ちゃこ花房~本日も波瀾万丈~

前向きに生きています。
健康で楽しく生活できたらそれが一番
周りの人たちを、元気にできる自分でいたい。

NHK BS 【船を編む』 〜私、辞書作ります】最終回 

2024年04月22日 | テレビドラマ
辞書作りにかける情熱を描いた大ベストセラー『舟を編む』を、新入り社員・岸辺みどり(池田エライザ)の視点で連続ドラマ化
大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどり
雑誌の廃刊が決まり、突如異動になった先は辞書編集部
そこは、ぼさぼさ頭で超がつくほどの生真面目上司・馬締光也(野田洋次郎)を筆頭に、くせ者ぞろい。
みどりは、彼らに翻弄されながらも、一冊の辞書を作るために十数年間に及ぶ時間と手間をかける根気と熱意に触発され、次第に自らも言葉の魅力を発見、辞書編さんの仕事にのめり込んでいく辞書「大渡海」を完成させるまでの、辞書編集部員たちの奮闘物語。

NHK BSで日曜日の夜10時から放送されていたドラマ『船を編む』が今日で最終回だった。
このドラマが始まる前の番宣を観て面白そうだと1話から見てきた。
映画もの観て、原作も読んでみた。そして広辞苑の辞書を購入する、とどっぷり、『船を編む』にはまってしまった。

このドラマは、原作とは時代背景も今に置き換えて、主人公も違うが脚本もキャストも素晴らしかった。
編集部員の人物像も丁寧に描いていて、一人一人が実に魅力的だ。
皆に共通するのは、『言葉』へのこだわりと辞書編集への熱量だ。

セリフも、深くて心に響くものが散りばめられていた。

「苦しい時、そばに、体温を感じられる距離にいられることと比べたら、言葉なんて無力です」
「つながるために、人は言葉を生み出したのだと、そう思えてならないのです」



タイトルの『船を編む』とは、辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」という意味で書名につけられたものだ。
三浦しをんの著書の最後にこんな言葉がある。

辞書の編纂に終わりはない。希望を乗せ、大海原を行く舟の航路に果てはない。

「辞書」は、言葉の意味を調べるために使う道具で「引く」物だとおもっていたが、
ドラマや三浦しをんの小説を読んでいると「辞書」は読むこともできるのだと
辞書を寝室に置いている。


































柴田恭平さん、幾つになってもダンディで渋い❣️










辞書は5年から10年ごとに改訂されるらしい。
私が今使っている広辞苑の辞書は第6版で(2008年1月11日)最新版は第7版(2018年1月12日)
辞書の改訂は古い言葉や調べなくなっているような項目、時代とともに語釈の変更が必要になったり、
逆に時代を反映した言葉が新たに追加される。

言葉の語釈は、辞書によっても若干違う。
『新明解国語辞典』の『恋愛』が興味深い


第5版
「特定の異性に特別の愛情をいだき、高揚した気分で、二人だけで一緒にいたい、精神的な一体感を分かち合いたい、できるなら肉体的な一体感も得たいと願いながら、常にはかなえられないで、やるせない思いに駆られたり、まれにかなえられて歓喜したりする状態に身を置くこと。
第6・7版
「特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔いないと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと
第8版
特定の異性」が「特定の相手」に変更され、同性愛も包括するものとなった。



【本日の辞書】

あ・む【編む】
①糸・竹・籐・針金・髪などを打ち違えに組んで、衣類・敷物・家具・垣・髪型などを作る。
重ね➖・む 「毛糸で手袋を➖・む

②諸書の文を集めて書物を作る。編集する。「歌集を➖・む」

            出典 広辞苑(岩波書店)



コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12人の怒れる男 | トップ | トップガン マーヴェリック »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿