ただ、うんちくを記事にして載せているだけではなく、私の経験上知り得た気づき、提言、ビジョンなども織り交ぜて構成されていますので、日頃の業務の参考にして頂ければ光栄です。
今日は、『 相談員を続ける事で見えること 』
について、触れてみたいと思います(^-^)
相談員は、広く浅くほぼ全ての部署と繋がるチーム連携上のキーマン的存在です。
経営者クラスの管理職にお伺いを立てる業務から、現場・看護・厨房・事務・洗濯場などへの情報伝達を主な業務として、バラバラに存在するものの、同じ人を対象にする業務のつなぎ役を担っています。
また、家族、他事ケアマネ、役所など、外部との連携もあり、多角的な視野で自社サービスを見ることも出来ます。
そんな相談員を長く続けていくと、経営の事から、運営、コンプライアンス、運用、事故対策、クレーム対策と、ありとあらゆる業務が手に取るように分かるようになり、
自分で施設を回せるのではないか?
という野望めいたものが生まれ出る状況に達してきます。
ちなみに今の自分がその類に入ります。
現場だけでは、会社は回せない。 医療だけでも回せない。勿論、事務会計だけでも回せない。
そういったことをマルチに把握し、点を線で結ぶ方法を、雇われという身でありながら体得できるのは、ある意味相談員の特権だと私は思います。
そう考えると、『 私もやってみたい 』と思う方が沢山出てくる事と思いますが、なかなかお勧め出来ないつらい現状もあります。
それは、経営者のミスや後ろめたいことを背負わされたり、トラブルの持ち込み主扱いとして現場や看護に責められたり、苦情処理で心底家族に叩かれたりと、かなりのハードワークを虐げられます。
それに耐えて初めて、事業立ち上げにもっとも近い職種
という立ち位置を確保する事が出来るのだと思う。
雇われ相談員で一生を終えるか?
事業立ち上げに挑戦するか?
途中でリタイヤするか?
3つに1つですが、どうせやるなら
事業立ち上げ!!
と言える相談員が増えれば、畑違いな事業所が減り、業界の特性を活かした事業所が多くこの世に産出できるのではないかと思います。
最後まで読んでいただきありがとう御座いました(^-^)