五十猛駅 1980年 | 昭和ローカル列車のブログ

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昭和後期の時代に日本各地を鉄道で旅行をして撮影した、昔のフィルムカメラで撮った写真をデジタル化してお見せしています。
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五十猛駅 昭和55年11月

国鉄山陰本線

 

五十猛駅

 

出雲市14時48分発長門市行き普通833列車は、機関車・荷物車と客車4輌、もちろん旧型客車です。但しこの時は長門大井~越ヶ浜間の土砂崩れによって奈古~東萩間が不通だったため、列車も奈古止まりに変更でした。ここ五十猛で5分ほど停車し、上り寝台特急出雲4号浜田発東京行きとの行き違いです。当時の山陰本線は全線に渡り旧型客車天国で、長距離鈍行が多く、それがそのまま京都や大阪まで乗り入れていたのですから、今思えば隔世の感があります。こういう小駅に停車すると物音一つしなくなり、ダイヤを知っていればホームに降りていても大丈夫、そしていざとなれば動き出してからでも飛び乗ることができたという、大らかな時代の汽車旅でした。

 

At Ishotake Station of JNR Sanin Hon Line, Shimane Pref.

This photo was taken in November, 1980.

At that time there were many long distance local trains on Sanin Line which stop nearly every station. Most wagons were old type without automatic doors. I still miss that nostalgic journey. The left on the photo is called "blue train" express overnight train to Tokyo which no longer exists.