このDVDは2013年に買っていて、

一度は観ていたけど、すっかり忘れていた。

先日、NHKスペシャルの「下山事件」で、

布施健主任検事、ロッキード事件では、

検事総長になっていたけれど、

戦前には「ゾルゲ事件」を扱っていたので、

それで、もう一度観なおすことにしたもの。

ディスクは3枚組で、本編は2枚。

3時間を超える作品になっている。






3枚目のメイキングで分かるのが、



CGを多用しているので戦前の銀座など、

実に上手く再現されているけれど、

オープンセットもあるのには驚いてしまう。

時代背景の説明が必要だったから、

満州事変から処刑される昭和19年までは分かるが、

ベルリンの壁崩壊までは必要だったのだろうか。

ただ、2・26事件から軍部が強くなり、

満州から中国全土を支配しようとしたとか、

ABCD包囲網から戦争に発展する点は、

近代史を知らないと難しいのかも知れない。

それと、ゾルゲに焦点を当てているとはいえ、

関わった尾崎秀実を描いている感は否めない。

ただ、史実に忠実に描こうとしたためだろうか、

まるで紙芝居のように映像が切り替わったりして、

人物像を描くのが端折られた感じがする。

1941年秋に逮捕された時には、

布施健検事は、まだ5年目くらいだから、

結局、映画には登場することはなかった。

そうそう、篠田正浩監督自身も出演していて、

カットは違うが夫婦で出演というのは面白いかも。

衣装担当の森英恵もメイキングに出ていたけど、

キャストが良かっただけに散漫な感じ、

ちょっと残念だったのかも知れない。

まぁ、3時間の映画は連休でないと無理かも。



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