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日本人は本当に絶滅するのか、少子化問題

2024-04-24 10:33:46 | 時事
少子化の問題はいろいろ取り上げられていますが、確実に進行するようです。

20年後の母親候補となる女性は既に生まれていますが、確実に減少しており、この人たちが数人子どもを産むとは考えにくいですので、少子化の流れは続きそうです。

今後の日本社会は、子育て支援策が成果を挙げ、合計特殊出生率が多少改善したところで、出生数が増加することにはなりそうもありません。いわゆる論壇でも人口減少への対策に関してピント外れな議論が目立つようです。

典型的なのが「労働力の不足は、AI(人工知能)の応用や移民の受け入れで解決する」という楽観的な主張です。日本の労働力人口は今後十数年で1000万人近くも少なくなるとみこまれています。そのすべてを機械や外国人に置き換えることは無理と言えそうです。

今取りあげるべきなのは、人口の絶対数が激減したり、高齢者が激増したりすることによって生じる弊害であり、それにどう対処していけば良いかです。経済が成長し続けたとしても、少子化に歯止めがかかったり高齢者の激増スピードが緩んだりするわけではありません。

2015年の国勢調査で人口減少が実際に確認され、総人口が1億2709万5000人となり、5年前の調査と比べて96万3000人減少しました。1920年の初回調査から約100年にして、初めての減少です。さらに2016年の年間出生数が初めて100万人を割り込み、98万1000人となっています。

国立社会保障・人口問題研究所が「日本の将来推計人口」(2017年)を5年ぶりに改訂しました。この推計では2015年において1億2700万人を数えた日本の総人口が、40年後には9000万人を下回り、100年も経たぬうちに5000万人ほどに減るとしています。

こんなに急激に人口が減るのは世界史において類例がありません。長い歴史にあって極めて特異な時代を生きていると言えそうです。さらに机上の計算では、200年後におよそ1380万人、300年後には約450万人まで減るとしています。

いくら300年後という遠い未来であっても、日本がこんなスカスカになるとは考えにくいような気がします。

しかし現実的に年間100万人が減少しているのは確かであり、死者数を減らすことはできませんので出生数を挙げる必要がありますが、現在の子育て支援策などで達成できるとは考えにくいような気がします。

もっと根本的な施策が必要な気がしますが、果たしてどんな方法を使えば婚姻を増やしたり、子供の数が増えるかは相当難しい問題のような気がします。

私は人口減少が問題となるまで生きてはいませんが、もう何らかの手を打たないといけない時期となっているような気がします。


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