トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

アナログテスターのケースに意外なもので安上がりに

2023-05-16 09:24:42 | 測定器

   以前、メルカリで購入したジャンク扱いのアナログテスターを修理して使用していたが、ケース付きで無いので、手が滑って落下させてしまったところ、メーターに衝撃が加わり、内部のひげバネが断線してしまい修理不能となった。(後述の様に、その後復活させたが)
その為に、また同様にメルカリのジャンク扱い品を入手し、修理し使用開始した。
しかし、どちらもケースが無いので、また落下不良にさせてしまう危険性を残る。
そこで安価でケースに使えそうな物が無いか、100円ショップ、ホームセンター、ディスカウントショップに行くたびに、回って歩いたが、先日、近くのジェーソンに行った時に見つけてしまった。
「保冷保温アルミランチパック」がなんと9円(外税)だったので、色違い(といっても売れ残り品なので青と黒しか無いが)を2個購入。
目分量では、テスター本体が入るかギリギリだったので、帰って入れて見るまで心配だったが、なんとピッタリである。まだまだ選球眼は衰えて無い様だ。内張りのアルミも多少はクッションになってくれる。

2台目(三和:A-303TRD)の修理
ACレンジが100V測定で80Vと低く表示されてしまうので、整流ダイオードの不良/劣化と判断し、2個共交換してみた。ゲルマやショットキーダイオードを替えながらメーター指示を確認するが、ピッタリだったのはショットキーダイオードのBAT43だけだった。他の1SS99では同じにならない。理由は、ちょっと分からないが。
あとは10kΩレンジ用の22.5V積層電池が現在では高価で入手困難なので、現在でも入手出来る単5に似た12V積層電池を2本直列に使い、間に調整用半固定抵抗を入れて、他のレンジと合う様に調整した。この電池方式は前所有者が改造してあった。実は、この前に入手してあった、落下テスターも同じ22.5V電池を使用していたので、これは同じ考えでホルダーを作り対応していたが、これを見て、技術者は考えることが一緒だなあと関心した次第です。

落下テスター(三和:430-YTR)の修理
【落下前の修理】
✕1Ωレンジが全然合わないので、裏蓋を外してみたらレンジの抵抗が焼損していたので、手持ち抵抗で合成抵抗にし交換したらOKになった。
22.5V電池も上記方法で交換した。

【落下後の修理】
たまたま、ジャンク箱の中に40年以上前の三和製高級テスターが有り、このメーターユニットだけ機構的には一緒の様だったので、針を変形させない様、注意深く取り外し交換してみた。
電流が異なっている様で、メーター間に多回転半固定抵抗を入れて調整したら、前レンジ共に正常に表示している感じで良しとした。


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