、きっと週300ドルが良いところだったと思うので、こちらのラズベリーファームに行けてラッキーでした。ちなみに、このファームのNo,1ピッカーの女の子は週に1000ドル以上を普通に稼いでいたとかで、それに比べると全然稼げてないようですが、私は満足です。



07 - 「英語は使っていましたか?」

もちろん英語環境でした。というのも、このファームで働く人の大半は台湾人、韓国人、それに数人の日本人やヨーロピアン、フィリピン人やベトナム人、もちろんオージーもいましたが、やはり世界の共通言語“英語”が飛び交う日々でした。

他にも、お互いの国の言語を教え合ったりと、英語以外も覚えてしまいそうでしたが。


08 - 「どこに滞在していましたか?」(家賃は週いくらくらい?バックパッカー、ファームステイ)

バックパッカーでの滞在

6人部屋 120ドル(閑散期105ドル)/

8人部屋 110ドル(閑散期 100ドル)/


Cabooltureに多くあるストロベリーファームのシーズンが終わると閑散期となる


09 - 「滞在先はどうやって見つけましたか?」

ファームジョブをインターネットで見つけた時に同じくバックパッカーも紹介されました。


10 - 「これからファームに行く人へのアドバイス」

悪質なファーム情報も沢山飛び交っているとは思いますが、そんな所ばかりではありません。私が行っていたところのようなしっかりとした会社、設備、対応のファームもたくさんあります。私もファームへ行く前は、お金の面でも気持ちの面でも正直不安で不安で仕方がありませんでした。でも、今は言えます。「本当に行って良かった」と言うとこを。もちろんお金もしっかりと稼げたというのもありますが、たくさんの友人、それから、日本やシティジョブではできない貴重な体験ができた事、「これぞオーストラリア!」という何か熱い物を感じました。



今回のファーム体験記はどうでしたでしょうか?
インターネットのサイトで応募したけれどなかなかいいように仕事がもらえなかったりするケースをよく聞きます。ファームは知り合いの紹介で行くのが一番確実に仕事がもらえて稼げたリするので行き先が決まってから移動することをおすすめします。
また次回のファーム体験記をお楽しみに!





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