定年後60代にとって趣味は必要か、大切か
高校の同級生たちが出演するライブには、何回も行っています。メンバーの中に、中学から親しくしてきた友達がいるからです。
この女友達が、若く見えるのですよ。びっくりするほど。まわりの男子もその年齢には見えない若々しさ。
訪れる同級生のほうも、増えてきました。定年を迎え、時間的な余裕ができてきたのかもしれません。
顔見知りばかりなので、「僕はまだ若いでーー」「腹は出とるよーー」と叫ぶ人もいるなど、お洒落な会場であっても和気あいあいと盛り上がります。

毎回思うのが、それぞれ別の大学へすすんだあとも、こうして一つの趣味で数十年も繋がっていられるのが素敵だということ。
聴く方も楽しかったですが、何より本人たちが楽しそうでしたから。
そしてみんな、若い。若々しいというより、若い。定年したあとも働いている人が多いから、というのもあるでしょうが、それだけが理由じゃないと感じました。
見た目や身のこなしだけじゃなく、考え方が若いのです。
仕事上のトラブルも、介護も、病気も、それぞれが乗り越えてきているはず。私のようにまだ続きがある人も。
それでも、彼ら彼女らが若々しいのは、仕事や家庭以外で楽しめる場所がずっとあったからでしょう。
「なんとかなってきたし、今もこれからもなんとかする」と言えるのがいい。
60代にとっての趣味は、自分をいきいきさせるのに欠かせないものだと、あらためて思いました。
定年後、60代の趣味選びの現実
家の中でも外でも、楽しめることがある。
一人でも楽しめることがあるし、誰かと一緒に楽しめることもある。
そのような趣味は、定年してからの暮らしを豊かにする大切なツールになっていくのは確かです。脳トレになったり筋トレになったりすることもあるでしょう。
ただし、楽しいだけでは、60代の趣味は続かないもの。若い頃と同じようには趣味を選べない場合もあります。
60代の趣味選びでは、自分の体力に合わせて探す必要があるからです。
現実的なことを言うなら、経済的な余裕もないと続かない。
でも、まだ60代のうちなら、体力面と経済面のバランスを取りながら、健康維持も目的にした趣味は続けられる。若々しい同級生達を見ていてしみじみ思いました。
フットワークを軽くしておく。まずはやってみる。これも趣味選びでは大切ではないでしょうか。
同じくらい大切なのが、人とうまく付き合っていくことでしょう。
昨年の記事が、今も検索で多くの方に読まれています。未読の方はぜひご覧ください。
おわりに
子供が独立してやっと自分の時間ができると思った頃に介護が始まったという、私のような方もいらっしゃると思います。
持病もあって、なかなか一歩が踏み出せないという人も。
でも、できることはきっとあるはず。もし合わなかったらさっとやめて、次を探してもいい。はじめてみないと分からないと思うのです。
リウマチの調子が悪い今、つい悲観的になりがちだったので、同級生のことを思い出して更新しました。
小さなストレスが溜まりがちだからこそ、日常を離れて没頭できる趣味を持ちたいですね。私も今の自分に楽しめることを、ボチボチと続けていきたいです。


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