PowerPoint 画像コピペ劣化の罠 | パワポdeプレゼンのすゝめ。

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プレゼンテーション・クリエーターのYUCOがシェアする
肩に力を入れない、伝わるスライド制作の日常です(^^♪

普段気になっていても、なかなか書くタイミングがないのですが、
久しぶりに何人かの方からご質問を頂いたので2013年のポストのリプログとして
詳細に書かせて頂きます。
(メール用に書いたものの転載です、すいませんー)

 

PDFの切り出し方法

不要なところはAcrobatの編集機能またはイラレで事前に削除しておくとよいですが

それが出来ない場合には、切り出し後に背景の削除機能を用いて削除します。

具体的な切り出し方法は以下の通りです    


① スクリーンショット

モニターに出来るだけ大きく拡大した素材ページを用意します。
複数ページにわたる場合必ず同じ拡大率で、全体が映るようにします。

挿入→スクリーンショット→画面の領域 を選択し、必要エリアを切り出します。

 

② PDFからの直接切り出し

この場合PDFの表示サイズは問いません。

画面上どのようなサイズのものも必ず同じ精度でコピペできるので線画(CADからのプリントアウト図など)を何枚も位置を合わせて貼りたい時などにおすすめですし、時短にもなります。
その場合はCtrl+AでCopyしてパワポに下記の貼り付け方法で貼れば位置合わせも簡単に出来ます。

  

編集→環境設定→一般 を選択し、
スナップショットに固定解像度を使用、のボックスにチェックを入れます。
デフォルトは72ですが、最低120程度の数字を入力します

 100 かなり粗いのでラフを作るとき

 150 CADからのプリントアウトなどで比較的ラインをはっきり見せたいとき
    150~180までの間がこれに向いています

 200 図表、パースなど極力精度を上げたい場合
    (CADからの図であれば、サイズの小さいものには適しています)

    200~250までの間がこちらに向いています

編集→スナップショットを選択し、該当範囲を選んでコピーします。


お好みもあると思いますので何度か試してご覧になってください。

特徴としては、数字が大きくなると精度(美しさ)が上がるのと引き換えに、
線が細くなり、色も薄く感じると思います。150でも薄いと思われたら、
スクリーンショットを手法としてお勧めします。(元図によります)

大会場でのプレゼンの場合や用途によっては300ほどの精度を使う場合もあります。

 

PDFの貼り付け方法

通常のペーストでは精度が自動で変更されてしまいます。
正確には図(拡張メタファイル)というWindows標準での貼り付けになります。
なので、形式を選択して貼り付けから、2種類あるビットマップのどちらかをお使いください。精度がまったく違います。

尚、毎回これをされるのはきっと大変だと思います。

私は ファイル→オプション→クイックアクセスツールバー(またはリボンのユーザー設定)でリボンにないコマンドから、PNGとして貼り付け、と、ビットマップとして貼り付け、をツールバーに入れて簡単に貼り付け作業が出来るようにしております。

元々クイックアクセスツールバーのヘビーユーザーなので、頻繁に使うツールはそこにあるほうが作業が早いのです。

 

色々細かいですが、上記の方法であればまず失敗は無いと思います。

お試しください。うまくいきますように!