●前回の話 緊急事態【2】
天才は閃いた
ガス屋のミスなら、ガス屋に責任を取ってもらおう。
さっそく、ガス屋の担当者の携帯に電話した。
だが、「お掛けになった電話は電波の届かないところにいるか、電源を切っているため掛かりません」
そーだった
ガス屋の社員の持ってる携帯は、会社から支給されている物で、個人の携帯ではない、だから営業時間外では繋がらない…
困った。
しかし、またもや、天才は閃いた
プロパンガス屋には都市ガスにないサービスがある。
それは、営業時間外でもトラブルがあった時に速攻で現場に駆けつけて対処してくれる、ありがたいサービスだ(地域や契約内容によって違う)
そのサービスセンターに電話した。
事情を説明した。
SA(サービスセンター)「つまり給湯器を設置した後、店舗の看板の照明が点かなくなった訳ですね?」
「そーです」
SA「なるほど、1つお聞きしますが…
ホントにうちの作業員が看板のコンセントを抜いたんでしょうか?」
ギクッ
SA「例えば、たまたま電気系統が故障したとか、照明の電球が切れた…とかいった可能性はないでしょうか?」
「・・・」
給湯器を取り付けた時 → 看板のケーブルが邪魔になっていた → 作業終了 → その後、看板の照明が点かなくなった…状況証拠としては、作業員が看板の電源を抜いて戻し忘れた可能性がめちゃめちゃ高い、しかし100%とは言い切れない、偶然看板が故障する可能性も0ではない…
さぁ困った…
なんて答えよう
天才の脳内では、1秒間に地球を7回半回るスピードで答えを探していた…
…続く
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