先日、細谷亮太先生の講演会に行ってきまして。
“チャーリー・ブラウン なぜなんだい? ーともだちが おもい病気になったときー”
の、日本での発行は大変だった、とお聞きしました。
「とにかく、シュルツさんは、黄色の出方にこだわられまして。
黄色が綺麗に出ないとOKがもらえなかったのです(笑)」
との、お話でした。
黄色の出方にこだわり…(((o(*゚▽゚*)o)))
さすが、世界的な漫画家さんだけの事はあります。
なんとも素敵なお話ですね!
うさ吉がこどもの頃、夢中で読んでいたのは、スヌーピーの四コマ漫画でした。
月刊ピーナッツ(PEANUTS)、という本です。
親戚のお兄さんから、スヌーピーが好きならあげるよ、と、いただいたものでした。
日本語の吹き出しではありましたが、コマの下には英語が書いてありました。
白黒だったので、色なんて気にしていませんでした。
でも、これは絵本ですから。
作者が色にこだわるのは当たり前です。
ディック・ブルーナー氏の原画展でも、真っ白なミッフィーちゃんを生き生きとさせるために、
絵本の色にこだわる様子が展示されていました。
そこで!
英語版をネットで探して見ました。
amazonにありました(((o(*゚▽゚*)o)))
こちら↓が、英語版の表紙です。
あれ? Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
黄色が、綺麗に出ていません…(=゚ω゚)
タイトル文字に壁の色がかかってしまうからでしょうか…?
ちょっと、ビックリしました。
でも、これが、黄色にこだわった理由かな?
…とも、思いました。
自分の思いを絵本で表現するには、
原画通りの色合いでは、できない事があるのですね。
実は、この細谷亮太先生の講演会。
長野県立こども病院ご好意で、その会議室で行われたのですけれど。
現在、病院の廊下で、マヤマックスさんの、絵本と原画の比較展を行っているそうで。
そちらも見てきました。
写真NGかな? と、思っているるので、お見せできないのが残念ですが、
原画と、絵本になった絵は、
「え?! こんなに手を加えているんだ!!」
と、驚くほど、です。
…加えているというか、削っているっていう感じなのですけどね。
いらない線を消して、
背景と同化している色を消して、
身体全体ではなく、バストアップにして…
…と、いった修正が入って、見やすくなっていました。
機会があったら、絵本作家さんたちの、
絵本と原画の違いをぜひ見ていただきたいと思います。(((o(*゚▽゚*)o)))
ではまた。