狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

❺マッカーサーの置土産、悪徳商社、吉田茂のルーツ

2024-03-28 12:57:25 | 政治

 

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【随想】

【※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。偶々登場人物や出来事が類似していてもそれは偶然に過ぎない】

 

■事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。~ニチェ
 

昭和20年8月、マッカーサー元帥は、コーンパイプの魔の煙をまき散らしながら厚木飛行場に降り立った。

そこで戦後日本の「英雄」として登場するのが「大宰相」吉田茂である。

吉田はこう言い残している。

「戦争に負けて、外交で勝った歴史がある」。

外交官出身でGHQと英語の疎通ができるという触れ込みでマッカーサーに接近し、外相に就任したのは吉田茂であった。 𠮷田を見たマッカーサーは「これは使える」と考えた。吉田の親英米体質を見抜いたのだ。

■「GHQと対等に渡り合った男」

さて、沖縄の中学生たちが、マッカーサー元帥のコーンパイプの魔の煙に酔いしれて、敵の大将マッカーサーを尊敬の眼差しで仰ぎ見ていたころ、新たな日本の英雄がマスコミを賑わすようになった。

親英米主義者でイギリス大使を務めた𠮷田は戦時中、反戦主義者として投獄された。 ところがこの経歴がプラスに作用した。吉田はプライドだけを武器に、誰もが恐れた最高実力者マッカーサーと対等に渡り合う。少なくとも次のように報じられた。

《吉田茂の功績、これを端的に表現するならば、やはりGHQによる占領時代をたくみな戦略で乗り切り、戦後日本の復興に大きく貢献した。》

マッカーサーに入れ替わり、マスコミに登場した「名宰相」吉田茂の実像はどうだったか。

「GHQと対等に渡り合った男」と言われた吉田だが、本当の姿は逆で、外務大臣時代には内閣の人選について、いちいちマッカーサーGHQ最高司令官の意向を確かめていたことが分かっている。

そのおもねりぶりは首相に成ってからも変わらない。

もっとも吉田茂の英語はマッカーサーには通用せず、英国大使時代に知り合った遊学生白洲次郎を側近にしたのは通訳代わりにしたからだ。(ロンドンでは乞食でもキングスイングリッシュを使う)

𠮷田はマッカーサーの失脚後も、GHQ幹部へのおもねりは変わっていない。

マッカーサーの帰任後、実質№1の実力者となったGHQのG2部長(諜報部長)のウイロビーの元に足繁く通っていた。但し、本人もそれが後ろ暗く、他の日本人には見せられない行動と十分に分かっていたようで、ウイロビーが暮らす帝国ホテル部屋を訪ねるときはホテルのエレベーターを使わず、非常階段を人知れず上がってウイロビーにお伺いを立ててていた。「名宰相」が、聞いてあきれる情けない話である。

さて、マッカーサーの帰任後、「マッカーサーの置土産」を受け継いだのは一体誰だったのか。

マッカーサーの虎の威を借りて、官僚政治の派閥造りを目論んでいたのが吉田茂である。

その前に、先ず戦後日本の政党の歴史を洗ってみよう。

日本の戦後保守政党は、官僚の吉田茂率いる日本自由党、と戦前からの党人派政治家鳩山一郎(宇宙人由紀夫元首相の祖父)率いる民主党が対立していた。

この2大保守党に加えて、マッカーサーの「公職追放」の「言論の自由」の波に便乗して国民の人気を得たのが日本社会党である。

日本社会党とは労働組合と共産党が合体した革命党であり、日本をソ連のような革命による、共産化を目論んでいた。

そして1955年、これまで水と油のように対立していた吉田の自由党と鳩山の民主党が共闘を開始する。

保守合同、55年体制である。

つまり共産主義の日本社会党に日本革命を許すくらいなら、保守合同がまだ益しと考えた。

さて、ここで吉田茂について驚天動地の物語を披露せねばならない。

■吉田家のルーツは商社マン

外交官出身で、政治的人脈を持たない吉田茂のルーツが商社マンと聞くと、意外に思う人が多いだろう。

世に「悪徳」と名の付く職業は数多ある。遠くは「ベニスの商人」の悪徳金貸し、さらに「悪徳弁護士」「悪徳医師」「悪徳不動産屋」や「悪徳代官」等々枚挙にいとまがない。

だが、吉田茂の先祖ほど「悪徳」の名が相応しい商社が実在するとは聞いたことがない。

では「悪徳」の名が相応しい商社の名とは、だれか。

「アヘン戦争」を中国に仕掛け、その代価として香港・上海を「植民地」として強奪した悪徳商社・ジャーデン・マテソンのことだ。

「泥棒にも三分の理」といわれるが、縄張りを主張するヤクザも「氷」「おしぼり」等一応形のある者を売りつけた。ところが悪徳商社・ジャーデン・マテソンは売りつけたアヘンが相手の健康を蝕むのだから、これ以上の悪徳はない。

では、教科書で習ったアヘン戦戦争の概略を述べてみよう。

 

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