「表札を出す」に変わる人間関係の作り方 | 廣田信子のブログ

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マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
一人ひとりが自分らしく活躍しながら、力を合わせることで豊かに暮らす、新しいコミュニティ型社会を目指して・・・

こんにちは! 廣田信子です。

 

マンションコミュティ研究会では、

12年前の第6回フォーラムで、

 

「表札等に関するアンケート調査報告」と、

「管理」と「コミュニティ」の融合の中から人材が育ち、

より魅力的な住環境に育っていく未来を考えました。

 

何だか夢がありますね。

 

このアンケート調査は

セミナー参加者、知り合い等に声掛けをして

600名を超える回答を得ました。

 

「表札等に関するアンケート調査報告(概要版)」

20121120_hyousatu.pdf (mckhug2.com)

 

その結果は、「ほとんどの人が表札を出している」が38.4%、

「2/3程度」が19.9%、「半数程度」が13.2%、

「1/3程度もしくはごく少数」が24.5% でした。

 

実は、このアンケート調査を思い出したのは、

ある出版社から、この内容を使わせてほしいとの

申し出があったからです。

 

私は、

10年以上前のこの結果を出していいのか悩みました。

 

今は、もっと表札を出していない住戸が多いことは

明らかだからです。

 

この時の回答では、

表札を出さない理由として一番多かったのは、

 

「犯罪に利用されたくない」で34.8%、

「周りが出していないから」が19.3%、

「面倒で何となく」が17.8%でした。

 

まだこの時は表札を出してないことを

好ましくないとする意見が多数ありました。

 

同時に、マンション等でサークル活動等を通して

人間関係ができるなら表札にこだわらなくても

いいという意見もありました。

 

今、新築のマンションでは表札を出さないことが

当たり前になっています。

 

当時、大規模修繕工事時に、

表札を作成して表札を出すことを促したマンション、

 

入居時から表札を出してもらうことを

前提にしていたマンションでは、

 

その後どうなったか気になります。

 

その後も、入居者が変わるときに

表札表示を続けているのかどうかです。

 

多くの高経年マンションでは、

「高齢一人暮らしになって、危ないので子供の指示で外した。」

 

「居住者の入れ替わりで、新入居者が表札を出さないので

表札がどんどん減っている。」

 

そんな状況があるようです。

 

みんなが出さなくなると

表札を出すことを考えなくなります。

 

 

同時に、今はSNSで居住者がつながります。

表札を必要としない関係が

若い人たち中心に築かれています。

 

それを積極的にとらえて、

今の若い人たちの人間関係の作り方を知り、

 

高齢者もうまく巻き込んでいく方法を考えたいと思い、

またアンケート調査をしたいと思い始めています。

 

 

 

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