冬の凍るペンシルバニア州東北部
実際凍っちゃって、そのせいで水漏れして
家の1/3以上に浸水被害
自分でお片付け、掃除、なんて
レベルはもちろん大幅に超えており
プロを雇わないとどうしようもない
数時間後、お日様が上がると
聞きなれない職業の人達とご対面
(これが最初で最後であってほしい)
①浸水による家屋の被害を調査、記録
被害のあった壁、床、天井を剥がす会社
(water damage restration)
➁浸水により被害があった部屋にあるものを
倉庫へ運び出し、被害を調査、記録する会社
(Content recovery specialist)
③配管工の会社と電気工の会社
とりあえず、応急処置
④家の修理が必要なのはわかっているので
馴染みのルーマニア人コントラクター
⑤もちろん、保険会社
一番、連絡が遅かった
色々撤去した後も
完全に乾かさないとカビるので
1週間24時間、巨大扇風機と除湿器が
あちこちでガンガンかかった状態でした
もう、うるさ過ぎてなんにも聞こえません
それよりも
20年以上住んでいるこの家で
壁、床(天井はそうでもない)が
剥がされていくのをみるのは
思い出が裂かれているようで辛かったです
"We will recreate our house,
and we will make it better."
この状態で、スゥースゥー寝ている
老犬タラ子さんって凄い
それだけ具合が悪いということか

それから、もう二か月
細かい行ったり来たりはあるのですが
そこはかなり端折って話をすると
保険会社から修理のお金が下りていません
①の会社の代表者によると
お宅の保険会社は割と払いが良いです
とのことだったのですが
確かに、①➁③の会社の請求書には
すんなり全額、保険会社から支払いが行ったのに
うちのコントラクターの見積もりと
保険会社の見積もりが全く一致しない
保険会社はデータベースがあって
部屋のサイズと何の修理がいるのか
インプットすると代金が自動的に出るそうで
でもそれ、きっと、激安材料使用
最低料金を叩き出すデータベース
今まで、色々なコントラクターを雇い
色々家の改装はしてきたので
ド素人の私でも、保険会社の見積もりでは
全然修理の料金がカバーできないのは明らか
あまりにも長くかかっているので
夫はもうイライラしてきて
保険会社のオファーする料金を受け取り
あとは自費で修理代をカバーしようか、と
あのね
保険会社の仕事は支払うことでなく
いかに支払わないようにすることなの
そうだと思わない?
フィラデルフィア市のど真ん中に建っている
健康保険会社の綺麗な高層ビル
請求にそってハイハイ支払っていたら
あんなビルを建てられるわけないじゃない
私たちにはサウス・カロライナに住む所がある
ペンシルバニアの家だって
不便だけれど住めないことはない
ここで粘らなきゃダメなのよ
そして、私たちよりムカついているのが
ルーマニア人コントラクター
何度も保険会社に電話をしてくれて
その度にルーチンの言い訳を聞かされる
彼にすると自分の仕事を見下された感じで
「俺の仕事をなめんじゃねえ」
と思っているに違いない
ここで、更に登場人物増加
(続く)