金銭感覚があまりにも違うと、しんどいです。夫婦の、としたけれど、子供が相手でも友達が相手でも同じ。
というより、金銭感覚が近いからうまく付き合えている。それに、たとえ価値観が多少違っても、相手を思う気持ちがあれば続くのね…ということを、久しぶりにみたドラマで思いました。
親のためにお金を差し出せるか
ケンジ:「お金ってさ、大事な人のために使うなら価値は何倍にもなるんだよ」
シロさん:「そうだな。俺は今までどおり、ある金でやってくだけだな」
『きのう何食べた?特別編』のなかの、主人公二人の言葉です。
年老いた両親に毎月仕送りすべきかどうか、シロさんが悩んでいたときのやり取りでした。
親のためにスッとお金を差し出せるだろうか。夫は、主人公と同じ状況ならきっとできたと思いますが、私は自分の家庭優先にしてしまうかも。それでも、最終的には夫の意見に合わせます。
ところでみなさんは、はじめからこのドラマをご覧になっていましたか?私は知らなくて、あとからAmazonプライムで視聴しました。
テーマはふつうのホームドラマと同じで、家族と愛が中心。
タイトルどおり食べ物の話が毎回出てきますが、お金に対する主人公二人の価値観の違いも描かれることが多いです。
価値あるお金と時間の使い方って?
じつは私、初めはこのドラマにさほど期待していませんでした。おすすめで上がってきたのを、どんな番組かよく知らないまま視聴したのです。
ところがすぐに、共感したり考えさせられたりする場面が多いことに気付きました。
とくにお金の使い方にまつわるエピソードでは、心が揺さぶられ、ウルウルしながら視聴した回もあります。
堅実なシロさんが、おおらかで大雑把なところのあるケンジをうまく導きながら家計運営するさまは、どこまでも優しくて感動するのですよ。
感動するいっぽうで、私にはこんなに優しく出来ないと思ってしまうときもありました。
年齢を重ねるほどに変わる、価値あるお金の使い方とは
長く続いているドラマですが、”老い”がこれまでのテーマに加わるようになってからは、なおさら感情移入しやすくなりました。
私もまだ夢を追いかけたい気持ちは消えていないけれど、老いてもそれができるのはごく一部の人だと思っているので、主人公2人のどちらにも共感するのです。
「食パンってさ、いちどレベル上げると落とせないんだよな」 。シロさんは別の回で、たしかこんなことも言っていました。
シロさんはお金をかけて味わいたい食べ物と、特売でしか買わない食べ物とを、きちんと分けているのです。これも、互いの老後を見据えて節約するため。
「私には、お金をかけるべきこととそうでないことを、ちゃんと分けて考えられているかな」と、ハッとしました。
その後すっかりはまり、劇場版のも映画館へ観に行きました。このときも考えさせられることが多く、素直に感動しました。
(ドラマを見ながらとったメモ。過去記事に加筆をして更新しています)
だれとでも、金銭感覚の違いは多少なりともあるもの。
私はシロさんたちのように優しくないけれど、関係を壊したくはないので、自分の意見を押し通すことはありません。そしてたぶんこれはお互い様。
譲り合う。いたって普通ですが、金銭感覚の違いをうめるには、これをくり返していくのみだと思っています。生活していくわけですから。打算的?でもいいのよこれで。
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