今回は昼寝についてのお話です。
昼寝については多くの研究が行われており、また、一流企業の多くが昼寝を取り入れていることなどから、その効果は確かなものがありそうです。
もちろん業務形態などで昼寝できない職種も多くありますが。
昼の睡眠の1時間分は、夜の睡眠の3時間分に相当するという報告もあるようです。
私もスティーブ・ジョブズのように「自由に昼寝ができる会社じゃなきゃ嫌だ!」と言いたいところですが、教習所ですのでそんなことを言うわけにもいかず、脳のキャッシュが溜まっていると感じる日には昼休みに昼寝をしています。
※パソコンをよく使う人ならお馴染みかもしれませんが、キャッシュとはブラウザなどが表示したウェブページのデータを一時的にコンピューターに保存しているものです。
次回同じページにアクセスした時に、そこから参照するため素早く表示することができますが、2回目を表示することがないウェブページの情報もどんどん溜まってしまい、不要なキャッシュにより容量が肥大化して端末の動作が遅くなったりします。
午前の活動で疲れて脳の動作が遅くなっているのがこれと似ているのでそう呼んでいます。
パソコンも脳も、キャッシュは定期的に削除することをお勧めします。
それでですね、最近、昼寝までの流れが定まってきたんです。
以前は「昼寝をするぞ!」と意気込んで、結局、意識が落ちたかどうか分からないうちに昼休みが終わってしまうことも多々ありましたが、コツをつかんでからはそれもなくなりました。
何をしているかというと、昼寝の直前に、脳がオーバーヒートするくらい大量の情報を詰め込むんです。
車のカタログスペックなどは、のめり込んで見ることもないし、適度に情報が溢れていていいですね。
ホイールベースは?
ギア比は?
前後重量配分は?
最小回転半径は?
などと見ているうちにすぐ、過負荷状態を自覚します。
そのまま目を閉じて、無になれば、綺麗な昼寝の完成です。
身体が求めたタイミングでの入眠、これはとても良いことのように思えます。
食事もそうです。
「おなか減ってないけど食べなきゃ…」
よりも
「おなか減った!いただきます!」
の方が効率が良い気がします。
指導もそんな気がします。
「なんで坂道発進なんかやらせるの…でもとりあえず言われたからやらなきゃ」
よりも
「二段階で公道に出て車が坂で逆行したら大変だ!手順を覚えよう!」
の方が身に入ります。
このようにして、私は昼休みをより充実したものにして、5限目の教習にキリッとした表情で向かうのです。
キリッ!!(音が鳴るほどの表情)
皆様もお試しあれ…?