さて、今年は元気のよい虎年です。虎を材料にした漢方薬は、いろいろ有るようですが、虎骨(ここつ)が有名?です。特に虎の脛骨が賞用され、効能は鎮痛・精神安定・筋骨軟弱作用があり、中国国内の薬局でも製剤が売られたりしている。(本当に虎の骨がはいっているかかが不明ですが)また、伝染病のコレラにも有効だった?らしく、大阪の薬の本場である道修町の神農さんで有名な、少彦名(すくなひこな)神社のお札は江戸時代に流行ったコレラの退散目的の張り子の虎が使われています。中国医学では虎に限らず象や、極めつきは竜の骨まで使うのです。かの国では、飛行機と椅子以外はなんでも食べるし、何でも薬にしてしまうようです。