福島の今と未来~福島に住めない町はあるのか~

福島には未だ帰れない町が存在します。巷間にあふれる情報と、自分なりの考えに基づき「原発」「放射能」「福島」を検証します。

被災地を巡る(2)

2017-05-05 12:01:26 | がんばれ福島

被災地を巡る旅。初日は二本松市の民宿に一泊させてもらいました。

 

宿泊先は、二本松市の農家民宿『くまさん』。林檎農園を営む一方、仲間の農家と共同でワイナリーを始めるなど、福島の産物を普及させるために精力的に活動しておられる、アクティブな農家さんでした。

 

食事はもちろん、福島産の野菜や山菜、魚がメイン。イカ人参や山菜の天ぷら、セリのおにぎりなど、山の幸をふんだんに盛り込んだ料理で、福島でしか味わえない味を堪能できました。

 

 

これは朝食に出されたメニュー。

 

朝食の前に、農園の周囲を散歩。清涼な空気と鮮やかな緑、桃や桜、さくらんぼの花びらに癒されました。

 

 

 

福島の野菜や果物は、雄大な自然によって育まれ、その土地に住む人間の生活と生命を支えています。

 

 


被災地を巡る(1)

2017-05-05 10:43:31 | がんばれ福島

ゴールデンウィークの休暇を利用して、念願だった被災地巡りを敢行しました。

 

被災地、とくに避難命令が出された町村が今現在、どんな状況にあるのか、この目で見て確かめるというのが今回の旅の趣旨でした。

 

いわき市でレンタカーを借り、3日間かけて福島県内489㎞を走破しました。

 

1日目は、富岡町、大熊町の山道を通って二本松へ。途中でスクリーニング検査もやってもらいつつ、避難地区エリアの現状をつぶさに観察しました。

 

 

 

 

放射能に汚染されたはずの帰還困難エリアでも、桜の花びらは元気よくその美しさを誇示していました。

 

 


川内村が帰還に向けて準備宿泊

2015-10-11 20:44:09 | 避難状況

川内、11月にも「準備宿泊」 避難指示解除は16年春目標

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20151011-019530.php

川内村でも東部地区のみ、避難指示に向けた準備宿泊がスタートします。

10月には除染が完了し、早くて来春にも帰還が可能となります。問題は、避難した住民がどれくらい戻るかですが、見通しは厳しいみたいです。

高齢化や雇用の問題などいろいろありますが、避難した住民がもう一度戻りたいと思うには、不安を払しょくすることはもちろん、県外や村外からも「川内に住んでみたい」と思わせるような新しい村づくりを進めていく必要があります。民間も行政も知恵を絞って村を復興させて欲しいです。

 


除染の難しさ

2015-10-06 06:40:30 | 3.11

「住宅除染」進捗率は70.6% 8月末現在 公共施設は92.3%

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20151005-018039.php

国直轄ではなく、自治体が行っている除染の進捗調査のようです。

避難地域なのか、線量が比較的低い地域なのか分かりませんが、場所によってはまだ半分くらいしか除染が進んでいないという状況です。

最も非効率的で難しいとされる山林などは、一番進捗率が悪いのではないでしょうか。山林で生活している人はいないでしょいうが、山菜の採集や林業、野生動物に影響があります。野性動物が山から下りてくると、高い放射能も運んでくるから厄介、という話にもなります。流動性のあるものも含め、面的除染を全て完了するのはやはり容易なことではありません。


避難解除後を見据えて

2015-10-05 22:05:14 | 復興の取り組み

山木屋再生 自らの手で 解除後見据え、若者と協力

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20151004-017851.php

避難生活が続いても、解除後は一人でも多くの住民の帰還が進むよう、地ならしをしておくことは大事ですね。

川俣町でない、県外や都内の人たちが協力することで、新たなネットワークが生まれ、新しい町づくりの試金石になる。復興という旗印の下、県内外問わず人々の結束が強まることが町の再生を早めることに繋がると思います。