富士山を望む駿河湾横断海道 /県道223号線【駿河湾フェリーの旅③】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

(前回記事の続き)

(駿河湾フェリー「富士」船上)





駿河湾フェリーで清水から土肥へ
静岡県・清水港
駿河湾フェリー「富士」の第3便土肥港行きに乗船

13時25分、清水港(日の出岸壁)出港


清水マリンターミナル


清水港日の出岸壁には、大型クルーズ客船も発着する。


クルーズ客船入港期間中は、駿河湾フェリー乗り場はここから約800メートル離れた岸壁に移動する。



乗船中の駿河湾フェリー「富士」は、総トン数1,554t、全長83m、幅14mの短距離フェリー。静岡県の清水港と西伊豆・土肥港約30kmを75分で結ぶ。


1階後部の外部デッキ

外部デッキには屋台が出店

屋台では、たこ焼き、イカ焼き、かき氷などを販売


この日は休業



《駿河湾フェリーHPより》




駿河湾フェリー航路は、2013年(平成25年)4月12日に静岡県から県道223号に認定(223は「ふじさん」の語呂合わせ)



駿河湾フェリーを利用した、有名ユーチューバーなどのサイン





1階右舷の外部デッキ

進行方向右側には三保半島

清水港は、三保半島に囲まれた天然の良港

三保半島の内側は、埋め立て地の工業地帯

かつて、東海道本線の清水駅と、三保半島の工業地帯を結ぶ国鉄・清水港線が存在した。

三保半島には、天女の羽衣伝説のある「三保の松原」などがある。

三保半島の奥には、伊豆半島の山々が見える。



清水港が後ろに遠ざかる。






三保半島の先端にある清水港・三保防波堤北灯台






三保半島を抜け、駿河湾へ。

駿河湾フェリー航路は、2013年(平成25年)4月12日に静岡県から県道223号「清水港土肥線」に認定(223は「ふじさん」の語呂合わせ)



駿河湾の奥には富士山がそびえる。

駿河湾を横断する唯一の航路


船尾

航跡を描く。

清水の街が遠ざかる。



三保半島と駿河湾





この日の波高は1mと比較的穏やかだが、冬型の気圧配置で北の風が一日強く、海上の風速は20〜23m。



標高3,776m、日本一の高峰・富士山

富士山は世界文化遺産に登録


海岸まで山が迫る東海道の難所・由比。春は桜エビ漁が盛ん。

駿河湾は日本一深い湾で、水深は約2500m

駿河湾は深海魚の宝庫でもある。

箱根連山

箱根連山最高峰の神山(標高1438m)や駒ヶ岳

富士山の手前にそびえる、標高約1500mの愛鷹山(静岡県)

愛鷹山の手前を、JR東海道新幹線、東海道本線、東名自動車道、国道1号線が通る。

この一帯は、約2500mの深海から、標高3000m級の南アルプスの山々や富士山まで、起伏が日本一大きい地域


富士山の麓には、静岡県・富士市の街並み


駿河湾を西から東へ横断




階段を上がり2階デッキへ。


駿河湾を横断

後ろは静岡市

南側は太平洋に面する駿河湾




駿河湾は波が荒い日も多く、特に冬場は季節風で時化る日も多い。


中央の山は日本平。日本平には久能山東照宮がある。


2階デッキ

ファンネル



大きなマスト


救命艇






2階デッキ前方


2階前方は、特別室利用客の専用デッキがある。



特別室専用デッキ

特別室は普通運賃に500円を加算すると利用できる。コーヒーの無料サービス付き。

前方には伊豆半島の山々





西伊豆を目指すフェリー


駿河湾フェリーが向かう伊豆半島の西側・西伊豆は、鉄道はなく、かつては道路の整備も遅れ、陸の孤島と呼ばれていた地。今も交通の便は良くない。

そのため、この駿河湾フェリー航路は重要な役割を果たす。かつては、沼津港から西伊豆の主要港を結ぶ高速船の航路(伊豆箱根鉄道)もあったが、現在は廃止。



この日は北風が強い。

北からの強風で、1mほどの波が立つ。





奥には南アルプスの山々




伊豆半島が近づいてくる。

断崖が続く西伊豆

西伊豆はリアス式海岸が続き、山々の合間に小さな港町がある。

修善寺近辺の山々。奥には箱根連山。

箱根連山の手前には、沼津や三島の街が見える。

駿河湾を横断し、伊豆半島が近づく。

西伊豆の険しい山々








間もなく、西伊豆・土肥港



★動画↓



※2024年(令和6年)2月下旬

(次回へ続く)