こんにちは☆Chihiroです。
今回は2カ所の場所でファーム体験!大人気のグレープファームとイチゴファームでの体験。
今回のファーム体験談を書いてくれたのはNOさん。
今回の仕事は、イチゴのパッキングのお仕事とブドウ畑でのビンヤードでのお仕事です。
早速見てみましょう。
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File013
State:QLD,Tas
Town:Caboolture, Lauceston
Wages:歩合制と時給制
01- 「どんなファームのお仕事されましたか?」
Cabooltureでは、イチゴのパッキングと言って、ピッキングの人たちが摘んだイチゴをひたすら詰めて流すという作業でした。
詰めるパックには種類があり、一番いいイチゴは1st、食べれるけど少し不格好なものは2ndという風に分けて詰めていました。グラムや詰め方が決められているので、最初は慣れるまで苦労しました。
良くないイチゴを1stのパックに入れるとチェックをしているQCというポジションの人に呼び出され、注意を受けます。呼ばれる際に、自分のパックをしている場所に設置してあるランプが光り、それが呼び出しの合図なので、黄色く点灯する度に自分の詰めたパックをもらいに行かなければなりません。呼ばれると自分の手を止めなければならないので時間のロスになり、その分自身が稼げないことになります。なので、いかに素早く、かついいイチゴを選びランプが点灯せず、詰められるかという感じでした。
Launcestonでは、ワインを作るためのブドウ畑をビンヤードと言うのですが、そこでいいブドウが育つように、不要な枝や木の芽は取らなければなりません。そのために、余計な枝を切ったり、石つぶてのついたグローブをはめて、木の芽を擦ったり、ブドウを支えているワイヤーを調整したりという作業をしました。私の行っていたビンヤードはとても広くて、ブドウの木がズラッと約30本以上は並んでおり、その1列をひたすら中腰でブドウのために働いていました。
02- 「どこのファームで働いていましたか?」
Cabooltureはレッドヒル
Launcestonではコントラクターから仕事をもらっていたので、日によって違うビンヤードの時もありました。
03- 「ファームのお仕事で大変だったことやビックリしたことはありますか?」
イチゴファームで大変だったのは、イチゴの状態によって待ち時間が出たり、状態の悪いイチゴばかりだと、詰めるものがないので全くお金になりませんでした。
雨が降ってしまった日は、イチゴを乾かすために待たなければいけない日もあり、時給制ではないので無駄な時間を過ごすのはキツかったです。逆にシーズンになると、イチゴがたくさんあり過ぎて、10時間以上働いても、詰めるのが追いつかない日もありました。詰めても詰めてもイチゴがあるので、その時は休みもなくなりました。
びっくりしたのは、音楽を聞きながら仕事をしてもいいということです。単純作業でも音楽を聞くとモチベーションも上がりました。中には熱唱しながらイチゴを詰めている人もいました。
ビンヤードで大変だったのは、なんといっても腰や膝がとても痛くなることです。私は体力には自信があったのですが、長時間同じ体制をとるということは思っている以上にキツく、最初の一週間は膝の曲げ伸ばしが思うようにできませんでした。
膝が痛くて、歩く速度が冗談かと思う程遅くなりました。
そしてもうひとつ、女性は本当に共感して頂けると思うのですが、「お手洗いに行けない」ことでした。もちろん簡易トイレは設置してあるのですが、広いビンヤードだったため、1列が終わると次のセクションにすぐ移動するので、お手洗いに途中で行きたくなっても、遠すぎるのと、時間のロスになるので「ブッシュ」つまり、その辺でしなければなりませんでした。一番辛かったと言っても過言ではありません。
04- 「どうやってファームのお仕事を探しましたか?」
イチゴファームは友人の紹介で雇っていただくことができました。
ただ、どのファームにも言えることですが、天気や毎年イチゴの出来高によって待たなければなりません。
友人の紹介であっても、すぐというわけにはいかず、約2週間後にようやく仕事を始めることができました。
ビンヤードでの仕事は、コントラクターというファームの仕事を斡旋している人に連絡をとり、そこからのやり取りで仕事をいただきました。
コントラクターの連絡先は日豪プレスというインターネットサイトに載っていたので、そこで連絡をとることができました。
05- 「ファームに行って良かったと思えることは何ですか?」
なんといっても経験と出会いだと思います。まず日本では決して経験できない仕事であり、日本とは全く違う広大な自然の中での仕事は、ワーキングホリデーでしか味わうことのない感覚ではないかと思います。同時に、私個人としてはお金を稼ぐことの難しさも共に学ぶことが出来た気がします。そして、同じ仕事をしていた仲間との出会いは何よりも素晴らしいと思います。国も言葉も違うけど、同じ目的のために共有した時間はしんどかったり、つらいと感じた思い以上に、仲間と過ごせた時間は本当に本当に楽しいものでした。
06- 「実際にファームでのお仕事ではいくらくらい稼げましたか?」
イチゴファームではあまり稼げませんでした。歩合制なので、とても早い人で一週間1000ドル近く稼いでいた人もいますが、私自身は本当にいい時でその半分くらいでした。スピードが遅いというのもありますが、いいイチゴがない時は詰めることもできないので、いくら頑張っても一日30ドルくらいの時もありました。
ビンヤードでは時給制だったのと、その中でも時給が高いビンヤードだったので、正直とても稼げたと思います。一週間で800ドルは超えていました。貯金もすることができました。キツかった分体力も消耗しましたが、お給料が良かったので頑張れたのもあると思います。
07- 「英語は使っていましたか?」
イチゴファームでは仲間やスーパーバイザーというリーダーの方と話す時は基本英語でした。
日本人も多いので、ずっと英語というわけではありませんが、いろんな国の人がいるので、英語でのやり取りも少なからずはしていました。
でもスーパーバイザーの方も、英語が分からない人が指示を間違えないように、各国の人に通訳を頼んだりしてくれたので、助かりました。
ビンヤードでは英語しか話してはいけないというルールがありました。
ビンヤードによるとは思いますが、日本語を話すと仕事をクビにするとさえ言われていました。
08- 「どこに滞在していましたか?」
Cabooltureではシェアハウスに滞在していました。駅からも少し離れているので家賃は一週間100ドルでそんなに高くなく、とてもキレイな家でした。
Launcestonでは最初ワーキングホステルに滞在し、その後シェアハウスに移りました。ワーキングホステルとは、ホステルとファームが契約していて滞在するとファームの仕事を紹介してもらえるホステルです。家賃はワーキングホステルは一週間140ドル、シェアハウスは一週間120ドルでした。
09- 「滞在先はどうやって見つけましたか?」
Caboolureではシェアハウスを友人に紹介してもらいました。
Launcestonのワーキングホステルは日豪プレスにワーキングホステルを紹介するという日本人の方の書き込みを見つけたので、連絡を取り、ワーキングホステルを紹介してもらいました。オーストラリアでは紹介料を払って紹介してもらうことは普通だと聞いていたので、紹介料を支払ったのですが、ワーキングホステルの予約は出来ておらず、結果紹介料を支払っただけという形になってしまいました。その後、ワーキングホステルで出会った地元のオージーの方にシェアハウスを探すのを手伝ってもらい、シェアハウスに移動しました。
インターネットでシェアハウスやワーキングホステルを探される方も多いと思うのですが、台湾や韓国などの他の国に比べると日本人のコミュニティは少ないと感じます。
なので、私がしたような経験をされる方も少なくないと思います。
現に、紹介料を支払ったワーキングホステルには、私と同じようにお金だけを支払ってしまった日本人の方がたくさんおられました。
10- 「これからファームに行く人へのアドバイス」
私が今回ファームでの仕事を通して感じたことは、情報収集の重要さです。オーストラリアでの日本人のコミュニティは少ないです。私は今回、台湾や香港の友人のおかげで素敵な家や仕事を得ることが出来ました。台湾や香港のコミュニティに勝るものはないと言っても過言ではないくらい、彼らのネットワークはすごいです。そしてとても親切で優しい方が多いです。なので、たくさん友達を作ってください!自身で仕事や家をたくさん調べるのも大切ですが、もし周りにファーム経験やワーキングホリデーに行ったことのある知り合いがいるなら、お話を聞いたりすることも大事だと思います。あるいは、現地でバックパッカーに泊まると必ず日本人に出会うと思うので、そこでの情報交換も方法のひとつだと思います。私は人見知りですが、オーストラリアに来て、日本での常識はオーストラリアでは関係ないことを知りました。違う国で新しい事を始めるために、あるいは日本とは違う何かを感じたくてワーキングホリデーに来たのであれば、積極的に友達を作り、自分の目標を達成するためにたくさん情報収集して、日本では得ることのできないファーム生活を楽しんでください。
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今回のファーム体験記はどうでしたでしょうか?
日本でのの当たり前がこちらでは通用しなかったりと文化の違いを学べるのが海外生活はとてもいい経験になるかと思います。
また次回のファーム体験記をお楽しみに!
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