横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

おたよりの「自動翻訳機能」・・・「ほんやく」って役に立つ!

2024-05-11 17:10:52 | 発達や学習が心配
5月の連休(4月からの方もいらっしゃったと思います)は、

ゆっくりお休みになれましたか?それとも?

・・・・いつもは、少しずつ「生活時間帯」がずれる家族がずっと同じ空間にいることで

連帯も生まれれば、逆に「合わせるのに」疲れてしまうこともあったかも?

連休明けにリズムがつかめず少し登校がしにくかったお子さんもいるかもしれませんね。


先日ネットのニュースで「横浜市がすべての学校で同じデジタル配信システムを導入」したという記事を見かけました。

今までは、学校によって違うシステムを使っていたため、きょうだいで違う連絡方法だったり

先生方は転勤のたびに新しいシステムの使い方を覚えなくてはいけなかったそうです。

記事によると(リンクが貼ってあります)

学校のおたよりがデジタル化され、保護者のスマホに配信される

欠席の連絡がスマホからできる

なのだそうです。

実際に試していないので詳細はわかりませんが、

のデジタル化により、

印刷の手間が省け、ペーパーレス化になった

多言語(13か国語。英語・中国語・韓国語・スペイン語・タガログ語・ネパール語など)に自動翻訳機能がついた


なのだそうです。

毎月月末になると、副校長先生がずーーーーーと学校だよりを印刷していたことを思い出しました。

(町内会にもくばるのです!)

町内会の分は、いまだに印刷かもしれませんが、あの時間・労力・すごい量の紙・・・。

省コストですね!

そして、横浜だけでなく、外国からいらした保護者の方は、さっぱり分からなかった「おたより」が

理解できるようになったことは、画期的です

5月の遠足シーズになると、遠足の持ち物を伝えるのにイラストを描いていたことを思い出します。

でも、「水筒」と伝えたら、水筒に「コーラ」が入っていたのですが

文化の違いもありますね~。


「翻訳(ほんやく)」って、

例えば日本語を単に英語に変換する、というだけでなく、

「日本での解釈」もセットになることが必要かな、と思います。

同じ「水筒」でも頭に浮かぶイメージはその人の暮らした「文化」によりますものね。


勉強を子どもに教えるときも、同じことば・同じ教科書を使っていても

子どもによって頭の中で起こっていることがいろいろ。

生活面でも

「早くしましょう。」と言う言葉一つでも

「5分後」が早い、と感じる子もいれば、

「ほんの数秒」でないと早い、と感じない子もいると思います。


「早くしましょう」より「砂時計が落ちるまで」のような具体的なものが「共通理解」になりやすいのでは。

学校だけでなく、家の中でも家族によって同じことばの理解が微妙に違うかもしれませんね。

「翻訳」は、ただ、ことばを変換するだけでなく、「意味理解」もセットになってはじめて

活かされるのでは、と思います。

おうちの中で「核」になる方が家族間の「プロンプター」になることで齟齬(そご)が解消に向かうかもしれませんが、

この「核」になる役割の人は、けっこう疲れそうです

連休・・・・きっと終わってほっとされたことと思います。

お疲れ様です





リコーダーの「楽譜」です。

ドレミをふるだけでなく、♪の長さと指づかい(慣れたら、自分で記入する)も入れてみました。

*写真は記入前のものです。

これも「翻訳」かな~☆





指先の練習のため、母の日工作をしてみました。

紙コップに糸をまくために、両手をうまく協応させる必要があります。

すきまなく巻くのって意外と難しいし、集中力もいります!

利き手の反対を鍛えると、だんだん字形が整ってきます。


「翻訳」は相手の状況を考えて行う必要があり、

「1回で完結」にはならないことが多いかな~。

私の感想です・💛



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お子さんの成長で気になることがあったら、お電話くださいね。

相談のみも行っています。










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ノートと「手本」が遠いと?

2024-05-01 14:33:44 | 発達や学習が心配
5月になりました!🎏

ゴールデンウィーク・・・とは、いっても「学校」はあと1日平常授業

心なしが交通機関もすいています・・・。


今日は、「板書をノートに写す話」。

学生はもちろん、社会人になっても、聞いたことや見たことのメモをとることってあると思います。

小学校3年生ぐらいから先生が黒板に書いたものをノートに「写す」機会も増えます。

書く量も多くなり、「写すことで精いっぱい」の子は、先生の話が頭に入ってきません。

とっても真面目は子は、一生懸命書こうとして、給食を食べた後の授業は、もう疲労困憊。

4月いっぱいはがんばれたとしても、そろそろお疲れモードにはいるころ。

では、どうしたら?

平成の時代と違って、まずは、「全部写さなくても」と思います。

「写したい人」「写せる余裕がある人」は今まで通りで

「疲れちゃう」「聞き落としちゃう」「写している途中で黒板を消されてしまう」子は、

「大事なところだけ」。

(ここで、「どこが大事か分からない」と言っていた子もいましたので

とりあえず「先生が何回もいうところ」「教科書で太字になっているところ」「自分の考え」と伝えています)

そして、座席の位置によっても、板書写しの困難さが違うのです。

一番の前の正面だと「文字が近い」ので目の往復が少し楽ですが、

一番後ろの窓際や廊下側だと黒板までの距離が遠く、視界の中に「友達」や「掲示物」が入ってきてしまい、

「余分な刺激を排除」しなくてはなりません。

例えば、教科書の図を写すとしても



このぐらいだと近くで少し覚えては、写し、してなんとかなるとしても



視線が前後にかなり動きます。



こうなるとかなり「いったん記憶」することが必要になります。

左利きの人は、テストやプリントで左に「手本」がある場合、自分の手でかくれてしまうため、

さらに困難さがあります。

私は、左利きの子には、できるだけ手本や問題を右にしています。

(プリントだと半分に切って左右逆になるなど)

いったん目👀で見て記憶して思い出して再生(ノートに書く)

という脳機能のワーキングメモリ(脳科学辞典)も関係あります。

ワーキングメモリとは、子どもがよくするすごろくで考えてみます。



サイコロを振り、いくつ目がでたかを見て⇒それを覚えて⇒目の数だけ進むという作業で使うような機能。

大人では簡単に思えるかもしれませんが、まず「サイコロの出た目を覚える」という作業があり、

自分がいた場所を「0起点」として駒をもってサイコロの目の数だけ進むという作業があります。

一緒にしている人がサイコロで自分の駒に当ててしまい、どこにいたかもわからなくなることもよくあります。

どこにとまったかも「覚えなくては」いけません。

(こんなときは、止まった目のことばや絵を声に出して言うと覚えられます!)

でも、中には、足し算ができても、駒の動きと数え方が一致しない子どももいます。

数えていくうちにどこまで動いたかが曖昧になるようです。



・・・・板書を写すときは、図や漢字など多くの情報を「いったん記憶」しなくてはいけません。

また「先生が口頭で説明したこと」を書こうとしたら、いったん記憶し、頭の中で「漢字変換・文字変換」し、

「再生」しなくてはいけません。

漢字を思い出すのに時間がかかったり、記憶の容量が多いと覚えにくかったり、手先の課題があり、

鉛筆で書くことに困難さがあったり、また見る力に困難さがある場合もあり・・・・

いろいろな理由で「板書写し」が疲れたり、うまくいかなかったり、途中で終わったりする場合は、

それが積み重なることで学習意欲がしていまうことも。

だから、「書く量を制限」したり、機器を使ったりで持続可能」今はやりの?????)にする必要があるのですね。

写す場所(ノート)もマスより幅広(UL軸)の罫線ノートの方がよいこともあります。

5mm方眼は、疲労度が増します・・・。

新年度が始まり1か月たったところで子どものノート(大人の場合は手帳?)を見て

困難さがみられるようでしたら、思い切ってノート(手帳)を変えたり、

書くときにいったん小声で音声化したりなどと自分に合った方法を採り入れるのもよいかもしれないです。

6年生の「対称な図形です」



描くときに頂点に番号を振ったり、部分を色分けしたりすると描くときに楽になります。

おまけに言うと、「筆記用具」も重要です。

鉛筆や消しゴムを「自分の合ったもの」に変えただけで書くことの困難さが軽減した子どももいます。

ちょっとした手の感覚、1日・・・1週間・・・・1か月・・・違いがでてくるんです!

「書く」という作業がいかに繊細なことか。





ヨコハマ関内に新しくできた「ハイアットリージェンシー」に行ってきました。

入口の左はお酒を飲めるコーナー。円形の照明がおしゃれです!




エスニックな「カレー」が絶品でした!

横浜はしばらくホテルの新設が続くようです。

お近くの方はぜひいらしてくださいね。

赤レンガ倉庫ではビールフェアもしていました。




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時間配分は自分で決める

2024-04-20 16:32:01 | 発達や学習が心配
4月も半ばを過ぎ、気温も上がってきました。

冷房を入れる?と一瞬思うほどの横浜です。

新学期が始まって2週間。

緊張が弱まり、少し疲れもでてきたころでしょうか。


*************************


今日は、自分で決める「学習方法」の話。

私の塾では、ペースがつくれてきたころ、

子ども自身が学習プログラムの順番を決めています。

(学習の内容は、私が決めています)


最初に自分にとって少しきつめの内容をもってきて

だんだん楽にしていこう・・・・とか


最初は自分の得意な内容にしてペースを上げて

後半少し難しめにする・・・とか


今日はちょっと学校で疲れたからゆっくりペースにして

じっくり取り組んで、次回は少しペースを上げよう・・・・とか


短い「ブレイクタイム」もどこにもってくるかは、

自分で決めます。


もちろん、実際にやってみて「変更」もあり!です。


はじめからこのような「ペース配分」がうまくいくこともあれば、

思ったようにいかないこともあります。

でも、だんだんにこつがつかめてきて

本当に「時間内」にぴたっと収めてしまうように



自分で「これは得意」

「これはちょっと苦手」

「これは少し時間がかかりそう」

「これは早く終えられる」

などの見通しは、経験を積みながらだんだんつかめていくようです。

いつもいつも大人が決めてしまうとこの「ペース配分」が自分で作りにくいのでは?


学校では、なかなかその配分が難しいかもしれませんが、その日の時間割をみて

「今日は少しきつめだから、休み時間はゆっくりすごそう」とか

「今日は好きな学習が多いから休み時間は思いっきり遊ぼう」とか

ぐらいならできるかもしれないです。


中学校ぐらいになると教科も増え、部活動などもあり課題やテストに向けての学習は、

本当に「計画的」に「自分の得意・不得意」「自分の体力・気力」を考えて行わないといけなくなってきます。

小学校でも段階的に自分の「心やからだやスケジュール」を考えて

集中して行う時間と少しペースダウンする時間をうまく作れるように練習していくことが大切なのでは?

と思うこの頃です。





今年の教科書(1~6年生)

4年ごとの改訂で、新しくなった教科書です。

今週は新しいものに合わせて教材づくり・・・。

これは「集中する時間」。




3年ごとに開かれる「トリエンナーレ」。

久しぶりに横浜美術館に行ってきました。

外壁にペインティング。

(終わったあと、どうするんだろう??)などと思いつつ


ラファエラ・クリスピーノさんの「のれん」?

葉に色をつけて型押し 室内に自然の風を呼ぶ



箱がいっぱいの壁面 おもしろい

今回は、「意思のあるアート」といった感じでした。

美術館は、私にとっての心のペースダウン。

「ON]をつくるためには、「OFF]も大事ですね!


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気持ちだけでなく、グッズも新しく💛

2024-04-06 15:49:06 | 発達や学習が心配
桜が満開



先日卒業生を送り出し、また新たな出会いがあり、

さみしさとうれしさと二つの気持ちでいます。


横浜は8日が入学式・始業式です。

記念写真の背景に🌸がはいりそうですね!

入学でなく、進級するときには、

少しわくわく気分を高めるグッズがおすすめ。

「エコ活」はしなくてはいけませんが、

筆箱の中の✐や消しゴムがぴかぴかだったりすると

気分も上がりますよね~

古いのは、おうちで使うとして・・・

もしかしたら、ノートも?

学校からのお便りには、

「昨年の続きでいいです」

と書いてあったとしても、新しい気分で始めたいときは、

真っ白なノートも気持ちがいいですね。

教科書や担任の先生が代わり、いったん気持ちをリセットするのも

よいかもしれないです。

(・・・と言いながら塾では、昨年の内容をふりかえるために続きを使っています



勉強の区切りで、自分の「理解度」を表すために「にこにこがお」をノートに描いていたのですが、

4月からはこんなスタンプも用意してみました。

少しずつ使っていこうと思います。

新しくするものがある一方、「これがあると落ち着くグッズ」があるとしたら、

それは、継続するとして。

(鍵についているキーホルダーとか大好きな下敷きとか、

手触りのよいハンカチとか?)

ちょっとした「持ち物」が気分転換になったり、安定剤になったりします。


そして、ことばの

入学・進級に少し不安を感じている子どもがいたら、

「~年生になったら、〇〇ができないといけないよ。」より

「~年生になったら、楽しいことがいっぱいありそうだね。」と前向きな言葉かけがよいかな~と思います。

大人の言葉かけ一つで子どもの気持ちも変わります。

「はじめからすべてではなくても、少しずつできるように応援するね」

というスタンスで4~5月は子どもたちを見守っていこうと思います。




私もこの4月ひそかに新しくしたものが・・・・。

なにか?

それは、「ひみつ」です!


来週は新しい先生の話がたくさん聞けそうです。



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新しい気分で勉強をはじめましょう!教育相談は、お子さん、支援者を対象にしています。お電話お待ちしています。


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「あなたは悪くない」

2024-03-22 19:15:50 | 発達や学習が心配


新年度準備をしています。

今年は小学校の教科書が4年ごとに改定される年。

新しい教材もあるようなので、本格的には、教科書を見てからこちらの教材つくりですが、

とりあえずできることから・・・。

youtubeを見ていたら、「ポケモンシール」を自作している方がいて。

その方のようにうまくは作れないのですが、

やり始めたら200枚!

がんばりました

なんか原型と違っているものもありますが

よしとしましょう。




今日は、心にちょっと雨のときの話。

子育てをしていたり、「先生」や「支援者」として子どもとかかわっていたりしていると

たまに

子どもが「突発的」な行動をとってしまうことがあります。

家の中だけでも大変なのに

「公共の場」でどっかー~~~~ん☆と大声を出してしまったり、

いらいらを爆発させてしまったり。

そうなると保護者や支援者は

もしかして自分の指示が悪かったのか

自分の言い方がきつかったのか

無理にできないことをさせてしまったのか

自分を責めてしまうことがあると思います。

でも、なんでもかんでも子どもの言うことを受け入れるわけにはいかない・・・

ただ、周りに迷惑をかけてしまうのなら少しゆるくする???

1回ゆるすとまた次も同じようなことでどっかー~~~~んがでてしまうのでは?


本当に本当に悩みます。


私もたくさんの敏感なお子さんと接する中で

穏やかに接しているつもりが、突然子どもがイライラしだして、

やっちゃった、私のせい?

と思ったことがあります。


教員のときは、スクールカウンセラーさんに相談しました。

するとカウンセラーさんは、

「あなたは、悪くない。」とはっきり言ってくださったのです。

突発的に起こってしまったことは仕方がないので

子どもの気持ちが収まるまで待つしかないと。

・・・・・そのことばは、本当に私の気持ちを「軽く」して、救ってくれました。

でも、このままでは、「次もあるかも」。

できたら、子どもも穏やかでいたいはず。


今度は別の方に相談してみると、

いらいらがでそうだな~と思ったら「気をまぎらわす」ようにしていくとよいのでは。

と教えてくださいました。

このアドバイスはすばらしく効果がありました!

いらいらが起こった「場所」から離れたり、

全く違う話題を出したり。

かなり以前書いたブログでは、「いらいらがでそうなときに一緒に体操してしまう」という例をだしましたが、

その子どもができそうな違う行動に変えてしまうのも手かもしれません。


完璧な保護者・完璧な先生・ましてや完璧な子どもなんていないですよね?

「やっちゃった~」と思った瞬間、大人が気持ちを切り替えて

全く違う行動にでてみるのもよいかもしれません。

「あなたは悪くない」

このことばは、支援する人を守るとともに

「今度はどうしたら?」と一歩踏み出すエネルギーになるかもしれないです。


いらいらしている子どもを見て困っている保護者・支援者がいたら

決して責めないでほしいです。




来週から春休みです。

いつもと違う生活のペースになって大人も子どもも少しストレスがたまるとしたら・・・。

ぜひ、一呼吸してこの話を思い出してくださいね。

少しでもお役に立てたらうれしいです。


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