ご存じのように私は本好きです。

外出していても少しでも時間があると、鞄から取り出しては読んでいます。

 

昔は電車でもほとんどの方が本を読んでいました。今はスマホをみている方が圧倒的多数ですが……

 

今回はこんな本はいかがでしょう。

 

 

『読む時間』（アンドレ・ケルテス、創元社）

 

アンドレ・ケルテス（1894～1985）は、20世紀の著名な写真家。

本書は、1915年から1970年まで世界のあちこちの「読む」人々を撮影したモノクロの写真集です。

 

道端で、公園で、図書室で、電車で、古書店で、非常階段で、窓際で、ベッドの上で……東京や京都で撮影されたものもあります。

 

巧みな構図で、俯瞰する視点、光と影のコントラスト……ケルテスらしい詩情溢れた作品の数々。「読む」という孤独な行為の力と喜びを見事に表現しています。

 

日本版の巻頭に谷川俊太郎氏の「読むこと」という書下ろしの詩が収録されていますが、これがまた素敵です。

 

「読む」ことに興味のある方はもちろん、普段「読む」ことなどしない方にも是非おすすめしたい一冊です。

 

 

 

 

 

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