いいお天気だというのに、先日から関節リウマチの症状が出ていて指が腫れています。今日は痛いからこそ思い出したことを書きました。
病気だとわかるまで
リウマチ(関節リウマチ)を発病したのは40代半ばで、治療をはじめて約15年になります。じつは病名が確定するまでは、時間がかかりました。
なぜなら、私が逃げ続けて、診察や治療をちゃんと受けなかったからです。市販の痛み止めを飲んでしのいだり、整形外科にいっても痛みと腫れ以外の症状(強い倦怠感)を伝えなかったり。
この頃はもう、結婚してから再開していたピアノは弾けなくなっていました。
今なら、診察をちゃんと受けずに逃げていたことを、なんてバカなの!と分かりますが、当時は気づきませんでした。
また、時間が経てば治るのではないかという淡い期待も持ち続けていました。
「元気だけが取り柄の私が病気になるはずがない。もしそうなら、息子のことはどうするの」という思いからでした。
亡くなった息子には重い知的障害がありました。息子と私の病気について書きはじめた最初のブログがこちらです。
別ブログ「家も自分も好きになる暮らし」きちんと治療をうけなかったもうひとつの理由
自閉症の息子はその当時、養護学校の高等部を出て施設に通いはじめたばかり。送迎もあったし、発作を含めた体調の管理もしなければなりませんでした。
娘は受験生、夫は7時出社23時帰宅が当たり前の、サラリーマンとしてもっとも忙しかった頃でした。
夫が終電に間に合わず、娘を塾に迎えに行ってから息子の見守りを頼み、車で夫を迎えに行くこともありました。
家族を少しでも支えたかったし、昼間の開いた時間は大好きなエアロビクスに通うこともやめられませんでした。症状が出はじめていた身体をどうやって動かしていたのかと呆れますが、やめられませんでした。
ただただその場しのぎで奔走し、現実から目を背けていたのです。
「最近怠さがとれない、指の関節の腫れも痛みもおさまらない」と思ってはいたものの、そのうち治るだろうと生活を変えず、きちんと治療を受けることを避け続けました。本当に愚かでした。
こんな記事も書いています。未読の方はぜひご覧ください。
痛みで家事ができなくなり治療開始、15年経過、おかげさまで元気になりました
包丁もハサミも痛みで使えない、運転も危なっかしい、絶えず怠い。
そうなってはじめてきちんと診察を受け、検査後すぐに専門医のいる総合病院を紹介されたのでした。愚かだったし、事故でも起していたらと思うと恐ろしいです。
幸い合う薬が見つかり、1年半後には寛解状態に近いところまで回復しました。
諦めたことは沢山あるものの、ほぼ、普通の暮らしができるまでになっています。
2020年に手術をしたあとも、同病の人たちの様子に励まされながらここまできて、一日を無事に過ごすことができています。
ゆっくりペースでも家事をこなせているし、このように早朝からPCを開けてキーを打つこともできています。
出来なくなったことは多いけれど、まだまだ出来ていることの方が多い。
病気になって気づけたことがたくさんあるので、それを無駄にしないように暮らしていきます。肺の病気のほうも、暗く受け止めずにいたいです。
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