古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

神さまは雲のなか  宇野千代

2024-05-12 03:51:30 | 本の紹介
ハルキ文庫   1997年

ぼくは50を過ぎたが、宇野さんも50を

過ぎて初めて作家として、作品について考

えたらしい。

宇野さんはカネの為に書いていて、カネの

為なら、他に稼ぐ方法があると思って。着物

やら、雑誌やらに手を出して、失敗したらしい。

数々の男遍歴があり、今でいう、ビッチだった

んじゃないかと思うが、直ぐ男を乗り換える

らしいんだね。そのせいで、男好きだの、尻軽

だの言われるハメになるわけだ。

この本だが、谷崎潤一郎、小林秀雄などの文筆

家の男の部、三宅やす子と三宅艶子や中里恒子

の女の部に分け、それぞれに対して、交流の

あったことを書き綴っている。

実際にあって、話したりしているので、やはり

実感が籠っていて、面白い。やはり長生きとい

うことで生命力に溢れた人だったのだろう。



































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