●前回の話　店舗もぐらタタキ【5】

謎の男が言うには、S籐は早く内見したいらしい。
しかし、困った事がある。

S籐は、居抜き物件しか興味がない、だが、店内のイスやテーブルは処分済みで備品は何もない。よって、見る価値なし…と言う事になる。

ところが、
捨てる神あれば、拾う神あり～
事態を好転させる出来事が起きた！

1Fに移った姉さん（テナント）の「これイラン攻撃」だ。

▼これイラン


▼これもイラン


▼それイラン


▼それもイラン

今回は、姉さんのわがままが生きた♪

これを2Fに上げればいい

しかし、大問題がある。

強烈な角度を誇る急階段だ

おまけにステップの奥行がやたら狭い、26cmの足でステップを踏むと、つま先から土ふまずまでしか乗らない、つまり足の半分しかステップに乗らないのだ。

過去この階段で、酔っぱらって落ちた客が数人いると聞いている

だが、んな泣き言は言ってられない。
死に物狂いで、イスやテーブルを運びこむ。

一般的な家具と違って、業務用のイスやテーブルは頑丈に作られているので、めちゃめちゃ重い。魔女の一撃（ギックリ腰）の1歩手前の崖っぷちの状態で、足を滑らせれば即シする急階段でクソ重い備品を慎重に運ぶ

苦労した甲斐あって…
▼やった！完成

統一感ないが、何かカバーでも掛ければいいだろう。
店内は居抜き物件に戻った♪

がんばった自分に乾杯

…続く


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