ホームインスペクター(住宅診断士)試験合格発表 | 大阪築古大家@不動産投資

ホームインスペクター(住宅診断士)試験合格発表

本日12月19日は、ホームインスペクター(住宅診断士)試験の合格発表日です。


実は私は10月の宅建試験に引き続き、11月のホームインスペクター(住宅診断士)試験も受けていたんです。


宅建試験に続きホームインスペクター(住宅診断士)試験も無事合格できました^^


宅建試験の翌月なので勉強期間は1か月弱しかなかったので少々不安ではありましたが受かってよかったです!


ホームインスペクター(住宅診断士)試験って何?


という方も多いと思います。


ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務で、そのインスペクション業務とアドバイスを行う専門家をホームインスペクター(住宅診断士)と言います。


欧米では中古住宅の流通量が新築住宅よりもはるかに多く、欠陥住宅をつかまされないために、中古住宅購入前に専門家にホームインスペクションを依頼するのが一般的です。


新築住宅が好まれる日本ではまだまだ知名度がありませんが、政府の方針として、中古住宅の流通を整備して、深刻化する空き家対策に役立てようとしています。


その対策の一環としてホームインスペクションを一般化させようとして、中古住宅購入の際には、宅建士がホームインスペクションについて説明することが義務付けられました。


ですので、やがては知名度も上がってくるのではと思っています。


何よりも私のように築古物件に投資している大家さんは、挑戦しても決して無駄にはならないと思います。


ホームインスペクター(住宅診断士)試験の勉強を通して、物件の劣化状況を判断するための知識とスキルを身に付けることができるのですから。


そしてホームインスペクター協会に登録してホームインスペクター(住宅診断士)になれば、顧客から依頼を受けて住宅を診断して報酬を受け取ることもできます。


今後ますます空き家問題は深刻化していくでしょうから、持っていて損はない資格だと思います。




追記


参考までに実際に私が受けた試験問題の問1と問2です。

全50問で試験時間は90分です。


〔問 1〕 荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 積載荷重とは、建築物内の人間や家具・調度・物品など移動できるもの(固定荷重に含まれないもの)の重量による荷重で、一般に、建築物の用途(室の種類)と計算の目的(構造計算の対象)によって、異なる値を用いる。

2 多雪区域においては、固定荷重及び積載荷重を長期荷重として、積雪荷重を短期荷重として考慮する。

3 風荷重は、速度圧に風力係数をかけて算定する。

4 各階の地震層せん断力は、その階の層せん断力係数とその階より下の建物全荷重の総和を乗じて算定する。


〔問 2〕 地盤及び基礎に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 圧密沈下とは、建築物の荷重の裁荷とほぼ同時に、直接基礎が短時間に沈下する現象をいう。

2 地盤に関し、粘性土と砂質土を比べた場合、粘性土のほうが圧密沈下量は大きい。

3 一つの建築物には、原則として、異なる構造方式による基礎を併用することができる。

4 地盤の液状化現象とは、地震波により、地盤水平方向に繰り返し発生する曲げ応力で地盤が液体の性状に変化することをいい、主に飽和砂質土層で発生する。


建築に関する問題は、2級建築士レベルで、その他に不動産取引や社会情勢に関する問題も出ます。


一見難しそうですが一通りテキストを読めば合格点は取れると思います。