畝傍山の東北(うしとら)方向にある神武天皇陵の対角方向、西南(ひつじさる)方向に位置するのが第3代安寧天皇陵です。
畝傍御陵内を流れる小川があり、その近くに陵内を横切る小道を見つけました。
方角からみて安寧天皇陵への近道だと推察して、思い切って足を踏み入れました。
鶯の鳴き声が聞こえてくる(聞こえたと勘違いしたのかも?)、なんとも爽やかな明るい散策路でした。
10分も掛からなかったと思いますが心が和む空間で、なんだか得をしたような気持ちななりました。
畝傍御陵の茂みを抜けたところに、この案内標識がありました。
前日はほとんど案内標識を目にすることがなく悪態を付きましたが、雨のこの日は何ともタイミングよく出会えました。
雨に煙る畝傍山を眺めつつ、長閑な田園地帯を南下します。
神武天皇陵から3キロほども歩いたでしょうか、塀に囲まれた御陵と思しき場所まで来ました。
伐採された樹木が作業中でしょうか放置されており、天皇陵としたら異様な光景です。
西南の角を東方向に曲がり込みました。
陵の周囲には庶民の暮らしの場が隣接しています。
一端陵墓の脇から離れ、集落の中の道を進みます。
ありました。欠史八代の一人で第3代安寧天皇陵の案内板です。
玉垣を隔てて遥拝しました。
真新しい鳥居に、手前の玉垣と生垣は正対していません。
安寧天皇の御陵印です。