シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

シリウスと波

というわけで。

今回は…なんだろう…サルベージ(サルベージの定義を何かに応募したものということにしているので)というわけではないのですが、実質サルベージです。

GWのため、更新する時間が取れそうになく、事前に下書きをしているため、過去の写真から出してきています。

 

実は、最近、あまり、SNSをちゃんとしていないので、撮影しても出すところがなく、現像したままになっている写真があります。

 

とりあえず、そこから一枚持ってきておこうと思います。

 

シリウスと波

白く砕ける砂浜の波とシリウス。

PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ HD DA11-18mm  焦点距離 11mm

ISO6400 SS8秒 F2.8  アストロトレーサーType2使用

2024.01.01 高知県にて

 

今年、元旦の撮影から。

この夜は、月がちょうど昇り始めた時間帯で、初月の出を撮ったという記事を書いた覚えがあるのですが、その後、月の光に照らされた波の描写を狙って、しばらくねばっていました。

 

水平線上には雲が横たわり、波と雲がシンクロしてくれています。

そうそう、この雲のせいで、なかなか月が出てこず、しばらく寒い中、待ったのでした。

この夜は、いくつかシャッタースピードを試したのですが、最終的には8秒が良いだろうかと思い、8秒で何枚か撮ったうちの一枚です。

 

ギリシア神話を読んでいると、海の神として有名なポセイドンは、馬の神でもあるようなのですが、波がたつ様子を、馬のたてがみと結びつけたのでしょうか。

 

写真としての構成はシンプルで、空にはシリウスを入れ、後は形の良い波が来るのをいひたすらシャッターを切って待っていました。

今、思い返すと、昨シーズンの冬は、実はあまりオリオンを撮っていません。

そういう意味で、物足りなかったかな…。

 

もう、季節は完全に初夏になり、GWは非常に暖かい(暑い?)日が続く…(書いている時点では)見込みです。

しかし、またすぐに梅雨がきちゃうのかなぁ、撮りに行かねば…。

 

さて、どうなるか。

 

うむうむ。

ではまた。

 

追記 現在、帰ってきて、この更新をしているのですが、実は、また京都に行っていまして……。そう、GWの京都と言えば、京都グラフィー(KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭)が開催中でしたので、いくつか見て回ってきました。

来週はたぶん、その話です。

 

 

インスタグラム(とスレッズ)もよろしくお願いいたします。

【星景用アカウント】

https://www.instagram.com/yamamotofhironaga/

【日常用アカウント】

https://www.instagram.com/a_life_yfh/

【スレッズ】

https://www.threads.net/@a_life_yfh

PENTAX K-1 Mark II フリートライアル感想 おまけ

ゴールデンウィークが始まった…ということで良いのか、一応、三連休だったのですが、その前日の仕事が度を越えてまして、休み初日はほぼ昏睡、あとは、天気が良くなかったですね。

春になると、この雨に悩まされる。

そして、近年、やたら早く、そして長く梅雨に入る…。

今年も戦々恐々としています。

さて、チャンスを見たら撮りに行かねば…。

 

というわけでK-1Ⅱのフリートライアルは先週頭に終わり返送したのですが、最後に試したGrad ND機能について書いておきます。

 

Grad NDとは

PENTAXはこの間、ソフト的なアップデートも意外と頑張っていて、限定カスタムイメージとか、K-1系統へのアストロトレーサーType2+3の搭載とか色々としています。

Grad NDというのも、ソフト面で追加されたもので、グラデーションNDフィルターを疑似的に再現できる機能です。

露出の違う2枚の写真を合成して、NDフィルターをかけたような1枚の写真(RAWも可)として吐き出してくれます。

HDR機能と似ていますが、HDRが全体の露出を適正にするように調整されるのとは、また違う調整が入ります。

せっかく入っているK-1Ⅱが借りられたのだから、試しておかないといけないな。と。

https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/support/download/digital/_pdf/gradnd_manual.pdf

リコーイメージングのGrad ND説明PDF。

 

月のある風景

Grad NDなし。

これはGrad NDなし。

これは、これで、露出は合ってるとは思います。普段はここから調整します。

 

Grad NDノーマル。

こちらは、Grad NDノーマル

ノーマルは、ソフトなグラデーション部分(※)を挟んで、下から上(あるいは逆)に一方向にND効果なしから効果ありになだらかに変化するバージョンですね。一番暗いところ(つまりこの場合は、一番上。)は、-2.0の露出に設定しています。境目は街並みのあたりです。

※正確には、このグラデーションの幅を調整することで、グラデーション部分をソフトにしたり、ハード(つまりグラデーションではないハーフND)に近づけたりできるようです。

 

Grad NDリバース。

こちらはGrad NDリバース

リバースということで、真ん中に一番暗い領域が来て、上下に向けてグラデーションが入っていきます。

日の出などを撮るときに使うんでしょうかね。今回は、街の灯りにフォーカスして、ND効果を出すのに使いました。

上のノーマルと比べて、グッと街明かりが、暗くなっています。

こういうシチュエーションは結構多いので使いどころ多いかもしれません。

 

3種類とも前景のツツジの露出は、ほぼ差がないと思います。

これは面白い。

 

今回、魚眼で撮っているのは、魚眼だと出目金形状のため、NDフィルターがつけられないんですよね。なので、このGrad ND機能と相性が良いのではと。

確かに良い。

魚眼でND効果を出せるのはありがたい。

 

残念なのは、どうもバルブ撮影と両立しないということでしょうか。(多分。バルブにするとGrad ND機能のアイコンが、グレーアウトするので、おそらくですが…)

バルブ撮影と両立しないということは、アストロトレーサーと併用できないということ。

なので、この撮影はマニュアルモードで行いました。

まあ、月がある夜は、それほど長い露光はしませんので、マニュアルモードで十分と言えば十分ではあるのですが…。

 

ふーむ。

以前、宣言したように、今レンズ貯金中なのですが、レンズを買ってもし資金が残っていたらこの機能導入しても良いかもしれませんね。(いや、ノイズ除去ソフトも新調したい欲もある)

 

shironagassu.hatenablog.com

 

 

というわけで。

3回にわたってK-1Ⅱについて、書いてきました。

ふーむ。使用感は大変良かったです。星を撮ることに対しては、完成度は高いと思います。

このままの方向性で、Ⅲも出てほしいなぁと思います。

Ⅲの話は、噂すら出てきませんが、どうでしょうかね…。

 

ではまた。

 

shironagassu.hatenablog.com

 

shironagassu.hatenablog.com

 

 

インスタグラム(とスレッズ)もよろしくお願いいたします。

【星景用アカウント】

https://www.instagram.com/yamamotofhironaga/

【日常用アカウント】

https://www.instagram.com/a_life_yfh/

【スレッズ】

https://www.threads.net/@a_life_yfh