因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

因幡屋ぶろぐへようこそ!

2030-06-01 | お知らせ
 たくさんのサイトのなかから、この「因幡屋ぶろぐ」へようこそお越しくださいました。心より御礼申し上げます。このブログは、2005年5月に開設し、今年で17年を迎えました。もともとは劇評かわら版「因幡屋通信」が始まりで、「こちらのHPなどは?」と聞かれてブログ開設となった次第です。かわら版は年3回の発行ですし、紙面に限りがありますから、記載できる舞台はわずかです。ささやかながら日々の観劇記録を記し、 . . . 本文を読む
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2024年6月の観劇と俳句の予定

2024-06-09 | お知らせ
 九州地方が梅雨入りしました。雨が降ると劇場に運ぶ足も重くなりがちですが、迎える作り手の方々の気づかいや負荷はもっと大変なことでしょう。どちらも心身守られて、最初から最後まで無事に幕が開きますように。 *初夏の新派祭 公式サイトはこちら 三越劇場 一、久保田万太郎作 成瀬芳一演出『螢』・・・これまでの本作観劇の記録は、2003年冬の文学座勉強会(blog記事無し)、2016年夏 文学座自主公演、2 . . . 本文を読む
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朱の会Vol.7 愛の三重奏―朗読シリーズ~矢代静一 ―『宮城野』

2024-05-30 | 舞台
*公式サイトはこちら 阿佐谷/アートスペース・プロット(1,2,2',3,4,5,5',6,7,8,9,10)6月2日まで 回を重ねるごとに新鮮な刺激と深い安定感が増す朱の会が、山本周五郎『三年目』と小川未明『愛は不思議なもの』を茜組、藍組のダブルキャストで、矢代静一『宮城野』を主宰の神由紀子と高井康行で上演する。4日間毎日2回公演というハードなスケジュールだ。観劇した茜組の初日夜 . . . 本文を読む
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クニモリカンパニー 第1回公演『十二人の怒れる男』

2024-05-18 | 舞台
*レジナルド・ローズ作 額田やえ子訳(劇書房刊) 川口典成(ドナルカ・パッカーン/川口演出舞台のblog記事→1,2,3,4)演出 高田馬場プロトシアター 19日終了  本作(Wikipedia)は1954年のテレビドラマに始まり、ヘンリー・フォンダ主演の映画にリメイクされて、舞台作品としても繰り返し上演されている法廷劇、議論劇の傑作である。自分の初観劇は1983年の渋谷・パル . . . 本文を読む
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劇団民藝公演『オットーと呼ばれる日本人』

2024-05-17 | 舞台
*木下順二作 丹野郁弓演出 公式サイトはこちら 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 26日終了 劇団の初演は1962年の宇野重吉演出、同じく宇野演出で66年に再演、2000年には米倉斉加年の演出で三演を重ね、このたび24年ぶりに丹野郁弓が演出を担っての上演となった。押しも押されぬ劇団民藝の財産演目であり、半世紀を超えて取り組み続ける舞台に出会えたことは、観客として幸福であると思う。自分は . . . 本文を読む
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